奈良漬の炒飯

所用で御前崎市へ行っていた。
今日はとても寒い。午前中の早い時刻には、気温が10℃以下だった。静岡県の沿岸部としては、今冬で一番の冷え込みではないだろうか。
とはいえ、この程度の寒さならば、車内にいる限りは全く問題ない。エアコンを使わずに、シートヒーター(弱)やハンドルヒーターを適宜使うことで十分に快適に過ごすことができる。

 

 

そんな今日のお昼ごはんは、御前崎市相良で食べた。
高校や役所があるあたり。かつての相良町の中心街だった場所かもしれない。その表通りから少し裏に入ったあたりで見つけた「炒飯 もも」というお店を、訪問先で教えてもらったのだ*1

専門店ということで、お昼のメニューは炒飯が数種類、それに麻婆豆腐の定食があるだけ。ただし、バーというか居酒屋というか、お酒のメニューや道具がたくさん置いてあったので、夜は賑やかになるのかもしれない。

店は狭い。そして、駿河湾沿いの個人店らしく、サーフカルチャーっぽさが少しある。カウンターの隅に本が何冊か立ててあるあたりは、昔のカフェを思わせる。
オリジナルのステッカーなどもあって、懐かしのストリートカルチャー・サブカルチャー的な匂いがする。狙っているのかいないのか、なんとも懐かしい雰囲気の「小さな個人経営の飲食店」だった。

 

 

 

その「炒飯もも」で注文したのは、奈良漬の炒飯。
メニューのいちばん上に「おすすめ」とあったので注文してみた。

奈良漬は甘く、炒飯はかなりしっかりと炒めてある。
酒粕臭い本格的な奈良漬ではないのかもしれない。あまり奈良漬を食べている感じはしない。どちらかといえば福神漬のような感じで、その強い甘みが炒飯に合う。

 

中華料理店の炒飯というよりは、料理上手な男友達がささっと作るようなそれだった。料理本や雑誌の「基本の炒飯ができたら次はこれ」と提案されているバリエーションメニューを思い出す味。
ちょっと苦くなるくらいに炒めた部分も含めて、「こういうのもいいな」と思わせる素敵な炒飯だった。

概ね平和な金曜日。御前崎市は遠いが、長い移動時間も気分転換にはなる。
ただし疲れた。なので、もう寝ます。

 

お題「わたしの癒やし」

*1:今年になってから急増した、『仕事で会った人達に教えてもらったお店』での昼食である。

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