心身の回復とエクアドル産バナナ

まだ咳は出るし喉も痛い。薬のせいか頭もぼうっとする。
しかし運悪く連休直前、どうしても休めない状況だったので、半日だけ出勤してきた。

デスクワークとはいえ、きちんとした身なりで、周囲の目を気にしながら身体を動かして過ごす数時間は、結果としてこの長い体調不良を多少なりとも和らげることになった。出勤するまでは本当に大変だったのだが、ちょっと拍子抜けするくらいに喉も頭も楽になっていく。

そういえば子供の頃の小児喘息でも、寝ているよりも座っているほうが、そして何故か車に乗っている時のほうが、呼吸を楽にできた。夜の救急病院に行く途中でそれなりに我慢できるレベルまで回復したことは1度だけではない。それでも病院で吸入器のお世話になるのは避けられなかったけれど、夜の待合室で身体が楽かどうかは大きな違いだった。

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たぶん今日は、えいやっと思い切って休みをとれば、上司や同僚が何とかしてくれただろう。僕が休んで潰れる会社ではない。しかし自分の体調に着目すれば、いつまでも（それなりの責任を感じながら）アパートに閉じこもっているよりは、パフォーマンスが落ちた状態でも外の空気を吸って溜まった仕事を少しずつ片付けられたことは、心身双方の健康に良い影響があったと思う。

しかし午後になってからは薬が切れたのか、咳がどうにも止まらなくなってしまった。
事情を説明して自宅で残務をすることにして、早めに帰宅。家でパソコン作業を進めた。

食欲もそれなりに回復した。
昼は職場近くのお弁当屋さんで買った。
久しぶりに、きちんと味付けされた、品数の多い食事を食べた。まだ鼻が利かず味がぼんやりしているのだけれど、病み上がりにはベストチョイスだったと思う。

先ほど、夕食も済ませた。
ヨーグルトにオーツ麦、小さめの八朔みたいな柑橘、エクアドル産バナナ*1、その辺にあったドライフルーツ、野菜ジュースとトマト。
夕方にはすっかり疲れ果ててしまったため、火を使わず、短時間で準備ができて、身体には悪くないであろう品々を食べた。

もうお風呂も入ったし、歯も磨いた。
夜の分の薬も効いてきた。

どうにもぱっとしない1週間だが、でも少しずつ回復している。
咳が止まっているうちに寝たい。まず食事、そして睡眠。
おやすみなさい。

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お題「今日の出来事」

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*1:バナナは滅多に買わない。でも、ガラパゴス諸島への旅でエクアドルという国に親近感を抱いたこともあり、エクアドル産バナナを見つけると、理由も無くカゴに入れてしまうことがある。