講習と実用書

役所の主催するセミナーに行った。
会社員の頃から、この種の講習には何度も参加しているが、話を聞いて何か自分に大転換がある訳ではない。というか、配布資料を読めば概ね用が済んでしまう。
「この講師の人はいいなあ。好きなように2時間しゃべって給料を貰えるなんて羨ましい」と、ふと思ったりする。
何やら話の内容が、だんだん自慢話になって(いくつの企業に天下りしたか、とか)、本筋から外れても、それほど驚かない。
でもなにしろ暇人なので、行って損はしていないと思う。



ものすごく久しぶりに、新書の実用書を買った。ブックオフで105円。
特に冬になってから、毎朝が眠くて仕方がないうえに、真夜中に目が覚めたりするのだ。寝るための薬は処方してもらえるけれど、覚醒する薬は手に入らない。
読んで、何か得るものがあれば良いのだが。




今日は暖かな日だった。
午後は、家族から頼まれて、静岡の街へ買い物に行った。
交差点の地下通路を歩いている時に「すいません、ここはどこですか」と聞かれた。
ちょうど交差点の真ん中辺りにいたので、何処とも言えずに戸惑ってしまった。相手をよく見たら白杖を持った老婦人。
この交差点(ペガサートや電電ビルのあるところ)で道を聞かれたのは人生で3度目。外国人観光客と、県外からの人と、今回の盲目のおばあさん。
僕には慣れた道だけれど、迷いやすいのかもしれない。
とりあえず、目的地を聞いたところ「ドン・キホーテ」と言う。ちょっと似合わない気がするが、とにかく案内する。
口で説明しても上手くいきそうにないし、とにかく暇だけはある。
盲人の人をエスコートする際はどちらに立つのかは何かで習った気がするけれど、すっかり忘れた。
しかし相手が、さっと僕の左腕に手を添えてくれたから、案内するのは難しくなかった。
ドン・キホーテ」まで行ったら、すぐ近くのホテルに用があるというので、ロビーまで一緒に行くことにした。「ドン・キホーテ」は目印だったようだ。
ホテルの人が来たので後は任せることにして、さよならを言って別れた(飴を貰った)。
せっかくなので「ドン・キホーテ」で変なビーフジャーキーを買った。
善行をした、という気分よりも、普段は行かない「ドン・キホーテ」で買い物をしたことが楽しかった。
それと、貰った飴がものすごく美味しい。
たぶん外国製。チョコレート味なのだが、普通のチョコよりも濃厚で、飴の先入観を覆す品だった。銀色の素っ気ない包装なのでメーカーがわからないのが惜しい。



 

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