もつにら

お盆だが出勤。
夕食は外で食べた。

家で何か作るのも面倒だし、ここしばらく体力不足な感じだったので、スタミナをつけようと(←古い)、近所の小汚い中華料理店に入った。

ここは『とんてき』が売りのお店。
でも他のメニューもちゃんとあるし、チャーハンやラーメンを食べているお客さんも多い。
安くて、量が多いので、夕方から夜にかけてはわりと賑わっている。

 

疲れたとき、元気が無いときは『レバニラ炒め』が食べたくなる。
特定の食品に効能を求めることは好きではないのだけれど、なんとなく一人暮らしをはじめたころから『レバニラ』イコール『スタミナ』ということにしている。

今日も『レバニラ炒め』を探してみたが、残念ながらメニューに載っていなかった。
かわりに『もつにら定食』という品目を発見したので、注文してみた。

『もつにら』というのは、なんだろうか。
お店のおばさんは『もっつにら』と発音していた。
『モッツァレラ・チーズ』がでてきたら面白いが、たぶん違うだろう。
ともあれ、初めて注文する料理というのは、とてもわくわくする。

しばらくして判明した『もつにら』とは、いわゆる『レバニラ』の事だった。
レバーとニラを、ソース味で炒め煮にしてある。そして、練り芥子が添えてある。
ほとんど『レバニラ炒め』と同じだった。

 

そういえば、レバーのことを『もつ』と言う地方があると聞いたことがある。
ならば『もつにら』という呼称も納得がいく。

 

名前はともかく、美味しかった。
材料はありふれたものだが、家では作れない(作らない)味。
次は別のものも食べてみたい、と思った。

 


 

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