ムーミンの前にラーメンのはなしを

仕事で静岡県東部に行き、また中部に戻ってきた。
ちょうど昼前、そして数時間の空き時間ができた。

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行きたかったけれど混雑が嫌で後回しにしていた県立美術館の「ムーミン展」のチャンス。雨が降っているし平日だから、それほど混まないはず。

というわけで「ムーミン展」には行ったのだが、今日はそのことは書かない。
とても素敵な体験だったし、今も思い出して幸せな溜息が出てしまうくらいに堪能したのだが、書く時間が無い。

 

 

 

なので、お昼に食べたラーメンについて記録しておく。

県立美術館から南幹線に出てしばらく走ったところにあったラーメン屋さん。
前に見た時は行列ができていた。まだ新しいが、“話題の店”らしい。

今日は全く並ばない。木曜日は特別な企画の日らしく、レギュラーメニューではない数種類と完全新作のみが楽しめるという。

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よくわからないから、とりあえず「二郎系」っぽいものを注文してみた。

肉は大きく、麺は太く、野菜はしっかり茹でたものが山盛り。
とはいえ、臭くてべたべたして濃い味付けの、他店の「二郎系」よりは上品だった。
僕はこれくらいで十分。
ちなみに量はとても多くて、夕食は主食(炭水化物源。今日はパンだった。)を抜いたくらい。午後は眠くて仕事が滞ってしまった。

 

気になったのは衛生面。
とても綺麗なお店なのに、店員さん達の手指の管理が雑だったのだ。

この店では、全員が使い捨てのゴム手袋をして働いている。
そしてラーメンの具材の盛り付けも、丼の片付けも、机の清拭作業も、レジでの現金の受け渡しも、手を洗う素振りが見られない。むしろ手袋のせいか、濡れや汚れに無造作になっているきらいがある。
なにしろお釣りに貰った硬貨や紙幣にべったりと水と油汚れが付いていたのだ。

「当店が行っている新型コロナ対策」として、いくつかの方策が掲げられていた。
しかし、使い捨て手袋を使いっぱなしというのは、新型コロナ以前の問題だと思う。
加えて、カウンターには透明プラスチック板の仕切りが立っていたが、間隔は2人おき。知らない人と仕切り無しで隣り合うことになる。

別に新型コロナ対策に限った話ではなく日常の衛生管理全般に言えることだが、「なぜ、それをするのか?」の理解力が問われるのが昨今の情勢だと思う*1
「いや、これはスタッフの手指を守るための保護具であって、客側の衛生とは関係ないのです」と言われたら、ちょっと困ってしまうのだけれど。スタッフの健康も大切だけれど、素手より衛生レベルを下げてはいけない。

 

 

 

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お腹いっぱいで大変だったけれど、美術館に行けたことだけで、今日はもうごきげん。

美術館は、動線から外れて人が全く立ち寄らないスペースが多いところが素晴らしい。


特に、通路でも部屋でもない、デザイナーズチェアと小さなテーブルと、やけに豪華な庭園や植栽*2を眺められる窓のある空間が好き。静岡県立美術館では「ラウンジ」と名付けられ、数カ所にある。
マスクも外せるし、静かで落ち着いているし、少し涼しめに落ち着いた室温も過ごしやすい。
さすがにノートパソコンや本を広げるわけにはいかないけれど、ただぼうっとしたり、パンフレットに目を通すには最高の場所だ。

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美術展とは別に、行けば必ず堪能してしまう。静岡県立美術館の場合は高低差のある「ロダン館」を歩き回った後に足を休めるのにちょうどいい。気に入った作品のために再入場する前には、休憩場所にもなる。今日も存分に堪能した。

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お題「気分転換」

 

*1:やみくもに形だけを整えると、嘘やデマに加担することにもなってしまう。

*2:風景自体が誰かの作品のときもあるし、ただ格好良い建物の一部のときもある。