夜中に雪が降ったようだ。
朝に少し遠くの山を見たら、うっすらと白くなっていた。庭の土は濡れていて、近くの山には雪は見えない。
静岡中部地方の平地はとても温暖で、一年に一度も降雪が無いことも当たり前。だから、とても珍しい出来事。
富士山以外の雪を見たのは本当に久しぶり。
しかし庭先の瓶(金魚を飼っている)は凍っていなかった。まだ冬になってから2回しか氷を見ていない。
外に放り出してある多肉植物はすくすく育っている。それくらい暖かいので、厚着をする機会が無い。
とはいえ今日は昼間の外気温が7℃と、かなり冷え込んだ。
いちばん厚い上着と、手袋をして出かけた。
静岡の中心街を彷徨い、マリアサンクのケーキ(柚子のケーキ)とお茶(ジンジャーティー)で温まり、書店で探し物をして過ごした。
ちょっと自転車での散歩には寒いが、のんびり移動する分には支障はない。
ほとんど休日のような一日だった。
今日読んだ本。短篇集。
表題作の「冷たい方程式」の印象が強い。普段読んでいるSF小説は、たいてい科学的トンチ(冴えたやり方)を利かせて絶望的な状況を回避する。この作品は、タイトル通りの結末だった。短い話だが、名作といわれるだけある。