ナシゴレンと、ややこしい事

昼ごろに暇ができて、たまたま静岡駅にいたので、昨日見て気になっていた「東京ナシゴレン」というお店に入った。
駅の構内にあるお店で、別に東京発のチェーンというわけでもないようだ。
ランチセットはスープとナシゴレン(フライド・ココナッツ入りを選択した)とデザートとコーヒー。
ナシゴレンは、まあ普通に美味しい味。
個人的には外国人のやっているエスニック料理店のような、癖のある味のほうが異国情緒があって嬉しいのだが、お年寄りや"普通のご飯”を食べたい人には良さそう。
コーヒーがベトナムで飲んだような濃厚な(粉っぽい、ともいう)味で、なかなか良かった。


同じ駅の中にある「カルディコーヒーファーム」で、昨日からの懸案となっている「ムーミンママのシナモンブレッド」について聞く。
今日は商品画像も用意してある。
店員さんに見せたら「これ人気があって品切れなんです。次の入荷予定もわかりません」との事だった。
仕方がないので北欧っぽいシナモンクッキーを買った。







夕食前に、駅前の交番から電話があった。「ちょっと聞きたいことがあるから来てくれ」という。
全く何のことだかわからないが、とにかく行く。



交番には警察官が待っていて、「昨日、駐車場で何をしていたのか」を細かく聞かれた。
確かに、お巡りさんの指摘する駐車場を使ったし、その様子が防犯カメラに写っている。ジムの入退出記録もある。
しかし「何かやっただろう」と言われても覚えがない。ぼんやり何も考えずにジムと車の間を歩いていただけ。何時何分に出入りしたのかも、正確なところは知らない。
何かが駐車場であったようだが(例えば車上荒しとかイタズラとか)、詳しいことは教えてくれない。
おそらく、きちんと話すと、調書とか正式な(ややこしい)手続きになるのだと思う。交番では済まなくなる雰囲気だった。
その時間帯に防犯カメラに写っていて、駐車場(ナンバーを撮影している)やジムに行った人に「任意の聞き込み」をしている様子だった。
「協力お願いします」との事で、車の中も調べることになった。折りたたみ自転車の整備用に六角レンチやドライバーを積んだままなのを見咎められて「こういう物を用も無しに持ち歩いてはいけない」と諭された。
かばんの中も見せた。昨年の旅行からずっと、折りたたみ式のマルチ・プライヤー(安物。ハンドル部にハサミやヤスリが付いている)と、4cm程の超小型カッターナイフ(無印良品で買った。なかなか便利)が入ったままだった。これも注意された。スイス・アーミーナイフを持っていなくて助かった。
さらにカメラの事も聞かれた。何を撮るのか質問されて「食事とか...」と答えたら、ちょっと変な顔をされた。まずかったらしい。風景とか花と言っておけば良かった。
そして念のために持ち歩いている常備薬(心療内科で貰ったもの)の事も説明した。これも心証を悪くしたと思う。
ともあれ、質問に全部答えて、探している証拠物件も見つからず、無罪放免となった。
「ご協力ありがとうございます」との事。





別に後ろめたい生活を送っている訳ではないけれど、こういう事情聴取(?)は堪える。
よく学生運動家の回顧録等で「一晩中取り調べを受けたが黙秘した」などとあるが、僕には無理だ。あの雰囲気なら、何もしていなくても「もしかして自分が悪いのかも」と悪い方に考えてしまう。
求職中なうえ心療内科への通院もしていて、おまけにぼんやりふらふらと暮らしているのだ。自分に自信が無い、という部分は多少ある。
両親には要らぬ心配をかけてしまった。
害意を溜め込んで挙動不審に生きているつもりはない。しかし、もう少し清廉潔白な(交番に呼び出しを受けないような)暮らしをしたい。漠然とだが、ちょっと自省している。
警察の人も大変だと思う。もっとややこしい事態は毎日あるのだろう。




とにかく疲れて、なんだかみぞおちの辺りがきゅっと締まった感じがする。家に着いてご飯を食べても、まだ気持ちが悪い。
「こんな時は煙草を吸うと楽なのかな」と、ふと思った。





 

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