
仕事用のキーボードに紅茶をこぼしてしまった。
多少の水濡れで壊れるような機械ではないが、こぼした直後から勝手にキー入力が続くなど不具合が止まらなくなってしまった。
もちろん急いでパソコンから外して、できるかぎりの清掃をした。
キーを全て抜いて、下のスイッチ部分を拭き掃除する。十分に乾かした後に組み直したが、やはり動作がおかしい。きちんと反応しない時がある。
もう廃盤の機種なのでとても困る。
直接の後継機は無く、ほぼ同じ使い勝手のものは高価だ。できることなら、今のこのキーボードを使い続けたい。
放置して治るようなものではないので、再び分解し、基板からコネクタまでしっかりと洗うことにした。わざわざ無水エタノールを買ってきて、キムワイプや綿棒で拭いていく。
できる限りのチェックと掃除を終えてから再び組み直し、先ほどようやく正常に使えるようになった。
夕食の準備や片付けと併行し、2時間ほどキーボードのために時間を使ってしまった。
このキーボードのトラブル以外は、おおむね平穏な水曜日だったといえる。
静岡市の中心街では、キリスト教系の新興宗教団体が「トランプ大統領と高市首相がハルマゲドンを始めてくださった!万歳!弥栄!」と、わけのわからないことを言っていた。
遠い土地の、しかし世界中が巻き込まれる巨大なニュースが、自分の生活圏に(いささかおかしなかたちで)現れたことが、すごく気味悪く感じる。
もちろん今の時代に戦争は他人事ではないのだが、それでもこういう形で見聞きするとは思わなかったのだ。
そういうことがあって、なんとなく気持ちがざわざわした状態で帰宅して、紅茶をこぼしてキーボードが壊れかけたのだ。
たぶん寝るまでざわざわしたままだと思う。


