山盛りの野菜炒めとカヌレ

昨日に引き続き、やはり少しだけ体調が悪い。
ぼんやりと眠く、二度寝も昼寝もいつまでもできてしまいそう。
唇にはヘルペスっぽい何かが発生している。部屋だって荒れ始めたし、爪は長いし、肩は重いし、コートのポケットにはレシートが溜まっている。

 

低気圧と低気温が悪いのだ、たぶん。
旅行と出張の疲れもあるだろう。そんな状況で夜更かししたのも良くない。

こういう時は無理をしない。
見たかった映画のスケジュールを確認し(来月まで上映している。→OK)、その他の予定もチェックして後回しにする。行きたかった美術展も来月に回す。

車に積みっぱなしだった、読み終えた本だけは頑張って売り払ってきた(3400円)。自分を褒めてあげたい。

それ以外は、もう生産的なことはまるでしない。

古い定食屋さんに行き、野菜炒めを食べる。
ごはん少なめ、野菜多めと注文。
味付けがしっかりした、そしてとにかく量が多い野菜炒めが食べられるお店なのだ。家でこの量と品目数は揃えられない、しかも今日のような薄らぼんやりした気分ではなおさら。
1年に数回しか行かないのに覚えていてくれて、だし巻きをおまけに付けてくれた。

自分を甘やかすために、ボクゥボクゥに行きカヌレを買う。
そして家で食べる。
コーヒーは濃いめ。たくさん淹れて、カフェオレにして2杯飲む。

先ほどまで、ぐだぐだっと寝ながら読書などして過ごす。

夕食にはおでんを食べた。というか、朝に仕込んだのだった。
出汁は博多で購入した“焼あご”を使ってみた。醤油少なめ、塩であっさり。鰹と干し椎茸も出汁にする。一味唐辛子をほんの少し、辛味がわからない程度入れるのが隠し味。
なかなか美味しくできた。

ふと沖縄を思い出して、春菊をさっと煮て添えてみた。沖縄のおでん屋さんで、若いヨモギの葉をそういう風にして食べていたので。確かおでんにレタスも入れていた。あの出汁も、醤油少なめの淡い色だった。

さて、今から部屋の片付けおよび、旅道具の整理を行う。
それができれば、今日は上出来。

こういう日もある。
温泉好きの友人は、こういう時に日帰りの温泉に行くそうだ。僕は野菜炒めを食べる。
身体は十分に休まった、と思う。

 

 

 

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

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お題「今日の出来事」

お題「おでん」

オープンサンドとミルクティー

https://www.instagram.com/p/BecDECsnZ71/

お昼ごはんはALLEE RESTAURANTでキノコのオープンサンドを食べた。うん、美味しい。

 

そしてMARIATHANKでは温かいミルクティーを飲んだ。

 

人に会って打ち合わせをしたり、本を買ったり、まあそんな普通の休日。

今は「もしかすると風邪?」な状態だから、もう寝てしまうつもり。
幸いなことにベッドのなかで読む本はたくさんある。

先週末は旅行で、一昨日は出張。やはり疲れているのだろう。

というわけで、おやすみなさい。

 

泡沫(みなわ)の歌 :森鷗外と星新一をつなぐひと (ホシヅル文庫 2)

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ぶどう餅・武道餅・ブドウモチ

昨日の夜遅くに帰宅して(京都〜名古屋の辺りで新幹線が少し遅れた)今日は比較的のんびり仕事ができるかと思ったのだが、約1.7日相当の仕事を放り出しての緊急出張だったので、当然忙しいのだった。

でも定時には帰宅。
週の最初に旅行に行って、週の終わりに出張したので、いささか疲れている。
疲れている時には甘いものが良いとゴーストが囁くので、自分用のお土産である「ぶどう餅」を開封した。

これはまったく「インスタ映え」しないお菓子である。
試しにビューティー・フィルター機能を最大目盛りまで適用してみたのだが、まったく変化が無かった。自分の顔で試すと別人になるのに。

しかしこの地味な佇まいこそ持ち味であり、僕はとても可愛いと思っている。
串団子型なのに串が持ち手になっていないあたりも面白い。
丸めたこしあんに小麦粉を溶いた生地をかけ(あるいは薄く包み)、串に刺したまま蒸しあげたのだと推測する。もちろん冷めているから、外皮部分はぼそぼそしていて、餅や団子の類としては素朴に過ぎるようにも感じる。
でも、僕は高松駅で売っているお土産菓子のなかでは、これがいちばん気に入っている。
個人用の3本入りが売られていることも手に取りやすい理由だが、なんというか、企画書の匂いがしないところがまず素晴らしい。

餡のあっさりした甘みも、土産菓子には珍しいと思う。
ぱくぱくと食べるより、きちんとお茶を入れて楽しみたいところ。


裏面の製造者や品名が書かれているシールの文章も良い。
以下、引用する。

武道餅は、古くから伝えられている味の良い日本一の珍菓ですが、残念ながら日本一、日持ちが致しません!

 原材料から改行せずになかぐろ(・)を挟んでこの文章が続き、次には串に注意する旨の言葉に続く。

シンプルな材料をただ蒸して作る。
だからこの真空パックを開けてしまえば、本当に「賞味期限は未開封の際の目安です。開封後はお早めにお食べください」の決まり文句そのままの食べ物になる。
しかもそれを「日本一、日持ちしない」と高らかに謳う。いいじゃないですか。

お土産和菓子といえば民話風のライナーノーツが多数派で*1それはそれで良いものだが、この「いつだって現役」な説明文は、買うたびに読んでしまう魅力がある。

高松に行ったら、ぜひ購入して欲しい。
駅にある総合土産物店兼コンビニエンスストアが手軽。いつか「三本松駅前」の巴堂に行きたいものだ。すでにGoogleMapには☆をつけてある。
高松店ならば駅から徒歩圏内。どうやらおはぎも美味しいらしいし、たぶんこのぶどう餅も、蒸したては文句なく美味しいはずだ。
ここはいつか、出張の隙をついて訪れたい。

 

 

ちなみに皿の下にあるのは先日購入した本。
平城京のごみ図鑑」。
小中学校の副教材というのか資料集というのか、教科書とは別の大きな判型の本、あれの楽しさがほのかに漂う。歴史好きならば小学校高学年でも面白く読めるだろう。高校生が読んだら、進路決定に影響するかもしれない。良い本でした。

 

 

 

*1:介抱した旅の僧から伝授されたのがこの羊羹であります。その温かき心は今も昔も旅人を云々…

瀬戸大橋を渡りながら

出張は恙なく終わり、今は日没直前の美しい瀬戸内海を眺めながら本州への橋を渡ったところ。東海道新幹線の遅延も心配ではあるが、ともあれ帰宅するまではのんびりするしかない。だから今のうちに日記を書いてしまう。


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朝も昼も、それから先ほど早めの夕食も「うどん」を食べた。白いご飯のように、飽きることが無い。蕎麦も好物だが、たとえ蕎麦の有名な土地に行っても毎食は蕎麦を食べない。そして白飯が好物とはならないように、うどんよりは蕎麦のほうが「好きな食べ物」リストの上位にある。理由は不明、探求するつもりもない。

讃岐うどん、安くて美味しいのは確かだが(高いコストパフォーマンス 美味しさ/¥ だと思う)、どうしても栄養バランスが偏る。朝昼晩とファストフードを食べる人はいない、ということなのだと考える。

先ほど早めの夕食を摂ったわけだが、おやつより遅く夕食より早い時刻にもかかわらず、それなりのお客さんがいたのは、なんだか面白い。大阪のタコヤキに近いのかもしれない。


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よみきかせ日本昔話 ももたろう (講談社の創作絵本)

よみきかせ日本昔話 ももたろう (講談社の創作絵本)

 

 

さて、あとしばらくで岡山駅に着く。残念ながら乗り換え時刻が迫っていて、お土産を買っている暇は無い。駅弁くらい買いたいところだけれど、先ほどのうどんのせいで食べ物を選ぶ気分になれない。

岡山、吉備団子以外で何が美味しいのだろう。

なぜか四国にいます。

緊急の出張が発生し、今はなぜか四国にいる。

僕の仕事には直接関係ないのだけれど、間接的に関わってくる。今後のことも考えて、他の人の打ち合わせに帯同する事になったのだ。

 
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今は取引先というか出資者というか、仕事の関係者の別宅でひとり、夜を過ごしている。急に来てビジネスホテルを定価で、というのもつまらないだろうと泊めてくれたのだ。とても素敵な高級別荘みたいな家だ。

外はとても静か。高松の市街地から少し離れただけとは思えない。そして、後は寝るだけ。

 

数年前、初めてこの土地を訪れた時は、瀬戸大橋を渡るだけで興奮した。準備だって入念に、数日前から取捨選択した。あの瀬戸内国際芸術祭、秋の旅。

それか今日はもう、荷造りにかけた時間は6分。必要なものをキャリーケースに放り込み、着替えを詰めて、すぐに出発。スーツに着替えるほうが手間取ったくらい。「充電・通信セット」「健康管理・身支度ポーチ」といった旅装モジュールが、先日の旅のまま出しっぱなしだったからこその早業だが(パッキングが雑でも成立するからキャリーケースは楽だ)、それにしても「遠くに来たものだ」と思う。もちろんこれは物理的な距離ではなくて、転職による大きな変化をしみじみと考えてしまう“遠さ”だ。

 

ともかくそういう夜を過ごしている。もちろん夕食はうどん、と思っていたら、同行者の意向で定食屋さんに行くことに。焼き魚や玉子焼きを食べた。なんだかとても美味しい店。店名は忘れた。
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増補改訂版 d design travel SHIZUOKA

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人生最高の焼餅 長崎の思い出

先日の旅行について書く。
長崎で食べた焼き餅が本当に美味しかった。
餡をくるんだ餅のなかでは、人生最高だと思う。

焼餅とは言うが、正式な名前は「大徳寺焼餅」。たぶん、有名な太宰府天満宮の梅ヶ枝餠と同じものだろう。焼き付けられる梅の文様や、作り方も同じだ。

お店は小さな茶店といった風情。
隣が藤棚になっているが、僕が行った時には特に椅子などは設えていなかった。
お店のお婆さんに1人前を注文してしばらく待つ。注文を受けてから、餡を餅でくるみはじめるのだ。
濡れた手で、柔らかいお餅をくるくると伸ばし、こしあんの玉を包んでいく。4つできたら、炉の上に置いた型へ置いていく。しばらくすると、香ばしい香りが漂ってくる。
写真を撮っていいか、と問うたところ、もう少しで表側が良い加減に焼けるので、その時に撮るがよろしい、とアドバイスしてくれた。

何度かひっくり返していると、表面がぱりっとしてくる。
お店で焼いた餅といえば、一部がほとんど黒くなるまで焦げたものが多い。この焼餅は、中央がきつね色、周辺はぱりぱりと乾いているが焦げてはいない。

1人前で4つ。すぐに包んでくれる。
お店は神社の境内にあり、大きな楠の周りでちびっ子が遊んでいる。
僕は神社側の静かなエリアで、この餅を楽しんだ。

明るい午後、子供達の声を聞きながら食べる甘いもの。背には古い神社、目の前には長崎の景色。一人旅らしい過ごし方だった。

素晴らしい餅だが、難点がひとつ。
1個の量が多いのだ。
コンビニにも売っている酒饅頭、大人の手のひらくらいのあれと同じくらいの直径で、こしあんはたっぷり。
これが4つで1人分。僕は美味しさのあまり3つ食べてしまい、その後の中華街散策ではほとんど買い食いができない状態となった。
ちなみに長崎の中華街から、徒歩数分。石段を登るので、下からはわかりづらいかもしれない。
旅の最初に訪れれば、中華街からその北側の繁華街、観光地の位置関係がわかるから便利な場所でもある。

量が多いとはいうものの、餅が軟らかいからか、するするっと食べることができてしまった。つきたてのお餅を食べるような感覚。

最後の1つは、宿で食べた。
冷めてもそれなりに美味しかったが、やはり焼きたてがよろしい。
誰かと行ってシェアするのが現代的な楽しみ方だと考える。

昔ながらの名物のお店で、しかも規模の拡大などをしていないところでは、よくこういう“量の問題”に遭遇する。
昔の人達にとっては、これで1食というのがひとつの贅沢であり、旅や参拝の楽しみだったのだと思う。腹一杯、がそれだけで嬉しい時代が長く続いたのだ。

今の時代の僕としては、この量も含めて、お店全体を尊重したい。
書くと長くなるが、ミニサイズは要らないのです。

 

翌日の朝、「軍艦島クルーズ」に行く前に、この神社とお店には再訪した。またしても1人前を購入し、1つは朝食として食べ、3つは厳重に梱包して(この日の夜に、ホテルの冷蔵庫で冷凍した)持ち帰った。
今も冷凍庫に保管してある。味はぐっと落ちるだろう。でも、食べるのが楽しみでならない。

 

長崎は本当に楽しかった。
年季の入った観光地であり、かつ独自の文化が大切にされている。
夜の街を歩いていても風俗産業ではなくて洋食屋やレストランが目立つのも面白い。坂は大変だけれど(車の運転はもっと大変そうだ)どこまでも歩いてしまう風景が続く。
規模も散策にはちょうどいい。2時間で“街のかたち”は理解できてしまうし、路面電車(電気軌道、良い名前だ)があるから疲れても平気。
海側に出ると小綺麗な場所だってある。
さらに言うと、飲食店ではないお店のカタカナ外来語が珍しい。スペイン語やフランス語をカタカナにして、老人ホームやクリーニング店が使っていた。

というわけで、お餅だけで日記を書いてしまった。
本当に良かったので、強くおすすめする。
いつかまた訪れたい。あの石段を登り、神社の境内で焼餅をほおばりたい。

 

蝶のみちゆき (SPコミックス)

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お菓子の包み紙

お菓子の包み紙

 

 

お題「思い出の味」

お題「行きたい場所」

 

九州旅行3日目 福岡

先ほど帰宅した。
帰路は順調。朝からの雨も、福岡空港に着いた頃には止んで、飛び立つ頃には快晴だった。
着陸の時は少し揺れたのだが、雲の上では快適そのもの。九州や四国の山々に雪が積もっているのが見えた。

飛行機が揺れるのは嫌なものだ。
でも、僕は動翼が動いていれば安心する。
フラップやスポイラー、エルロンが素早く、あるいはゆっくりと仕事をしているところが見えれば、なるほど大丈夫だと思えてくるのだ。
そういう意味では、今日の飛行機はちょうどよく見える位置で、とても良かった。

今日はのんびりと博多市内を散策。
雨なのは前日にはわかっていたから、無理して遠出せずに“休養日”として旅行最後の日を過ごした。
朝はゆっくり起きて、ホテルのビュッフェ形式の朝食はサラダと温泉玉子のみで済ませ、近所のうどん店で小さめの(福岡的な、柔らかい麺の)うどんを食べた。

ガイドブックに載っている「キャナルシティ」には行った。というか、適当に街中の神社や寺を巡り歩いているうちに遭遇したので、入ってみたのだった。
うんまあショッピングモールですね、以外の感想が無い。昔は斬新だったのかもしれない。
無印良品の大きな店舗で少し買い物をしただけ。

 

https://www.instagram.com/p/BePas2qn2SR/

そのキャナルシティの近くにある有名なうどん店「うどん平」では少しだけ行列に並んだ。旅の最後にそういう経験も良いだろう、くらいの軽い気持ち。
食べ比べるほど福岡のうどんを食べていないが、やはりこの店は美味しいのではないか。肉ごぼう天うどん、というものを注文。

しっかり各所を巡ればまた違う印象だったのかもしれない。
昨日と今日だけの感じでは、博多は「普通の都会」に思える。同じ「地方の中心都市」である金沢や札幌や広島に比べると、インテリ成分が足りない。いや、たぶん住めばきっと違うのだろう。昨晩は飲み屋街、今日はショッピングモールと地下街をふらふら歩き、しかも行ってみたかった書店やカフェは定休日だったので、どうしてもそういう印象しか残らなかった。

と、こんな感じで旅が終わった。
先ほど「ハトシ」をオーブントースターで温めて食べた。
明日から仕事。ずいぶん長く職場から離れた印象があるけれど、休みをとったのは今日だけ。
ずいぶんと遠くに行ってきた。そして、帰ってきた。
身体のほうは足の疲れと肩こりが残る。気持ちがまだ、ふわっと不思議な感じで、残っている。

 

d design travel FUKUOKA

d design travel FUKUOKA

 

 

九州旅行2日目 長崎 博多

早朝のグラバー邸と周辺の教会散策からはじまり、軍艦島ツアーを経て、原爆関連の施設、公園を訪れ、そして合間に美味しいものを食べつつ福岡へ移動。

https://www.instagram.com/p/BeMwY9Onarm/

https://www.instagram.com/p/BeM_n3XH0wB/

 

福岡に到着したのは日が沈む頃。
宿に荷物を置いて、夜の街に繰り出す。
夜の街といっても、僕はお酒が苦手だから、あの有名な屋台のストリートに行ってもそれほど入れる店は無さそう。まずは友人が教えてくれた「胡麻鯖定食」のお店に行き、鯖が品切れだったために胡麻鰤を食べて(とても美味しい。ごはんが進む味。他にも食べたいものがあったのでごはんを少なめにしたのが悔やまれる)そして夜の街をあてどなく彷徨う。


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行ってみて気づいたのだが、あの屋台の多い辺り、完全に水商売の街だった。なんだか苦手だなあ、と交差点でスマホをいじっていたところ(現代人なのでGoogle様のご託宣に頼る)、知らない人から声をかけられた。
20代後半くらいのおとなしそうな女性。道を聞かれた。ちょうど行く方向が一緒だったので、共に歩くことに。
彼女も自分と同様に「酒が飲めず、夜の街が苦手な一人旅」で、それでも中洲の屋台を見物に来たのだった。

それじゃあご一緒に、とお食事会が始まる。
ひとりならば1品か2品だが、2名でシェアすれば色々と試せる。
お酒が飲めない、あるいはそれほど酔っ払いたくはない、という人が多いらしく、途中でやはり旅の途中の女性が加わり、3人で3つの店を歩くことになった。

もつなべ、ラーメン、豚の串焼き、餃子、明太子を巻いた卵焼き、水炊き、焼きラーメンなどを食べた。

博多駅で1箱6つ入りのお饅頭を買い2個ずつ分け、お互いのSNSアカウントを共有して、お別れ。利害関係の素敵な一致だった。

歳をとったせいか、ひとりで旅をしていると、こういう風に道を聞かれたりすることが多い。男性はほとんどいない。日本人の(少なくとも自分よりはうんと若い)女性か、外国人のカップルが多い。安全そうに見える、とは友人の評だけれど、自分ではよくわからない。
そんなわけで今日も概ね順調だった。
やや疲労気味。というわけで早く寝ます。平和祈念公園も、原爆資料館も、それから軍艦島も、それぞれ書きたいことはあるけれど、今日はとりあえずおしまい。

 

明日は最終日。午後には飛行機に乗り、夕方には本州へタッチダウンする。今回の旅では、博多では絶対に行くべき観光名所を設定していない。だからまあ、気楽だ。

 

九州旅行1日目 :長崎

早朝に家を出て、予定通り飛行機は飛んで、しかも晴れていて瀬戸内海がしっかり見えて、長崎でも(ほとんど)迷わず観光できている。まず申し分の無い、旅の1日目だった。

ただし、食べすぎた。
おなかがいっぱいです。くるしいです。

 


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福岡空港から長崎に移動している間は、タイミングが悪くてほとんど何も食べていない。途中下車して諫早湾を眺めていたときも、美味しそうなものがなくて買い食いはしなかった。

 


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長崎では友人に薦められた「大徳寺焼餅」をまず食べた。
これはたいそう美味しかったのだが、なにしろ量が多い。いきなり満腹になってしまった。美味しくてするするっと食べてしまえたのだ。この店については、後日どこかできちんと書きたい。この餅に出会えたことをもって、この旅行は成功だったと断言できる。良いおやつでした。


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それから夕食に食べたトルコライス
ピラフにスパゲティが添えてあって、上にはとんかつが乗っていて、デミグラスソースに近い何かがかけてある。つまり、ボリュームがある洋食なのだ。
たまたま夜の街で見つけたお店が、元祖(のうちのひとつ)だった。学生街の大食いメニューではなく、きちんとビストロ洋食の食べ物だったから良かったものの、それでもやはり満腹。

美術館(長崎美術館、素敵だった)では和菓子と番茶を、中華街では揚げ菓子を食べた。


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こまごました買い物に訪れたスーパーマーケットでは「おきゅうと」を購入した。夜か朝にでも食べようかな、くらいの気分。好物なのだ。そのときに鮮魚担当者なのか出入り業者さんなのか、やたらと面倒見の良いおじさんにつかまり、無料でいいからと「銀ブカの酢味噌和え」をオマケにもらってしまった。
銀ブカとはたぶんギンザメ。あれを食べるのか。
良い機会だから、あとで寝る前にチャレンジする。おきゅうとはゼロカロリー、ギンザメだって軟骨と白身だから、満腹といってもたかが知れているだろう。

不思議なことに、まず焼餅を食べた時点で日常レベルの満腹感を超えたはずで、それから延々と食べているのにもかかわらず、何もかもが美味しく感じてしまっている。感覚だけはあるが影響はコントロールしている、というのはSF小説によくある痛覚遮断技術と同じだ。
体には悪いだろう。でも、今日と明日だけ保ってくれればあとはどうでもいい。減量は旅の後にします。

 

 

しんかいさん ギンザメ ぬいぐるみ 7094

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