夏至と味噌餡

夏至
それほど実感は無いけれど、地球が天体であることを考える日、だと思う。ただの知識である、地球が太陽の惑星で傾きながら楕円軌道を巡ること、それをわざわざ考える日だ。

といっても別に昨日の「昼間の時間」なんて覚えていない。たぶん明後日に「夏至ですよ」と言われたら納得する。

 

さてそんな夏至に食べたもの。
やや季節外れの柏餅。

柏餅は味噌餡に限る。たぶん毎年書いている。
これは完全につまらない理由で、他の餅菓子では味噌餡になかなか出会えないから、それだけだ。
京都にでも住んでいれば和菓子のバリエーションも多いだろう。しかし静岡県の中途半端な田舎にはそういうものは基本的に存在しない。
近畿圏で貴族や神主や坊主が文化を花開かせていた時、僕の住むこの土地は沼と山ばかりだった。戦国時代には通路みたいに扱われ、江戸時代になってようやく東海道として宿場町文化が発達したものの、どうにも“わかりやすい文化的な厚み”が足りない感は否めない。きちんと調べると面白い土地なのだが、お菓子に関しては本当に“薄い”と思う。

まあいいや、とにかく味噌餡の柏餅を食べたから、今日は良い日。
ところで柏餅って昔に比べて小さくなった気がしませんか?柏の葉が小型化しているわけではないと思うから、単に気のせいだと思うのだけれど、それにしても子供時代の印象と違う。小さな葉を使って、やや小さめの餅菓子に仕立てている可能性を疑っている。日本経済が本当に復活した時、柏餅もあの懐かしい昭和サイズに戻るはず、そう信じている。

 

 

国産米使用 上新粉200g×3袋

国産米使用 上新粉200g×3袋

 

 

図書館の思い出「 岐阜県立中央図書館 みんなの森メディアコスモス 」

先週末に訪れた岐阜の県立図書館について書こう。
友人に誘われて行ってみたのだが、想像以上に素晴らしい図書館だった。いや、メディアコスモスを名乗るだけあって、図書館以上の何かができていた。

一言で言えば「近所に欲しい」、別の言い方をすれば「岐阜市民がうらやましい」です。

 

 

少し前の表現ならば「図書館2.0」だろうか。
1階は広い共用スペース、ギャラリーやミーティング用の部屋もたくさん、ローソンが建物内に、そしてスターバックス・コーヒーが建物にくっついている*1
自由に使えるテーブルやベンチがあちこちにあって、1階は飲食可能エリアがほとんどなので、思い思いに勉強や読書をしている。
真ん中にガラス張りの書庫がある。ここは2階からしか降りることができない。ちょっと古い本や資料があって、半閉架というのか、調べ物のための開架となっている。さらに2.5階には閉架がある。

2階は図書館エリア。
基本的に円と曲線で構成されている。本棚は低く、そして全体に円弧を描く。カテゴリ表示が適切で、しかもあちこちに案内表示(クールなプラスチック製でかっこいい)があり、複雑なつくりなのに迷わない。むしろ、角が無いつくりが人の動きを循環させるのか、無目的に延々と本棚の周りを歩いてしまう。僕はほとんど読書はしなかったけれど、2時間は探検できた。

 

「建築」で日本を変える (集英社新書)
 

 

 

この格好良いドーム状の構造物が2階のあちこちにある。
少しずつデザインとサイズが異なる。それぞれの下には、貸し出しカウンターやイベントスペース、子供用やヤングアダルト用のスペースやエリアがある。広い床に贅沢な低い本棚があり、そしてどこからでもこれらのドームを目指すことが可能だ。だから、本の森を迷うこともできるし、目的の本や場所に素早く辿り着くこともできる。明るくて広い図書館は今では珍しくないけれど、きちんと使いやすさに繋がっているところは本当に感心した。よくできた自然公園のようだ。

それから2階のあちこちにやはりフリースペースがある。予約して小会議や読書会が開ける部屋もあれば、ただ靴を脱いで過ごす絨毯張りの部屋もある。
靴を脱ぐ部屋はドアもなく大きく開けていて、そして子供限定の場所となっている。読書に飽きても、あるいは読書に興味が無くとも、ここで自分の好きな運動などをして過ごせる。実際に少林寺の「型」を練習している子供がいた。

ヤングアダルトのエリアは、中高生向けの本があるだけではなくて、席も彼ら専用。無駄な席取りができないようになっていて、宿題や調べ物をする彼らが他の利用者と区分けされている。
若者の心の叫びを投稿するポストと、図書館員の回答も張り出されていて楽しい。なかなかレベルの高い回答だった。

 

世界の美しい図書館

世界の美しい図書館

 

 

ちびっ子向けスペースも面白い。巨大な猫ちぐらみたいな場所に入って本を読む親子、丸い椅子でのんびりする幼児、小さな椅子もたくさん用意されていた。

 

図書館 愛書家の楽園[新装版]

図書館 愛書家の楽園[新装版]

 

 

これだけ広く、そして人も多いのに、全体として静かな印象がある。緊張する静けさではない。実際には子供が大きな声を出すし、普通の声量で会話することも当たり前だ。でも、マナー違反で周囲に迷惑をかける使い方をしている人は記憶に残っていない。大きな公共施設には必ずいる、「ちょっと迷惑な人」が皆無だった。高校生ですら、大人しく読書をしていた。

図書館としての基本、選書も良かった。自分の知っている分野に限れば、「それは違うだろう」という本はひとつもない。嬉しくなる選択、ピックアップはたくさんあった。
A41枚程度の各種案内も気が利いている。残念なお役所仕事の匂いがしない。これも珍しいと思う。

あちこち歩き回って気付いたのだけれど、この建物、あらゆる場所にベンチがある。ベンチが無くても、ちょっと座る場所が設えてある。そして実際、その場所が利用されている。バルコニーなど、ちょっとした余白のエリアも多くて落ち着く。

書いているときりがない。
外観も良いし、さらにいうと隣の洋食屋さんも素敵だった。
岐阜県在住の人は行くといいです。
岐阜県に隣接している県でも、何かのついでに寄ると幸せになれるでしょう。車で少し走れば素敵な商店街もある。日本有数の淡水魚水族館「アクア・トト ぎふ」や、いつか行きたい「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」も近い。

良い場所でした。

みんなの森 ぎふメディアコスモス - ´Minna no Mori’ Gifu Media Cosmos

 

お題「もう一度行きたい場所」

*1:スターバックスと図書館。悪名高き“武雄市TSUTAYA図書館を思い出させるが、ここは大違い。スタバの品も含め飲食物は1階のみOK、2階は乳幼児のための蓋があるものだけ許可されている。そもそも本の質が違う。

うっかり買いそうだった。

今のところ、読んだことを忘れた本は無い。
正確には、読んだことを忘れて購入した本は無い、と思っている。
うっかり買ってしまい、後で「これ読んだー」と悔しく思う、そんな経験は記憶していない。

図書館で借りる本はどうだろう。
やっぱり無いと思う。書店ではほとんど立ち読みをしないが図書館では必ず少し読むから、既読本で借りるのならばそれは読み返したい時だ。


そんな自分だが、今日は、誰かが新刊文庫本の棚に差していった古い巻を買いそうになった。
その時はレジで店員さんが教えてくれて事なきを得た。新刊が売り切れの状態で、何者かが悪戯で置いた(あるいは戻すのが面倒で適当に差し込んだ)本を手に取ってしまったのだ。今日の売れ筋がその新刊だったからレジでも判明したのだろう。本当は早く読みたかったのだけれども、数日後に再入荷するというのでその店で予約した。それくらいに“気の利いた”店員さんの行動だった。ありがたい。

 

書店員の仕事

書店員の仕事

 

 

それにしても、仕事帰りの本屋は、本当に久しぶり。
仕事のほうで大きなトラブルがあって*1気分が全然落ち着かなくて、そういう時は書店に行くのが心身に良い。特効薬ではないけれど、穏やかに気持ちの切り替えができる。
特に買うべき本が無くとも、自分の巡回コースで棚を歩き、なんとなく冒険して普段は読まない「ちくま文庫」か「岩波文庫」を買って*2そして夕食時間で空いているスターバックスコーヒーで普通のコーヒーを飲む。はっきり言って無駄遣いで、精神の安定に無駄な出費をするなんて愚の骨頂なのだけれど、それでもまあ、仕方がないかな、と思う。
聖人君子じゃないのだから書店での無駄遣いくらいは許して欲しい。

 

 

そんなわけで今日もなんとなく「楽しかった週末」については書かずじまい。しかし本といえばやはり岐阜の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」は最高だった。書きたくてむずむずしている。

 

*1:えーと、同僚かつ先輩のヒトが「気の合わない管理職との会議・議論を避けまくる」のです。自分のやりたい仕事を進める。で、それを悪いことだとは思っていないのです、むしろ会社存続のための必要悪だと嘯くのです。なんのこっちゃですよ。

*2:今日は失敗した。タイトルが面白く、内容が独り善がりな本でした

お見舞いとかお土産とか

昨日までの楽しい三重訪問について書こうと思っていたのだけれど*1、大阪では友人が軽めの被災をして、仕事で関わりのある大阪の会社は今日は業務停止で、職場ではまた別のトラブルが発生していて、なんとなく楽しいことを書く気分ではない。というわけでそれらは後日に書く、と思う。

 

良かったことを書こう。
お土産に購入した「安永餅」が美味しい。
同じ三重県四日市で売られている「長餅」とはちょっと違ってどちらも素晴らしい。餅が甘くないところがお土産菓子としては珍しいし、立派だ。甘くすれば容易に柔らかくできるし、そしてその柔らかい期間を延ばせる。しかし「甘くない餅と甘い餡」の組み合わせを楽しめない。「安永餅」も「長餅」も賞味期限が短いところが、さすが餅菓子の国、三重である。

そしてこの永安餅、職場で配って高評価だった。
次からもこれにしてくれ、と頼まれた。
しかし僕が三重県を訪れる時は、関宿の銘菓「関の戸」を買うことも多いから、約束はできない。関の戸はお土産菓子なのにお茶の先生が「また買ってきて」とリクエストしたので、やっぱり高評価なのだ。実際に美味しいし。
実は関の戸も購入済み。といってもこれは会社では配らない。自分や友人用。
関の戸、季節限定の味も悪くない。特に緑茶の味は好きだ。
でもその限定版は、パッケージがどんどん酷くなっている。「三重観光キャンペーン」の悪趣味なマークが印刷済み*2で、しかも「みえフードイノベーション商品」とか「三重県×深川屋×茶気茶気」とか太いゴシック体で配されている。「箱だけ昔のものに替えてください」と注文できたら良いのだけれど。コンパクトで落ち着いたパッケージが台無しである。田舎っぽい仕事だなあ、と購入時から今まで5回くらいは思ったし、今後もそう考えるだろう。ああ田舎っぽい。

 

村上春樹「かえるくん、東京を救う」英訳完全読解

村上春樹「かえるくん、東京を救う」英訳完全読解

 
かえるくん、東京を救う (HARUKI MURAKAMI 9 STORIES)

かえるくん、東京を救う (HARUKI MURAKAMI 9 STORIES)

 

 

では寝ます。
旅行の翌日から働いて、そんなに自覚的な疲労は無いのだけれど、そういう時こそまずは節制と休養。若くないので、余裕がある時にこそ休む。

 

 

*1:今回は岐阜にも行った。岐阜市、楽しかったー

*2:以前はシールだった。「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」ってTwitterの“名古屋に奪われた三重名物ネタ”みたいなノリは恥ずかしい。そういうものは「実際に県外で有名な三重発祥の品」にのみ貼ればいい。

帰ってきたぞ 三重県周遊-菰野町と四日市-

というわけで三重県から帰ってきました。
明日から仕事だから、夕食前には家に到着するように早めに三重を発つ。ほとんど渋滞もなく、途中の「御在所サービスエリア」で赤福氷を食べた以外は休憩もほとんどせずに家まで戻ってきた。

もう、お風呂も入り、荷も片付け、こうしてのんびり日記を書くだけの時間となっている。

会った皆さん、ありがとう。
7月にはまた遊びに行きたい。

 

 

 

Snugでは素敵な「しみじみごはん」を食べてきた。
味付けがひとつずつ工夫されていて、おかずを食べながら感心してしまう。それも、がつんと強い味ではなくて、香辛料やお酢や出汁の違いを楽しむようになっている。
三重に住んでいた時は本当にこの「しみじみごはん」が「日常の小さな楽しみ」だった。
実はSnugのごはんメニューでは、カレー、パンとスープ、といった他の美味しいものもあるのだけれど(オムライスも好き)、なにしろ年に数回の訪問だから、つい一番好きな「しみじみごはん」を選んでしまう。

 

三重のスロー食堂2 (PASTONAGI)

三重のスロー食堂2 (PASTONAGI)

 
三重のスロー食堂―NAGIがセレクトした食事どころ82店 (PASTO NAGI)
 

 

 

Sido boulangerieも久しぶりの訪問。午前中の混雑する時刻もまた久しぶり。ぱりぱりと音がするパンを買う喜び。車の中が良い香りに包まれる。
高級な無塩バターをさっぱりした小さなパンに挟んだだけの品が好物。これはもう、保冷庫が無ければすぐに食べなければならない。バターがどんどん柔らかくなっていく。健康には悪いだろうが、しかしこういう“小さなバターのかけら”を楽しむためにこそ健康があるのだと僕は考えている。極論すると、バターのために健康を用意するべきなのだ、僕達は。

 

文豪と暮らし~彼らが愛した物・食・場所~

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文豪の食彩ビジュアルBOOK (にちぶんMOOK)

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Sidoに行ったら自動的にすぐ近くの「メリーゴーランド」にも寄る。これはもう習慣以上の必然だ。
絵本専門店としてあまりにも有名で、そして僕が訪れる週末には何かしらのイベントが開催されている。
スタッフは限りなく親切で、もちろん絵本は厳選されていて、行けば何かしらの欲が刺激される。物欲だったり読書欲だったり、プレゼント欲だったり、なかなか大変です。
多くの子供向け書店や雑貨屋と同じく、この店も“似非科学寄りの残念ライフスタイル本”や“極端過ぎる健康本”が大人本コーナーに散見される。しかしまあ、こういうのは日本人の宿痾のようなもので、目くじらは立てるが絶望はしない位の立ち位置で最近は眺めている。

 

 

科学との正しい付き合い方 (DIS+COVERサイエンス)
 
「わかる」と「納得する」―人はなぜエセ科学にはまるのか

「わかる」と「納得する」―人はなぜエセ科学にはまるのか

 

 

 

雑貨屋Noviでは小さな文具をいくつか購入した。
店の奥に「店主の本棚」があり、ものすごく興味深い本があったのだけれど、これは売り物ではない(椅子があって、読むことはできるし、読書大歓迎の環境が整っている)。古本コーナーもあるが、そこは混同してはならない。
で、僕はこの売り物ではない棚の存在を、とても好ましく思っているのだ。本棚を眺めて、気になる本をぱらぱらと読んで、また雑貨売り場に戻ると、品揃えの納得度というか奥行きが増す。小さなお店で、押しつけがましい個性は無いのだけれど、この店でしか出会えない品々とディスプレイはいつも楽しませてくれる。
周囲の環境も良いので、ドライブや温泉のついでに立ち寄るのがおすすめです。

 

 

ビゴさんのフランスパン物語

ビゴさんのフランスパン物語

 
有名パン職人のホームベーカリーレシピ

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早く起きたぞ

予定通り起床。
今から三重県に行く。

以前住んでいて友人もいて、定期的に訪問していたのだけれど、今年は色々と多忙で春には行くことができなかった。

ちょっとだけ久しぶりの、懐かしい土地への小旅行。
実は少し眠い。でも大丈夫。準備万端、雑事は放置。

 

早く寝るぞ

明日は三重県に遊びに行く。
今のところ、三重の友人と岐阜に行く予定。ということで早く寝て、早く起きて出発する。
そんなわけで寝ます。パソコン眺めている場合じゃないです。

いつも行く菰野町のお気に入りのお店たちは、日曜日に訪問するかもしれない。ちなみに宿泊は近鉄四日市の近く。昔住んでいたところの近所に泊まると、いつも妙に落ち着かない気持ちになるのはなぜだろう。

 

ではおやすみなさい。

 

三重のスロー食堂2 (PASTONAGI)

三重のスロー食堂2 (PASTONAGI)

 
三重のスロー食堂―NAGIがセレクトした食事どころ82店 (PASTO NAGI)
 

 

昨日の寄り道、素敵な場所。「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク」

昨日の東京出張の帰路、東京駅から徒歩数分のビルにある博物館的な施設、「インターメディアテク」へ寄ってみた。

良い場所だとは聞いていたし、友人達からも「君ならば絶対に気に入る」と奨められていた。
結果として大満足。閉館時間さえなければ、帰りの新幹線を何本か遅らせてでも長く過ごしたい、そんな場所だった。

 

正式名称は「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク」という。なんだかよくわからない場合は、分解するのが僕の流儀。

「JPタワー」は建物の名前。郵便局のビルなのだと思う。KITTEという総合商業施設が入っている。東京駅と隣接している。

「学術/文化/総合ミュージアム」とは何か。
これは東京大学のコレクション、いわゆる博物学的な、あるいは芸術や民俗学や、とにかくあらゆる収蔵物(の中で、古いもの)を展示している。だから学術で文化で総合なのだ。

展示の仕方が面白い。
まず展示ケース自体が、貴重な昔のもの。だからケース自体、触ってはならない。
展示自体も、アフリカの仮面の隣に骨格標本、その横に昔の顕微鏡、そんな感じで並んでいる。この辺りが「インターメディアテク」なる所以だろう。かなり奔放な展示物と方法なのに、奇をてらったアート臭さが無いのは素晴らしい。僕はこんな展示を見たことがない。
壁にも階段にも、様々な「東京大学コレクション」が据え付けられている。化石や鉱石もあるし科学者のスケッチもある。何に使うかわからない専門的な道具も多い。ちなみに特別展も素晴らしい。

好きな人にはたまらない。
でも、就学前のちびっ子も楽しんでいたので、つまりは「非日常なもの、見馴れないもの」を受け入れる気持ちがあれば誰だって惹きこまれると思う。

 

それにしても、この施設、無料なのだ。
静岡のしょんぼり博物館よりハイレベルで、無料。800円でも文句は言わない。1200円でも納得だ。

 


わざわざ足を運ぶのも良し、東京駅で時間調整に使うのも良し(何しろ無料だから好きな時に退出しても損した気分は少ない)、いやあ良い場所を知ってしまった。今も思い出してほくほくしている。そして、今もあのキリン(骨)やワニ(標本)や真鍮製の測定具に会いたい。
詳しくは「インターメディアテク」で画像検索して欲しい。公式・非公式撮影された、撮影禁止エリアの素敵な写真が盛りだくさん。

 

 

ところで、施設の素晴らしさとは別に、スタッフの服がかわいかった。
白衣のかたちでライトグレー、コートというかシャツというか、そんな羽織り物で、襟は立てても寝かせてもいい感じ。
雰囲気に合う、という点では制服として随一ではないか。興味のある人は調べてみてください。

 

 

 日記ということで今日の出来事も書く。
まあ、平和でした。
おしまい。

お題「今日の出来事」

シウマイ弁当

東京出張。
馴染みのある中央線沿線だったせいか、全体的に“楽勝”な感じ。あまり疲れていない。

 

夕方、静岡に止まる「新幹線ひかり」はとても混んでいる。「こだま」は各駅停車で時間がかかるし、「ひかり」は静岡を素通りするものもあるから(県知事が激怒した)。「のぞみ」は完全に静岡県を無視する。

今日は運良く、その「静岡に止まるひかり」へ乗ることができた。満席でデッキにも通路にも立っている人がいる状況で、窓際に座ることができたことは僥倖といえる。
そしてのんびりと、東京駅で購入した「シウマイ弁当」を食べた。

 

実はこの有名な駅弁を食べたのは初めて。
お土産に貰ったことはあるかもしれない。本やWeb記事で存在は知っていた。
なかなか美味しいお弁当だった。焼売(シウマイ)もご飯も温もりを残し、タケノコの煮物や鶏肉も美味しい。そして干しアンズ。
干しアンズが入ったものは大抵おいしい。お弁当ならなおさら。「峠の釜めし」にも1つ入っていて、別に他の具との調和も何も無いのだけれども、でもやっぱり嬉しくなってしまうのだった。

 

なぜ今日もシウマイ弁当を買ってしまうのか?

なぜ今日もシウマイ弁当を買ってしまうのか?

 

 

毎日お弁当を作っていた時にも、たまに干しアンズを使った甘いおかず(デザート)は入れていた。材料としてはやや高いが、例えば紅茶で戻しておけばそれだけで1品になるので、生活の潤いとしては「便利かつ上質」で重宝したものだ。

 

 

 

さてそんなわけで、今週はこれで出張は終わり。
週末には久しぶりに三重県に行きます。三重の人達は歓迎して欲しい。歓迎が無理でも、優しく温かく迎え入れて欲しい。伊勢湾岸道を通る予定だが、どうか意地悪で「トゥインクル」を落としたりはしないように。お願いします。

 

いとしいたべもの (文春文庫)

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崎陽軒のシウマイレシピ70

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お題「ちょっとした贅沢」

 

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