連休中にどこにも行かないのもつまらないからと、静岡県の東部に足を延ばした。沼津ICからすぐそこにある「クレマチスの丘」が目的地。
この施設群のひとつ、ヴァンジ庭園美術館はお気に入りの場所。
箱根の「彫刻の森美術館」も大好きだけれど、庭の美しさではこちらが上。ヴァンジ氏の作品は好みではないけれど飽きないし、美術館は広くてのんびりできる。庭を歩いて、静かな美術館で彫刻を眺めながらぼんやりして(ソファがあちこちにあるのも嬉しい)、また庭を散策する。
今日は通り雨が多い、せわしない天気だった。
雨に濡れた緑がとても美しい。
傘は要るけれど、前述の美術館でしばらく待っていれば雨はすぐに落ち着く。天気のせいか人が少ないのも自分としては有難い。
ミュージアムショップで何か買うわけでも、併設のレストランで食べるわけでもなく、ただこの庭園美術館だけの訪問。隣の写真美術館では「星野道夫」氏の回顧展を開催中だったけれど、それほど好みの作家でもないし、なんとなく気が向かず今回はパスした。
沼津の街も少しだけ散策。
ただし局所的な大雨が近づいているようなので、自転車で少し走った後は撤収することに。今回は明確な目的地も無いから、これで十分。
ぶらぶら美術・博物館 プレミアムアートブック 2018‐2019 (カドカワエンタメムック)
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お昼ごはんは清水区のラーメン屋さんで。
一元下野店。気の良い初老の男性が切り盛りする小さなお店。
この辺りでしか見られない、「味噌を自分で溶いて食べる味噌ラーメン」のお店。豚骨ラーメン的な細麺で野菜多め。
味噌をそのまま食べると独特の美味しさがある。例えばキュウリに付ける時などそれを感じる。このラーメンにはその“火を通していない味噌”っぽい味わいがある。最初は優しく、後半にかけて濃厚な味。
突発的に食べたくなって、たまたま帰路に寄れるから行ってみた。今日も美味しかった。
どういうわけか、美術館でのんびりした後には、ラーメンとかインドカレーとナンとか、そういう味が濃くてカロリーの高いものを食べたくなる。これが、美術館に企画展目当てで行った時にはまるでその(ジャンク寄りの)欲求が生じないのだから不思議なのだ。
企画展の時は、美術館併設のカフェや喫茶室で、可能ならばコラボレーション・メニューを楽しむ。特別企画のケーキセットがあれば第一選択となる。
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クレマチスの丘とは全然関係無いけれど、現在「静岡市美術館」で開催中の「ヴラマンク展」にも、連動したメニューがある。美術館から徒歩3分のケーキカフェ「MARIATHANK」の「花のブラマンジェ」がとても美味しかった。優しさと華やかさのバランスが良い感じ。半券で割り引きもあるし、美術館の後ならさらに楽しめると思う。おすすめです。僕は先々週に行ったけれど、今もやっています。
ケーキと紅茶の店 マリアサンク(静岡市葵区紺屋町)公式ホームページ