街に繰り出す

いくつかの用事があって静岡市まで行く。
いつも通りに町外れに車を停めて、自転車で中心街へ。
初売りのデパートはともかく、街そのものは落ち着いた感じ。裏通りならば自転車でも快適だった。

今年最初のケーキは「MARIATHANK」で。
ブラックチェリーのプリンタルト、なる品をいただく。紅茶はアールグレイ
ちなみに写真は撮っていない。なぜならば、スマートフォンもカメラも家に忘れてきたので。

 

 

書店などを巡った後、CafeBikini(今はYou Me cookies)でお年賀のお菓子などを買う。アイシングクッキーは今年も可愛らしい。焼きたてのフィナンシェ、という珍しい品も店頭で食べることができた。

 

 

帰宅して、兄の家族がやってきて、甥姪にお年玉を与え、TVを鑑賞。
そして新年を寿ぐ宴を共にする。具体的に言うと、すき焼きを食べた。

 

Rocca dEvandro  Ninja Pumpking Game

Rocca dEvandro Ninja Pumpking Game

 

 

さて甥姪達も帰った。
既に眠い。昨晩は夜更かしをして、朝が大変だった。初夢も覚えていない。
今日はさっさと寝てしまおうと思う。
そういえば数週間後に旅をする、と考えていたら、また鞄を作りたくなってしまった。クラフト趣味は「欲しいものが作れる」というメリットがあるが、それを達成するには時間がかかる。レザークラフトはその傾向が強いと思う。
今まで何度か、鞄作りでは焦って失敗してきた。こういう時は“別の物を作る”のが正しい選択。とりあえず寝る前に名刺入れの型紙だけ設計しようと思う。

旅といえば、その「福岡-長崎 2泊3日甘党紳士どきどき一人旅」についての情報を募集中です。美味しいもの(甘くなくても大歓迎)や、行くべき場所、おすすめのお店などありましたら教えてください。

 

旅する出島―Nagasaki Dejima 1634‐2016

旅する出島―Nagasaki Dejima 1634‐2016

 

 

元旦に映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を観る。

元旦。
お雑煮とおせち料理を食べ、届いた年賀状を眺め、新聞を少し読んで、と正月らしいことをしたところで、ほぼ暇になってしまった。
友人知人や親戚との約束も無いし、さすがに元旦から家事に邁進するわけにもいかないし、としばし考える。

こういう時は別の側面から物事を見るのがよろしい。
元旦とはすなわち1月1日であり、毎月1日は「映画の日」だから料金や安い。

というわけで、急遽「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を観てきた。

シネコンの予約サービスで観ると昼過ぎの回はほとんど満席だけれど、それは想定内。1人ならば良い位置の席も選べた。
街への道もそれほど混んでいない。駐車場も、普段の休日と同じくらいという印象だった。僕は街外れのコインパーキングに停めて自転車で移動したから、渋滞的なものには遭遇しなかった。

映画は、よくできた「スター・ウォーズ」でした。
最初にぱぱぱぱーと主題歌のファンファーレが流れて、宇宙空間をスクロールする字幕で「これまでのあらすじと、今の状況」が説明されてから*1、最後にまたオーケストラのメインテーマ&長いスタッフロールが終わるまで、きちんとスター・ウォーズだった。
過不足もなく、新しい“何か”もなく、良いところも悪いところも、全て想定内。
たぶんジョージルーカス氏が作っていたら、もっと歪な、スター・ウォーズとしては「らしくない」作品になっていたと思う。前作のエイブラムス氏にしろ今回のライアンジョンソン氏にしろ、シリーズへのリスペクトが過ぎるのか、あるいはそういう作風なのか、ことスター・ウォーズに関しては本当に「再現度」へ注力しているように思える。

それで良いのかもしれない。
ブレード・ランナー」シリーズの新作では「ブレード・ランナーなのに、新しい世界に出会えなかった」と憤慨したが、スター・ウォーズだと「うんうんこれだよね」と満足してしまう。

今回も電子基板からは火花が散り、変な生き物がたくさん登場し、妙な東洋趣味と10分ごとに挟まれるスター・ウォーズ的なジョークが楽しめて、しかも上映時間が3時間とお腹いっぱい。
老舗の喫茶店に行って、大昔からあるメニュー(例えばクリームソーダ)を注文したら、やたらと量が多かった、みたいな雰囲気ではある。最初は「そうそうこういうものが良いんだよ」と楽しいのだが、やっぱり純粋な美味しさという点では「なるほど淘汰されるのも無理は無いな」と思わせる水準で、しかもいつまで経っても終わらない。
とびきり美味しいクリームソーダでも、やや疲れてしまうのは間違い無い。

しかし映画としては、間違い無く贅沢だ。
正直なところ「その手があるのなら最初から使えよ」とか「スター・ウォーズ世界でそれはOKなの?」という場面も散見されたのだが、それでも完全に「超大作SFハリウッド映画」という娯楽として高水準。ドロイド達も可愛いし。

うんうんこれでいいじゃない、こうでなくっちゃ、とほくほくして映画館を出た。スター・ウォーズに関しては、基本的に“保守系”なのだ、僕は。

というわけで、1年の最初がこの映画というのは、幸先が良い気がしてきた。スター・ウォーズは縁起が良い。

 

なにしろ上映時間が長くて、13時過ぎに始まって、帰りは16時を過ぎて薄暗くなっていた。ちょっと寄り道しただけで、もう夜になる。
だけど大丈夫。
また休暇は続く。
明日も暇だ。嬉しい限り。

 

 

みんなの映画100選

みんなの映画100選

 

 

スター・ウォーズ スマート R2-D2

スター・ウォーズ スマート R2-D2

 

 

*1:他の映画には使えない、スター・ウォーズならではの方法。普通は最初のシーンは見せ場でもあり、かつ状況説明も必要だから難しいのだが。例えば「ミッション:インポッシブル」がこんな字幕で済ませたら、大顰蹙だろう。

タルトタタンと大晦日

今年は色々なことがあった。
なにしろ転職をしてしまった。いずれ辞める仕事だとは思っていたが、まさかあのタイミングで、と今になって少し怖くなる。感情的に、衝動的に辞表を出したわけではないにしろ、思い切った決断だった。
幸いなことに新しい仕事も目論見通りの期間で決まり、大変ながらも1ヶ月と少しを乗り切ったところで、こうして年越しとなった。自分は新しい仕事に順応できると思うが、今度はその勤め先の存続が危ういのだから、人生は五里霧中である。といってもいきなり明日から失業者、ということは無くて、ただ極めて小規模かつ現在は準備段階の会社だから不安というだけなのだが。

 

そして今年は、映画をやたらと観た1年でもあった。
春から夏にかけては、観たいと思った作品はぜんぶ観るし、興味が無い作品でも時間があれば観る(特にお気に入りの映画館の上映は“とりあえず観ておく”のが基本)方針を貫いていた。
あれはなかなか大変だったが、「映画そのものについて語る」能力は獲得できたと思う。映画の各作品について、ではなくて、今の時代の“映画”全体を楽しめたのは、紛れもなく財産だったと思っている。

でも映画を中心に休日を過ごすというのは、本当に大変だった。都会ならともかく、まず街に出るところから時間がかかる土地で、しかも映画館の数自体も少ない。
秋には力尽きて、今はもう厳選した「観たい作品」だけを鑑賞している。

 

映画を撮った35の言葉たち

映画を撮った35の言葉たち

  • 作者: 得地直美,伊藤洋司,三浦哲哉,荻野洋一,橋本一径,安井豊作,赤坂太輔,井上正昭,木原圭翔,葛生賢,隈元博樹,黒岩幹子,須藤健太郎,角井誠,長門洋平,南波克行,降矢聡,結城秀勇,渡辺進也,フィルムアート社
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2017/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 

さらに言うと、あちこちに旅をした年だった。
いちいち列記はしないが、日本国内のメジャーな観光都市の半分以上は行けた。逆にお気に入りの土地を繰り返し訪れることはできなかったが、しかし楽しい旅ばかりで、無理をしてでも旅行をして良かったと考えている。
失業期間も頻繁に旅をした。
県内の観光地や水族館など、行けるけれどなかなか行けない場所を訪れた。そういうのんびりした旅もまた良し。

https://www.instagram.com/p/BdWyAtrHvG4/

甘いものに関しては、特に総括はしない。
いくつかお気に入りのお店が増えた。旅先で知った素晴らしいお店も印象に残っている。
今日はその締め括りではないけれど、藤枝市の「ボクゥボクゥ」に立ち寄って、タルトタタンを食べてきた。
この店のタルトタタンは、しっかり濃厚。どれだけのリンゴを使っているのだろう。むっちりとしたリンゴ部分は酸味も甘みも強くて、それほど大きいサイズではないのに満足感がある。

美味しいケーキを食べながらショーケースを眺められるのも良い感じ。今日は年末年始の営業に備えてか、ケーキも焼き菓子もたっぷり並んでいた。

 

おいしさの秘密がわかる スイーツ断面図鑑

おいしさの秘密がわかる スイーツ断面図鑑

 

 

このタルトタタンを楽しんでいる時に(ショーケースの風景も楽しんでいる時に)ふと、今年はまあまあ良かったのではないか、と思えたのだった。
すぐに「そんなことは無い。停滞と没落の年だった」と、いくつかネガティブな出来事が思い浮かんだのだけれど、それでも大晦日に、ケーキを食べてコーヒーを飲んで、年賀状は出したし模様替えも済んだ、年始の休暇は1週間、という状況は祝福したい。ぐるっと地球が一回りして、その区切り(人間が勝手に決めた暦だが)で良いものが食べられた。悪くない。

 

 

 

そんなわけで、なんとか1年を生き抜くことができました。
この日記を読んでくださる数千人/月の顔も知らない皆様と、身近な友人知人には感謝しかありません。
ありがとうございました。
誰も彼もにタルトタタン的な良いものが訪れる日々であるよう、静岡県中部よりお祈り申し上げます。
良いお年を。来年もよろしく。

お題「カウントダウンの過ごし方」

家に隠り掃除と読書とイラスト描きを。

年賀状作成を最優先事項として、ほとんど外出もせずにひたすら家で過ごした。
とはいえ年賀状作り以外にもやることはたくさんあって、掃除片付け(大掃除は暖かい季節に済ませた)や工作、本の整理もしなければならない。

 

いちばん時間をかけたのが、寝ながらの読書だ。
この年の瀬になって、今年ベストの小説(短編SF部門)に出会えた。
小川一水氏の短編集、「アリスマ王の愛した数式」の書き下ろし作品、「リグ・ライト─機械が愛する権利について─」がそれ。気に入って、3回読んでいる。
AIによる自動運転が普及した時代のお話。アンドロイドも登場する。人はなぜ人か、AIは(権利と責任の主体としての)人になれるのか、転換点はいつどういう形なのか、そんな話が、あくまで軽い筆致で綴られていく。
人と饒舌に会話する、人とは違う価値観を持つ人間の味方、AI。BEATLESS戦闘妖精雪風などが日本の作品では有名。最近は「人と違うことを明らかにしつつ、人のために尽くす」アンドロイドが当たり前に登場するようになった。だからこそ人は自分を見つめ直すし、読者である僕も、不完全で有能な機械についての文章で、自分と人間について考える。

いや本当にさらっと読めるのにこんなに面白いとは予想外だった。
他の短編も素敵で、構成も良かった。
普段SFを読まない人でも、試してみると良いかもしれない。

 

 

さてそんなわけで、年賀状はまだ完成していない。
楽しいイラスト部分はとうに終わった。
Adobeillustratorでの差し込み印刷について、技術的なチャレンジをしていたら、作業が滞ってしまった。まあいいや、明日の午前中には郵便局に持っていけるだろう。

もうすぐ日が変わる。
今年も24時間と少し。一昨年の事などすっかり忘れてしまった。あと1年経ったら、2年経ったら、と考えるとなんだか怖くなってしまう。昔、そういう事を友人に伝えたところ、「来年の事がわからないのだから、これでバランスが取れている」と言っていた。納得はしていないが、このことは忘れていない。

 

老ヴォールの惑星

老ヴォールの惑星

 

 

年の瀬に食べる洋梨のムース

昨日が仕事納め。
12月は30日までだと思い込んでいて、カレンダーを見たら31日まであって、だからほっとして丸1日はのんびり過ごす、という恒例の「勘違い→真実に触れる→弛緩」が今年も発生した。どうしてこの勘違いが生じるのか自分でもよくわからない。

よく寝て、読書を進め、生活必需品ではない品を買う。
本来は大掃除や年賀状作成といった年末の懸案を片付けなければならないのだから、遊んでいる暇など無い。が、なにしろ「予定より1日多い」のだから、今日くらいはのんびりしても良いだろう、そうゴーストが囁くのだから仕方がない。合理性を超越した何かが、ちょっと早めの寝正月を僕にプレゼントしたのだ。

とはいえ、洗濯物はたくさん干したし、仕事関係の細々したものは1月の出勤開始まで手を触れる必要が無いくらいに片付けた。親戚の子への誕生日プレゼントも購入した。休日としては、それなりに頑張っている。
髪の毛も切った。今は頭がとても寒い。

https://www.instagram.com/p/BdRrusBHvWI/

さて今日のおやつは、ボクゥボクゥの「洋梨のムース」。
洋梨の優しい甘味と、ふわっとした香りがそのままのムースだった。表面は乾いているようなしっとりしているような不思議な層になっていて(ごく薄いマシュマロのテクスチャ)ファンタジー映画の食べ物を思わせる。
底面に敷かれたかりかりした何かとクルミも面白い。

 

こういうものを食べながら読書を楽しむ。
思わずふうっと大きく息を吐いてしまう。
今のところそれほど仕事の総量は多くないが、やはりどこか張り詰めていたのだと思う。うん、今年はよく頑張った。
洋梨のムースに値する12月だったと自己評価している。

だから、お土産にカヌレを購入した。
自分へのお土産。自分へのご褒美。
今日は友人達との会食で、その時刻がとても遅いので(20時開始)それまでの“つなぎ”に、今こうして日記を書きながら、コーヒーと共に楽しんでいる。カヌレはどのお店のものもとても美味しい。*1そしてこの店のカヌレは今までたくさん食べてきたなかでも、頭ひとつ抜けている。鮮度か、好みか、よくわからないが、とにかく美味しい。

では今から出かける。1年に1回程度の、かつての学友との会食。実は今、とても眠い。外は寒く、外出がおっくうになってきている。でもがんばります。

 

 

往復書簡 初恋と不倫

往復書簡 初恋と不倫

 

 

 

引き続き、九州(長崎・福岡近辺)のおすすめごはん、甘いもの、甘くなくても美味しいもの、行くべき場所、お店など募集中です。
1月中旬、2泊旅行。飛行機のチケットは確保したけれど、現地の交通手段は未定です。

 

 

マグメル深海水族館 1 (BUNCH COMICS)

マグメル深海水族館 1 (BUNCH COMICS)

 

 

お題「今日の出来事」

お題「コーヒー」

 

 

*1:今まで不味いカヌレ・ド・ボルドーに出会ったことは無い。これは流行した菓子では珍しいことかもしれない。いや、不味くて食べられないナタデココなんてものも遭遇した記憶は無いが。

忘年会でゲーム機が当たった

職場の忘年会に参加。
正確には、僕の勤め先はある会社の一角を間借りしていて、その大きな会社の忘年会に誘われたのだった。

お酒は飲まないし、正直なところ親しく話す人もほとんどいないのだけれど*1それでも面白い宴だった。

いくつかの転職を経て気付いたこと。小さな会社ほど、この種の飲み会の“景品”は豪華。そして今の勤め先と、今日の忘年会の会社は、自分の人生では最も小さく、そして最も景品が豪華だった。参加者は20人に満たないのに、USJのチケットなんてものまで貰える。

https://www.instagram.com/p/BdP4ckRHdtY/

 

僕もビンゴ大会に勝って、スーパーファミコンの縮小版みたいな品を当てた。自分では買わないがとても良いものだと思う。ちょっとした質感から箱のデザインまできちんとスーファミなのが、任天堂的な小技が効いていて素晴らしい。

 

 

このビンゴ自体が面白かった。
ビンゴ・シートそのものは普通の市販のもの。ただし縦横とも3列ずつしか無い。そして、番号カードの山のいちばん上から、どんどんめくり、読み上げ、並べていく。
つまり進行がとても速い。
これできちんと順位付けができるのか、と心配したが、きちんと1等から5等くらいまで“同着”が生じないのだから上手くできている。
しかもささっと(ある種事務的に)ゲームが進行するから、酔っ払いもついていける。盛り上がり、あれやこれやと騒ぐから、訳がわからなくなるのだ。
全員に行き渡るように景品の種類は多いけれど「1等が豪華(ディズニーランドペアチケット)だが以下は普通」や「1等は謎で、全体的に大外れが無い」といったいくつかの「コース」が設定され、それぞれに各人がエントリーする形式で、前述の「同着」と、進行の遅れを防いでいた。
なかなか工夫された、良い余興だった。

 

ビンゴミニマム

ビンゴミニマム

 

 

僕は最近、変な感じに「睡眠薬」が“残る”ことがある。
夜更かしした時にだけ、大昔に貰った睡眠薬を割錠して、1/4錠くらい飲む。するとすうっと入眠できる。しかし翌日の夕方以降に、ごく軽い頭痛と、わずかなふらつきが生じるのだ。
今日の忘年会では、最初に烏龍茶、次にアイス緑茶を注文した。
が、元から疲れていて、しかもこの睡眠薬の副作用もあって、うっかりアルコール入りの「烏龍ハイ」や「緑茶ハイ」を飲んでしまったかのような感覚があって、少し焦った。
なにしろお酒が弱い。居酒屋側のミスで「ソフトドリンクを頼んだはずが、アルコール入りのものが届く」ことはたまにある。
もちろん一口程度では「酔ったかな」と思える程度。しかし帰路に飲酒運転をするわけにもいかない。
今日は飲酒した時の症状(手が赤くなる。顔が熱くなる)もなく、レジ前にあった簡易アルコールチェッカーでも反応が無かったので、確信を持って帰りはハンドルを握ることができた。
でもまあ、人騒がせな睡眠薬ではある。
頻繁に通うようならば別の薬に替えてもらうところだが、ほとんど保険というかお守りとして保管している薬だから、そこまですることもない。
しかしなぜ夕方以降なのだろう。人の脳は測り知れない。

 

言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか (中公新書)

言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか (中公新書)

 
脳のなかの幽霊 (角川文庫)

脳のなかの幽霊 (角川文庫)

 

 

*1:その会社の社長は自分の職場の取締役でもあり、つまり社長が最も話しやすいのだが、なにしろ社長だから馬鹿話が弾むわけではないし、スイーツ情報交換会なども発生しない。

高くて美味しいレタス

ここ数日、青菜の類がとても高い。
レタスに関しては値段が一年中変わらない野菜工場製のものと、高くて小さいものが併売されていた。

 

天野喜孝名画ものがたり 眠れるレタス姫
 

 

いつも工場製のものばかり買うから、今日はなんとなく高いほうを選んでみた。

すんなりと「工場製」を受け入れているが、地元に野菜工場が建ち始めたのはこの数年間のこと。人間、何にでも慣れてしまう。

ともあれ高価なほうのレタスは、しっかりと苦く、青臭さとは違う匂いもあって、しかも固く締まった葉が美味しい。大きめのハーブ、といっても通用しそうな素晴らしい野菜だった。

スーパーマーケットの売り場には「気候のせいでサイズが小さく苦みが強いかもしれないがご容赦ください」と貼り紙があったが、先に書いたような「大きくて食べやすい工場製」が安定供給されているのならば、「ご容赦」ではなくて、これはひとつの立派な選択肢だと考える。

ちなみにレタスは砂肝のサラダにした。
砂肝(半額セール)は薄切りにして、適当に焼いておく。塩と胡椒は強め。
レタスは細切り。
レモンは皮ごと銀杏切り。
ぜんぶ混ぜて完成。
本来はクレソンかパクチーで作るものだと思うが、詳細を思い出せない。

 

使える鶏肉レシピ: 部位別で使いやすい。和・洋・中100品

使える鶏肉レシピ: 部位別で使いやすい。和・洋・中100品

 

 

砂肝といえば、つまりは砂嚢である。
防災の時に使う砂を入れる袋は一般に土嚢と呼ぶ。
以前の勤め先では、砂を入れるか土を入れるかを分けなければならなかったので(化学コンビナートで消火その他に使う)、土嚢、砂嚢は別の置き場所と表示がされていた。
最初は面食らった。敷地内にバードサンクチュアリがあって、どこかの大学教授が顧問になっていて、この「砂嚢」と大きく書かれた防災保管庫のシャッターを見て馬鹿受けしていた。写真をぱちぱち撮っていた。砂肝がうずたかく積まれた倉庫を想像したのではないか。
僕も写真を撮っておけば良かった、と今になって思う。
レタスと砂肝のサラダを食べながら、そんなことを思い出した。

 

ながさきプレス10月号(2011)

ながさきプレス10月号(2011)

 

 

それにしても寒い。レタスも縮む寒さだ。
地元では「かざはな」が舞った。
この「風花が舞う」という表現、他県では通用しない事が多い。そして、風流あるいは気取った言い回しだと言われてしまう。小学生だって使う表現なのだが。

 

 

さて昨日も書いたが、ただいま九州(福岡と長崎)の旅について情報を収集中。今日は「長崎と福岡は近い」と知りました。静岡のスケール感は通用しない。

 

d design travel FUKUOKA

d design travel FUKUOKA

 

 

 

筋子をチン!

ものすごく久しぶりに、コンビニエンスストアのおにぎりを食べた。
昼休みに外出して、届け物その他の諸々をしていたら、ごはんを食べる時間が無くなってしまったのだ。
だからコンビニで買って、誰もいない部屋でこそこそと遅めの昼食を済ませたのだった。はっきり言ってサボりだが、今日は出勤が僕ひとり、急ぎの仕事も無いので、これくらいの不正はしてしまう。一応、同じフロアの別会社の人達には伝えて、研修ビデオを見ながら食べる。

 

 

その昼食に買ったおにぎり。
昔は「海苔がぱりぱり」と「海苔がしっとり」の2種類の違いが、それはもう徹底的に際立っていた気がする。ぱりぱり指向のものは、ぱりぱりを極める為のメカニズムを外装フィルムに盛り込み、海苔の端がちぎれようが、1操作のミスで開封作業が頓挫しようが構わない姿勢を貫いていた。
今日のものは、「普通に海苔がぱりっとしています」くらいのバランス型だった。というか、丸くてしっとりしたタイプもあるけれど、全体にトータルバランスを高める方向性だったと思う。

で、せっかくひさしぶりのコンビニおにぎりなのだからと、家では作らないようなものを選択した。「厚切りハムおにぎり」と「筋子」を購入。
一緒に買った「ファミリーマート・チキン」を温めるかと聞かれたので、お願いしたところ、おにぎりも別に温めてくれた。

会社で気付いたのだが、「筋子」を温める必要は無かったと思う。
マイクロ波を照射された鮭の卵は、硬くなる。短時間だったせいか、加熱された蛋白質の固さ(最終的には煮魚の目玉に近くなると想像する)までは遠いが、でも美味しいものではない。
なぜか塩味が際立ち、粒状の干物があったらこんな感じかもしれないな、と思わせる味だった。
温めてから時間も経っていたので、温度自体は気にならなかった。

というわけで、昼食は

  • おにぎり(厚切りハム)
  • おにぎり(筋子
  • ファミリーマート・チキン
  • 野菜ジュース
  • 海藻サラダ
  • 福島の郷土パン:クリームボックス(いただきもの)

でした。
クリームボックスはお土産でいただいたもの。半分食べて、残りはおやつに。全体に食べ過ぎだと思う。
海藻サラダにはドレッシングが付いていなかった。別売りなのだ。僕は味の無い海藻サラダがわりと好きだから、特に不便は無いのだった。

 

地元パン手帖

地元パン手帖

 

 

さて今日はこういう風にだらっと仕事をしていたので、変な疲れかたをしている。寝なければ。その前にお風呂に入らなければ。

お題「今日の出来事」

 

まるで関係無いけれど、また旅のアドバイスの募集です。
1月の中旬に、九州へ旅します。
1泊は長崎に、もう1泊は博多駅前に投宿する、2泊3日の予定。宿は取ったが交通手段はまるで考えていない。博多と福岡空港がこんなに近いなんて。
どちらかといえば長崎とその周辺がメインか。
でもまるで何も決めていません。
何かオススメの場所、食べるべき料理、甘いもの、あれば教えていただけると有難いのです。ちなみに人生初の九州上陸です。

 

クリスマスには茶碗蒸しを作る

今日のばんごはん

帰宅して誰もいないので、冷蔵庫にあるもので夕食を済ませた。
特に理由も無いが、茶碗蒸しを作ってみた。
中華風の茶碗蒸し。
大きく作って、胡麻油とあんかけで仕上げる手抜きバージョン。“す”が入っても平気だから、気が楽だ。

玉子は2個使用。
電子レンジでも作れるのだけれど、今日は卵液を注いだ器が電子レンジ不可(金の模様入り)だったため、蒸して加熱。鍋にお湯を張り、ひっくり返したザルを沈めてその上に器を置く、というひたすら雑な作り方。
それでも作れてしまうので、これはもう和食のそれとは別の食べ物だと思う。そもそも茶碗で蒸していないが、日本風の茶碗蒸しだって茶碗は使わないから、こうなるともうわけがわからない。

とにかくこの聖なる夜に、僕はたっぷりの量の茶碗蒸しを食べたのだった。
鶏の挽肉と、刻んだ切り干し大根と、葱のみじん切りを炒めて、鶏ガラスープの素で味付けしたものが具。桜エビも加えてみた。
ごはんではなくて、湯がいた春雨を添えて炭水化物源としてみた。
野菜はレタスを刻んだものと、青梗菜のおひたしと、人参サラダ(ツナ入り)。
ちなみに写真はありません。

 

ごちそうたまごレシピ

ごちそうたまごレシピ

 
茶碗蒸し

茶碗蒸し

 

 

1月の予定 

喫茶とインテリア WEST

喫茶とインテリア WEST

 

 

まるで関係無いが、年末年始の休暇中に旅行へ行こうと計画したのだけれど、どこに行くにも高くて、しかも旅行会社のツアーでは「新春お年玉ツアー」みたいな激安企画も開催中で、なんとなく嫌になってしまって、今もまだプランが決まっていない。

とりあえず1月の1週目には、三重県に遊びに行く。
そして1月の後半に休暇を取って、九州に行こうと思う。九州はまだ足を踏み入れたことがない。もしかしたら台湾に行くかもしれない。
とにかく年末年始は高い。びっくりした。

 

音楽が教えてくれたこと

音楽が教えてくれたこと

 

 

お題「今日の出来事」

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。