庭の木の根本に、小鳥の雛がいた。
見上げたところに巣があった。落ちてしまったらしい。
まだ元気だったが、雨に濡れていた。
急いで体を拭いて、こっそり巣に戻した。
すぐに落ち着いて、他の雛と見分けがつかなくなってしまった。
本来は自然に任せるものかもしれないけれども、拾ってしまった生き物を手の中で放っておくのも気が進まない。
同じ瀕死の生物でも、虫の類なら放置しただろう。
今日のところは、可愛い見た目も生存競争の原動力と考えることにした。なかなか難しい問題ではある。




書店で新刊を数冊買った。
学生時代に本代に苦労していた時期からの習慣で、本屋で数千円を一度に使うのには抵抗がある。文庫本や漫画よりも高価な本は、買うときに考えてしまう。
今日は予想より多い金額になったので、レジ前でびっくりした。
お財布には現金があるのに、思わずカードで買ってしまった。
支払額は同じなのに、おかしな事をしてしまった。
「お財布を使いこなせるならば貯金箱はいらない」という言葉を思い出した。
僕も出来ることならば、銀行口座やクレジットカードといったややこしいシステムには頼らずに、財布だけで暮らしてみたい。



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