先ほど帰宅した。
帰路は順調。朝からの雨も、福岡空港に着いた頃には止んで、飛び立つ頃には快晴だった。
着陸の時は少し揺れたのだが、雲の上では快適そのもの。九州や四国の山々に雪が積もっているのが見えた。
飛行機が揺れるのは嫌なものだ。
でも、僕は動翼が動いていれば安心する。
フラップやスポイラー、エルロンが素早く、あるいはゆっくりと仕事をしているところが見えれば、なるほど大丈夫だと思えてくるのだ。
そういう意味では、今日の飛行機はちょうどよく見える位置で、とても良かった。
今日はのんびりと博多市内を散策。
雨なのは前日にはわかっていたから、無理して遠出せずに“休養日”として旅行最後の日を過ごした。
朝はゆっくり起きて、ホテルのビュッフェ形式の朝食はサラダと温泉玉子のみで済ませ、近所のうどん店で小さめの(福岡的な、柔らかい麺の)うどんを食べた。
ガイドブックに載っている「キャナルシティ」には行った。というか、適当に街中の神社や寺を巡り歩いているうちに遭遇したので、入ってみたのだった。
うんまあショッピングモールですね、以外の感想が無い。昔は斬新だったのかもしれない。
無印良品の大きな店舗で少し買い物をしただけ。
そのキャナルシティの近くにある有名なうどん店「うどん平」では少しだけ行列に並んだ。旅の最後にそういう経験も良いだろう、くらいの軽い気持ち。
食べ比べるほど福岡のうどんを食べていないが、やはりこの店は美味しいのではないか。肉ごぼう天うどん、というものを注文。
しっかり各所を巡ればまた違う印象だったのかもしれない。
昨日と今日だけの感じでは、博多は「普通の都会」に思える。同じ「地方の中心都市」である金沢や札幌や広島に比べると、インテリ成分が足りない。いや、たぶん住めばきっと違うのだろう。昨晩は飲み屋街、今日はショッピングモールと地下街をふらふら歩き、しかも行ってみたかった書店やカフェは定休日だったので、どうしてもそういう印象しか残らなかった。
と、こんな感じで旅が終わった。
先ほど「ハトシ」をオーブントースターで温めて食べた。
明日から仕事。ずいぶん長く職場から離れた印象があるけれど、休みをとったのは今日だけ。
ずいぶんと遠くに行ってきた。そして、帰ってきた。
身体のほうは足の疲れと肩こりが残る。気持ちがまだ、ふわっと不思議な感じで、残っている。

- 作者: D&DEPARTMENT PROJECT,ナガオカケンメイ
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