眼鏡とピザと映画とバスク菓子

眼鏡

眼鏡を新調した。
駅ビルやショッピングモールに入っているチェーン店で、レンズ込みで8000円。それに数千円の追加でブルーライトカットレンズ(弱め)への変更もお願いした。
視力測定からレンズの加工、微調整まで含めて40分程度か。安いし早い。眼鏡に関しては、どんどん安くなっている。毎月のように買ってしまうと嘆く友人がいるけれど、まあこの価格ならば可能だろう。服に興味がある人が娯楽としての服購入をする、そんな感覚なのだと想像する。

今は幹線道路沿いの(昭和から続く)チェーン店でも、こういうショッピングモールや若者向けデパートにあるチェーン店でも、店の内装や置いてあるものはそれほど変わらない。シンプルモダンな雰囲気で、レンズとフレームの基本セットは定額で、と昔に比べて画一化している。ただし昔風のお店では、未だに「お客様が駐車場を出るまで全員がお辞儀をして見送る」のが嫌だ。後日やたらとダイレクトメールが届くといった、あまり有難くないサービスも多い。
だから最近は専ら、新しめの(ZoffとかJINSといった)お店を選ぶ。あるいは、眼科と提携してフレーム調整にも時間をかける、高価だが高品質の専門店に行く。

なにしろ手軽なのは良いことだ。
昔に比べて、視力の測定や乱視調整についても、店やスタッフによる当たり外れが減った気がする。
もう半日以上着用しているが、違和感は無い。ブルーライトカットについては、おまじないみたいなものだと考えている。

 

おばけのてんぷら (めがねうさぎの小さな絵本)

おばけのてんぷら (めがねうさぎの小さな絵本)

 

 

ピザ

久しぶりに「アン・アン ピザハウス」へ行ってきた。
静岡の名店で、今日も相席になる位には混雑していた。
相席かつロッキングチェアというなかなか珍しい境遇だが、それでもこの店は好きだ。
店主(男の人)の無愛想さは昔から変わらない。お金を払う時だけ元気なのが面白い。ひとり頑張っている女性スタッフがとても明るくて、この人がいなければ一見のお客さんは面食らうのではないか。昔からの人達は、アン・アンに愛想は期待していないだろう。

今日は基本の「ミックス」から、ピーマンとトマトを抜いてもらった。ピーマンは元から好きではなくて、しかもこの店では本当にどっさり乗ってくることがあるから。トマトは美味しいけれども、どろっとして食べにくいから、今日は外してもらった。

トマトが無いと、水っぽさが激減し、肉類の脂が際立つ感じ。ただでさえボリューム感が凄いのに、なんだか肉とチーズの料理を食べているみたいだった。コーラやビールが進みそうな味。
僕はこの店では「プラムエード」しか頼まない。この独特な飲み物は、ピザにぴったりとは断言できないけれど、アン・アンといえばプラムエードなのだ。これは法律である。

 

'80sガーリー雑誌広告コレクション

'80sガーリー雑誌広告コレクション

 
'80sガーリーデザインコレクション

'80sガーリーデザインコレクション

 

 

 

映画



さよならの朝に約束の花をかざろう」を鑑賞。
今回、数奇な運命により、20代(独身)、30代中盤(5歳の子供がいる)、そして独身おっさんの僕、という3名での鑑賞となった。
3人でぐずぐずと泣いたのだが、その涙の元についてはそれぞれ少しずつ異なる気がする。まごうことなき“泣ける劇場版アニメ”の成功作だけれど、親になった人、あるいは親とはどんなものか想像できる年齢の人間こそ心に刺さる作品だと考える。ただしもちろん、中学生だろうが高校生だろうが、きちんと感動できるだろうし、きちんと理解して腑に落ちるだけが物語ではないのだから、興味が湧いたのなら見てみるといい。とても良いファンタジー映画でした。そして“おかあさん”の映画。ファンタジー世界ならではの設定(長命種や竜)と物語の主題ががっちり無駄なく組み合わさって、重い話でもすんなり受け入れることができる。その辺りは、アニメの力だと思う。
僕はあと1回、観たい。

 

 

バスク菓子

https://www.instagram.com/p/Bfm6qWOhrQK/

 

笠井珈琲店にて「ガトーバスク」を食べた。
今日は普通のコーヒーとケーキだけにしよう、と決めていたのだが、着席するなり「1/2アイスコーヒー」の準備が始まったので、おとなしく店主のスタイルに沿うことにした。それほど頻繁には訪れていないのだけれど、覚えられてしまった。
ともあれ美味しいケーキとコーヒー。ガトーバスクは量感もあり、アン・アンのピザの後だとちょっと重い。でも当然、ぺろりと食べる。別腹を発達させてくれた祖先達に感謝したい。猿には別腹は無いという。

 

甘い香りの幸せデザート―南仏・バスク地方のシンプルな暮らし

甘い香りの幸せデザート―南仏・バスク地方のシンプルな暮らし

 

 

今日はそんな感じ。
100%、とはいかぬまでも、素敵な休日だったと断言しても良いだろう。何か忘れている気もするけれど、たぶん大丈夫。

 

 

ラムレーズンとクリームチーズのサンドイッチと、イチゴのミルクレープ

眼鏡を新調したくて静岡の街に行き、うっかり眼鏡屋に寄るのを忘れて帰宅、夕食後に寝て、さきほど目が覚めた。

https://www.instagram.com/p/BfkS-TBhod4/

お昼はALLEE RESTAURANTでサンドイッチを食べた。
ラムレーズンとクリームチーズのサンドイッチ。この組み合わせで、おやつサンドイッチにならないのだから素晴らしい。
付け合わせのポテトやラタトゥイユが美味しいのも、いつもの通り。
この店、もう2周年を過ぎている。お店ができてすぐに行った時の、窓の風景を覚えている。その時に飾られていたお祝いの鉢植え達も、もうすっかり店に馴染んでいた。

 

眼鏡屋は忘れて、じゃあ何をしていたのかというと、Tシャツを買い、書籍を買い、路地裏で猫を追いかけていた。
何しろ暖かい。自転車が快適な季節となった。

 

 

 

おやつはMARIATHANKで食べた。
春だけのメニュー、だと思う。苺のミルクレープを賞味。苺は紅茶に合う。
ミルフィユほど食べにくい構造ではないが、しかし僕は層状のケーキを綺麗に食べるのが苦手だ。前に金髪碧眼の女性がものすごく食べにくそうなケーキを注文していて(東京のティールームだった)本場の人はどうやって食べるのかと思ったら「ナイフか箸をください」と要求していた。そして小さなナイフとフォークで小さく切って食べていた。なるほどそういうのもありなのかーと関心した記憶がある。
でも箸が出されたら困る気もする。美味けりゃいい、という世界なのかもしれないけれど。

 

ロッテ ラミー 2本入×10個

ロッテ ラミー 2本入×10個

 

 

 

夜更かしカーリングと富士山の日

親戚の家族が遊びに来て、先ほどまで平昌オリンピックのカーリング競技(女子)を観戦していた。久しぶりの夜更かしで、なんとなくお正月っぽい。

カーリングは好きだ。
たぶん将棋や囲碁に近い部分があるからだと思う。
戦略が何より大切で、半目か一目で勝ちを狙っていく、そういう部分が面白い。

昼休みには、職場の人達にこのカーリングのルールを説明した。
「丸の中にじゃんじゃん石を置いておけば勝つだろうに、何故そうしないのか?」みたいな雑な理解の人と、やたらと長くて何をやっているのかよくわからない、という人の質問に答えて、昼休みの半分を使ってしまった。

そして先ほどまでは、親戚に似たような解説をしながら競技を観戦していた。

説明しながらの観戦は、自分にとっても理解が深まるから面白みが増す。しかしこの感覚、どこかで経験があるぞ、とずっと考えていた。

面白み、ではないが、しかし似たような体験が確かにあった。
そう、あの福島での原発事故の後に、やっぱり「職場で解説、自宅でも解説」をしていた。
職場ではホワイトボードに炉心断面図を書いて、テレビの報道の補足説明みたいなことをしていた。自宅ではやはり家族や親戚に、原子力発電所とは、放射性物質とは、といった話をしていた。
あれも解説をしながら、自分も理解を深めていった体験だった。

スポーツ観戦と災厄、まるで対照的な2つの出来事なのに、不思議なものだ。

だから何だ、という話ではある。
しかしまあ、とにかく今日のカーリングはとても面白かった。
僕だってオリンピックが始まるまでルールなんて忘れていたし、選手やチームにはまるで思い入れが無くて、今日の試合が準決勝ということも数時間前に知った。でもあの真上からの視点だと、配置と狙いが実にわかりやすくて、そういうにわかファンにも優しいスポーツだと思う。囲碁なんて、どういう狙いで石を置いたのか、まるでわからない。

 

不二貿易 テーブル カーリング ゲーム 22274

不二貿易 テーブル カーリング ゲーム 22274

 
日本カーリング協会公認 みんなのDSカーリング

日本カーリング協会公認 みんなのDSカーリング

 
カーリング魂。

カーリング魂。

 

 

久しぶりの夜更かし。いや、普段だってこの時刻に起きていることは珍しくない。ただ、居間で家族や親戚達とわいわい騒いでテレビを観るのと、部屋でパソコンに向かっているのでは、やはり“夜更かし感”が違ってくる。日常と非日常の違いというのか。
そして今、とても眠い。
あとしばらくで髪が乾くだろう。その後、寝ます。

そんなプレミアムフライデー、そんな富士山の日でした。
富士山の日といえば、昼頃に前を通ったモスバーガーでは駐車場が満車だった。静岡と山梨のモスバーガー限定で、フライドポテトのSサイズがMサイズになる、とのこと。これが単なるイベントを楽しむのではなくて、芋をより多く(無料で)食べたいだけの人達ばかりだったら面白いと思う。ごく小さなレベルでの意地汚さ。なんとなくそういう想像をした。

 

オランダのお菓子

日頃から甘いものが好きと言い続けた結果、お土産に珍しいお菓子をいただく機会が人より多くなった。特に海外旅行のお土産は、ちょっと変わったものをわざわざ買ってきてくれる。有難い限りだ。

今日は前の勤め先の人と会ってきた。
少し前に行ってきた、とオランダのお土産をいくつか貰った。
先ほど開封したのは、硬いワッフル状の焼き菓子。シナモンシュガーが片面にまぶしてある。
似たようなもので、キャラメルソースを挟んだワッフルならば、日本でもよく見かける。コーヒーカップに載せておくとソースが柔らかくなって、とても美味しい。

このお土産菓子も、パッケージイラストによればコーヒーのカップで温めるべき品のようだ。おおよそオランダのお菓子はコーヒーのアテという印象がある。

素晴らしく美味しい。
今はカフェイン抜きのコーヒーと合わせている。きちんと濃いめに淹れたコーヒーならば、もっと美味しいと思う。休日の楽しみができた。

ところでヨーロッパのお菓子は、包装が日本やアジア諸国のそれよりも簡素なものが多い。
今回もらったオランダのお菓子は、全ての品において、ビニール袋が密封されていない。外箱の内側にビニールやアルミ蒸着ビニールの内袋が入っていて、その中にお菓子がある。この内袋が、クリップや紐で縛られているだけなので、気密が保たれていない。
乾燥しているからか、あるいは虫などが入りにくいからか。

お土産に貰ったものは、オランダの地元スーパーで購入したとのことだから、まあ、わかる。
しかし輸入食材店、例えばカルディコーヒーファームで売っているものでも、ヨーロッパのものはこの「口を括っただけ」の包装形態がある。あれはコンテナに入って、船便で海を越えてきたのだろうか。それとも航空貨物で高空の低温に晒されたのだろうか。
品質面では全く問題が無いので、不満や疑問ではなくて、本当に好奇心や関心という意味で、気になっている。

 

 

ホーランドオリジナルワッフル ストループワッフル 箱入り 250g

ホーランドオリジナルワッフル ストループワッフル 箱入り 250g

 

 

 

梅と菜の花と羽虫そしてExcel

 

曇り空、なんとなく薄暗く、気温も低い。
とはいえ半月前の寒さに比べたらまるで暖かい。短時間ならばコートも要らない。
梅も菜の花もオオイヌノフグリも咲いていて、車を走らせていると小さな羽虫がフロントガラスに当たる。なるほど春だ。

しかし僕は、少なくとも今日の仕事と日常生活においては、昨日とも一昨日とも変わらない感じの過ごし方をしている。
良かったこと、といえば鯛焼きを食べた事くらいか。
仕事で役所に行った帰りに、鯛焼き屋に立ち寄って1匹購入したのだった(3分の業務怠慢)。

さてさて、ここまで書いた時点でChromeが強制終了した。文章はバックアップされていたが、それでも書き続ける気力が失せた。
というわけで日記はおしまい。また明日。

 

Google Chrome HACK

Google Chrome HACK

 

 

Chromeの調子が悪くなった時は、再インストールに限る。
それほど設定に手間はかからない。というか、Googleアカウントさえあれば、拡張機能の細々した調整以外はブックマークから何から全て元通りになる。だからとりあえず寝るまえにChromeだけは新しくしてみる。

 

 

 

 

全然関係無いけれど、このExcelの本が面白い。
この手の本で「面白い」というのは変だが、でも読ませる。文章にユーモアがあってどんどん読める、というのではなくて、内容が良くて楽しめるのだから珍しい本だ。電子書籍版も買おうかな。

 

ルマンド系

自分の勤め先は、大きな会社の“事務所”の一角を借りて本社としている。僕もそこで事務仕事をしているわけで、当然ながら周囲の“事務の人達”にはお世話になりっぱなし。そして彼ら彼女らは、毎日何かしらの細々としたお茶菓子を配ってくれる。

今まで、こういう完全なデスクワークの経験が無いため、これはなかなか新鮮な体験となっている。


今までの仕事(企業の研究所や製造部門)では「休憩室」があり、各人がそこに置いたお菓子を適当に取っていく、あるいは一緒に休憩する仲の良い人にお菓子を(場合によっては選りすぐりのお菓子を)手渡す、という形式が職場のおやつの基本だった。

今の勤め先では、いつの間にか机の上に、小さな個装のお菓子が置かれていることが多い。お菓子を見つけてきょろきょろしていると、近くの席から「○○さんからですよ」と声がかかる。優しい世界だ。

僕は出張の際にお菓子を買っていくことで、そのお礼というか、収支の帳尻が合うかたちとなる。あまりに提供してばかりだと逆に喜ばれない。
ここ数ヶ月の行動の成果か、僕の立ち位置も定着しつつある。平時においても、あるいは出張土産においても、定番とは異なるお菓子・ちょっと珍しいお菓子を提供する者、それが自分だ。
お菓子はその購入段階からして(僕にとっては)娯楽なので、これは単純に嬉しい。数や頻度ではない評価ならば、頑張り甲斐があるというもの。

それはそれとして、やはりオフィスワークで多く提供されるお菓子はルマンド系のものが多い。
ルマンドそのもの、ルマンドのバリエーション、亜種、それから類似品。なるほどスーパーマーケットでもドラッグストアでもよく見かける。
それからお土産や差し入れのお菓子。デパートとかにあるお菓子でも、ルマンドっぽいものはとても多い。

実は仕事中はそれほどお菓子を食べない。
今日は溜まってきたそれらを持ち帰ることにした。

先ほどからゆっくりとそのルマンドルマンド的な何かを開封し、食べている。
どれもこれも破損している。しかし美味しい。
今日はルマンドの日と定め、夕食の炭水化物は減らしてみた。
だからたぶん大丈夫。夜に食べても、大丈夫。

 

ブルボン ルマンド 13本×12袋

ブルボン ルマンド 13本×12袋

 
ブルボン ミニルマンドFSキャラメル&ココア 210g

ブルボン ミニルマンドFSキャラメル&ココア 210g

 

 

雨水に初売り

今日は雨水。
手元のカレンダーでは「Yushui」と書かれている。調べてみたら中国語だった。
自分は今まで「うすい」と読んでいた。実は勘違いだったら、と考えたら変な汗が出てくる。幸いなことに「うすい」が正しくて今回は事なきを得たが、こういう読み間違いはどこに潜んでいるかわからない。僕だって調べなければ、今後は「ゆぅすゅい」くらいな曖昧な発音で誤魔化すようになっていたかもしれない。まあ、1年で1回も発音しない単語ではあるものの。

 

【暦生活】 はるいろハンカチーフ 雨水

【暦生活】 はるいろハンカチーフ 雨水

 

 

ところで先ほど、隣町の大きなホームセンターに行ってきた。
欲しいものが買えて(ビニールシートとハトメ)、さて帰ろうと駐車場を歩いていたら、知らないおじさんに背中をばんと叩かれた。
これにはびっくりした。傷害事件的な不幸の始まりを覚悟したくらいだ。
おじさんは大きな声で「まっつん!ほら急げ、初売りだぞ!」と叫び、早足で追い抜いていった。
かなり行った先で振り向き、「あー、人違いだった!すみませんね!」と再び叫ぶ。そう、僕はまっつんでは無いのだった。

特に“頭のおかしい人”という感じはしない。
ちょっと賑やかな、がさつだが楽しい係長、といった雰囲気。悪い人じゃないんだけどねー、と若手社員達に言われてそう。いますよね、妙に身体への接触を試みるおっさん。

しかし初売りとは何なのだろう。
おじさんの歩く先にはスーパーマーケットと百円ショップとペットサロン、保険の窓口(今の契約を無料で検討します)、トイレ、くらいしか無かった筈だ。
スーパーマーケットには寄ってみたが、特に初売りじみたイベントは開催されていなかった。せいぜい、お惣菜の値引きシール貼りが今まさに進行中!という感じの盛り上がりが一部で見られた程度で、普段通りの、夜の安売りスーパーそのものだった。ぽぽぽぽぽー、といつもの音楽(?)が味わい深い。

ともあれそんな月曜日。
体調は95%の回復を見せている。マスクは一応着けている。喉も良くなったが、まだ傷んだ組織が完全に置き換わっていない、と思われる。それも明日には治るだろう。

 

 

金メダルと担々つけ麺

ようやく外を出歩ける程度の体調になった。
まだ体育は見学(比喩)だが油断は禁物、という程度。

友人夫婦の家に届け物をしたついでにお茶をいただく。
奥様(とても聡明な女性)が今日は何やらおかしい。目がきらきらとして、何かを話したがっている。

というわけで話を聞く。
彼女の話の7割は、羽生結弦氏の素晴らしさについて、だった。金メダリストという王者として、あるいは氷上を舞う精霊、時には乙女の心を魅了する魔物、プーさんがどうのこうの、云々。
夫と並んで座り、彼女の言葉に相づちを打つ。

「その通りでございます」
「自分もそう考えます」
「なるほど」
「異存ありません」
「よろしいかと思います」
「Yes.Ma'am.」
「それは良かったですね」
「ありがたいお話です」
「問題ありません」
「全面的に同意します」
「おっしゃる通りでございます」

最初は“茶々を入れる”つもりだった。が、病み上がりでもあるうえ、僕の中の獣が「ヤメロ!タタカウダメ!」と叫ぶため、今日は大人しく聞き役に徹する。

この夫婦も僕も、オリンピックなる馬鹿騒ぎにはどちらかというと冷淡なジョークで接する人間だった筈だ。今日のこれは、予想外な出来事といえる。
とはいえ、ともあれ目出度い事ではある。せっかくなのでその素晴らしさを念頭に置きながら、ちょうど上手い具合にTV番組で特集されていた彼の映像を鑑賞する。面白いもので、僕の目から見ても、羽生氏が普段の7割増しくらいにキラキラして見えてくる。

ちなみに会話の残り3割は、宇野選手と羽生選手との妄想込みのストーリィ。僕のここ数日の闘病については、まあ挨拶程度でした。
ちなみに冬期オリンピックでいちばん面白いのはカーリングだと思う。あれは見ていて楽しい。

 

 

 

 

その後、友人(夫)と共に辛いラーメンを食べに行く。
風邪が治ったのならばスパイシーなジャンクフードを食べるべきだ、というアドバイスを受けての行動。

静岡の流通通りにある小さなお店。
席は5つ。お婆さんがひとりで切り盛りしている。
独り暮らしの老人の家でたまに遭遇する不潔さが漂う。色々と衰えてくると清潔を維持できなくなってくるのだな、寂しいものだな、と思わせる、そういう類の汚さだ。
でもお店は人気だ。いかにもラーメン好きな若者が行列を作っていた。

僕も友人も、担々つけ麺を食べた。
担々麺が有名なお店で、つけ麺も有名。だから坦々つけ麺にしてみたのだ。
麺はとても多い。
濃い胡麻ペーストの味と、たっぷりの花椒(または山椒)がスープ全体を支配している。脂と塩もそれなりに濃いのだろうが、全体には胡麻&ぴりぴり味である。

美味しいとは思う。
ただしこのスープ、太くて固い麺をつけて延々と食べるのはなかなか辛い(つらい)。麺を25%ほどに減らし、根菜を蒸したものを付けながら食べたら延々と楽しめそう。蓮根でも大根でも人参でもいい。メークインや玉葱も美味しいだろう。

身体は温まった気がする。
それ以上に、口の中がひりひりする。辛さ(からさ)よりも山椒の刺激が残る、不思議なつけ麺だった。

不思議といえば、外で並んでいる時に、「ここが最後尾ですか?」と聞いてきた家族連れ(3名)がいた。そうだと答えたら「それじゃあ、先に入れてもらっていいですかね」と頼まれたのだが、あれは何だったのか。ちょうど中に入れるタイミングだったのでそこで会話が途切れたが、親子らしいが全員成人、病人でも老人でもない、なのにどうして譲らなければならないのか。
後で友人と議論したのだが、未だに結論が出ていない。

 

後はまあ、シャツを買ったり、部屋の片付けをしたり、ようやく週末らしいことができた、そんな日曜日でした。

お題「今日の出来事」

 

絶景本棚

絶景本棚

 

 

麻黄湯の夜

びっくりするくらいに寝てしまった。
朝は普通に起きた。
一昨日から続く風邪がまだ治らない。無理をすれば外出も可能だが、何かを楽しむことも人に会うこともできないし、たぶん体調は悪化するだろう。
そして薬のせいか、とにかく寝てしまう。
読書をしながらいつのまにか寝て、次に起きたのは昼ごはんの時間。
午後も同様に、夕方まで寝続けてしまった。

珍しく、処方された薬を全て飲みきって、でも完全に回復していない。
しかし夕方の時点で、ようやく出口が見えてきた感じがする。

市販の漢方薬麻黄湯がなんだか効いている感じ。
以前、かかりつけの医者に「葛根湯、小青竜湯、麻黄湯を1箱ずつ常備して、気分と経験に従い飲むのが無難」と、風邪の対応を教わった。まずは病院、という前提の話だったが。

今回は小青竜湯がまるで効かなかった。自分としては珍しい。
そして麻黄湯、飲んで1時間でずいぶんと楽になった。熱が下がっても咳や頭痛や鼻の症状がひたすら辛い風邪だったが、それら諸症状が今はすうっと収まっていく感じ。
ちなみに葛根湯は気休めである。
ちょうど“在庫”を切らしていたため、昨日Amazonで注文した。今日届いた。

 

【第2類医薬品】阪本漢法の葛根湯エキス顆粒 21包

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【第2類医薬品】ビタトレール麻黄湯エキス[顆粒]A 30包

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晩ご飯には「けんちん蕎麦」を食べた。
家族が全員出かけていて留守。
「カット野菜 けんちん汁・豚汁用」が冷蔵庫にあったので活用する。
冷凍のささみに片栗粉をまぶしてから油で揚げ焼きにして、油を捨ててから野菜と出汁を入れて軽く煮る。醤油と塩と酒で調味して、茹でた蕎麦(父が打ったもの)と合わせて完成。
きざみ葱は少なめ、薬味は黒胡椒。

自分で作っても美味しいが、これはお店で食べるのがより良い気がする。ところでけんちん汁に鶏肉は入れただろうか。

 

アルテミス 上 (ハヤカワ文庫SF)

アルテミス 上 (ハヤカワ文庫SF)

 
アルテミス 下 (ハヤカワ文庫SF)

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