映画「女神の見えざる手」とカレーとケーキ

明日は茶道部*1のお茶会なので、自由な休日は本日のみ。映画を観て、美味しいものを食べてと、土曜日を満喫してきた。

映画に関しては、機会を逃さず映画館に行かなければ観たい作品が次々と上映終了となってしまう状況。ミニシアターの残念な部分、上映期間の短さが本当に恨めしい。ちょうど観ておきたい作品が連なっていて、休日の予定も詰まっていて、「大好評につき上映期間延長」をも見越したスケジュールを立てて*2、ようやく目当ての作品を一通り観ることができる。 

 



今日は「女神の見えざる手」を観てきた。
アメリカのロビー活動に群がる人達と、敏腕ロビイストの女性を描いた作品。ロビイストとは何かを知っておくとわかりやすいが、その知識も辞書かWikipedia程度で十分。かなり新設設計で、しかもテンポ良く話が進んでいき、まるでダレない。



予告編を観ればどんな作品かは一目瞭然。心に残る大切な作品というわけではないが、観て損は無いと思う。僕は120%楽しんだ。

政治と法廷のお話、というとちょっとわかりづらい印象があるが、これは日本人にお馴染みの「剣と魔法のファンタジー」に置き換えるとぴったりあてはまる。ダークファンタジーの類型、といえばいいのか。

つまりこんな感じだ。

あるところに最強の戦士がいました。
強さこそが存在意義である戦士は、その強さ故に、王道ではなく覇道、そして邪道をも躊躇無く使う戦いで、常に最強を誇っていました。

しかし突出した強さが疎まれ、ほんの少しの衝突が元で、帝国を追い出されてしまいます。

今度は最強の傭兵として、反帝国の立場で力を振るうことになる戦士。ここでも、常に目指すのは勝利です。
目的の為には仲間さえ利用する戦士に反発する者、疎んじる者、そして離れていく者が後を絶ちません。深く傷つき、憔悴する戦士。それでも勝利以外に進む道を知らず、あらゆる力と知識を使い戦い続けます。
その姿はもはや人ならざるもの。そして、人ではない魔物でもない戦士には、人を超えた強さを持つ故の弱点が生じていたのでした。

その弱点を突かれ、最後には帝国に捉えられた戦士。公開処刑の場に引き出されます。あらゆる力を封じられた土壇場で、“勝利”の為に取った手段は…

 

……と、これは先日読んだ小説の作中作品をささっと要約したものだが、まあこんな感じのお話が「女神の見えざる手」である。ファンタジー作品としてはありふれた、陳腐といっていい話だが、もちろん映画は違う。

なんだか怖い、白人で美人のおばさん主人公も、頭の良い人達ばかりの(全員が経営者博士号か弁護士資格を持っている気がする)軽妙なやりとりも、もちろん大胆な伏線回収も素敵。全体にスリリングかつセンスがいい、クールな作品だった。

自分自身が二度三度は観ないが、機会がある人には自信を持って勧めたい作品。おすすめです。

 

Miss Sloane [DVD] [Import]

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ちなみに何をロビイングするか、というと銃規制に関する法案通過なので、これも実にアメリカ的な部分が楽しめる。「教養の無い赤ら顔のオッサンの論理」が出てこない、銃の所持に関する意見のぶつかり合いはちょっと新鮮だった。 

 

アメリカ・ライフル協会を撃て

アメリカ・ライフル協会を撃て

 

 

 

https://www.instagram.com/p/BcL6H88HPcp/

お昼ごはんはカレーを食べた。
ALLEE RESTAURANTのプラウン・マサラ・カレー。
海老が好きな人が好む海老要素を、海老そのままよりも効果的に楽しめる料理。料理かくあるべし、と膝を叩いた(慣用表現)。

 

https://www.instagram.com/p/BcMBVDdHREE/

おやつはMARIATHANKの「安納芋のクラフティー」。
ぱっと見はプリンだが、芋やカボチャのプリンとは違うスイーツになっていた。食べないとわからない、上手く説明できない美味しさ。作り方は想像できても味はまた別。お菓子の魔法である。

最初に書いたように、もう寝なければならない。
どういうわけかお茶会というのは、朝が早いのだ。お客として招かれる側はそうではないのだが、今回は先生が招く側で、僕は裏方で洗い物をしたり荷物運びをする役目。でもこれが、前に参加した時はとても面白かったのだ。だから楽しみ。

 

では寝ます。おやすみなさい。

*1:前の勤め先で入っていた社内クラブ的なもの。今でも交流が続いている。

*2:予想通り、「KUBO/クボ」は延長された。良かった。