令和の終わり
風邪薬を買いに入ったドラッグストアで、「令和はもうすぐ終わり」と言っていた。親王派の人達には許せない発言ではないだろうか。
風邪
風邪薬は特設コーナーに山積みだったが、現金の持ち合わせが少ないので買わなかった*1。
放っておいても風邪は治りそう。でも念の為に、そして安価な風邪薬セットを手に入れるために病院へ行くことにした。
香川県に住む前、出張を繰り返していた時期にお世話になった病院を、今もかかりつけにしている。アパートから近かったのは偶然だが、悪い病院ではないし、なにより空いている。
この病院の先生は、もうすぐ引退しそうな老人だ。
診察はいいかげんで、先生の後ろに立つ婦長さんらしき人が診察以外の全てを進める*2。
内科と心療内科と消化器科の看板を掲げているが、消化器系の病気は積極的に大病院に紹介する所存である、と言っていた。
ちなみに風邪については、診察前に細長い注文伝票みたいな紙に記された「咳」や「喉の痛み」といった項目にマルを付けておくと、それに対応した薬が用意される仕組みだ。僕が書いた「症状伝票」と同じマス目の「風邪薬対照表」があって、並べることで処方する薬がわかるのだ。僕ならエクセルで作るだろう。
そんな感じで、先生不在でもなんとかなってしまいそうな気もするが、今のところ誤診もないし、なにより心療内科を掲げているせいか風邪の人達で溢れかえっていることもなくて、軽い気持ちで利用するには良い病院だ。
心療内科が主の医院ということもあり、「ちょっと寝付けないことがある」と言えば軽い睡眠薬を出してくれることも有り難い。
普段は使わないが、どうしても寝付けない時や、旅行の時のために、少しだけ確保しておきたい。
市販の「ドリエル」などは、夜に飲んでも翌日ぼうっとしてしまうし、効きが悪い。
ぼうっとしたお爺さん先生ではあるけれど、瀬戸内の島々への往診もこなし、自衛隊や海上保安庁との関係もありそうなので(感謝状や記念パネルが飾ってある)、いいかげんに見えて実際的ではある。風邪や胃潰瘍程度は、さっさと薬を与えて自分達で治しなさい、と考えている節がある。
この病院の待合室には、漫画がたくさんある。大昔の「ドラえもん」など、とてもおもしろい。でも上述の如く患者さんが少ないため、漫画を読む時間が少ないのが難点だ。それと、待合室のBGMが「遠き山に日は落ちて ピアノソロバージョン」や「蛍の光 アイルランド民謡」といった選曲なので落ち着かない。有線か何かの「待合室用BGM集」にしては、ちょっとおかしい。
今日のお弁当
細く切ったさつまいもとすり胡麻をゴマ油で炒めて、砂糖と少量の塩で味付けすると、不思議な味と食感のきんぴらになる。うっかり火を通し過ぎると、大学芋の代用品じみたものに変化する。今日は後者だった。
オムレツにはケチャップを使った。普段は料理にケチャップを使わないため、お弁当用の小分け品(ミニパック)を一箱買ってある。ちょうど1年前の12月に買った筈。まだ半分も減っていない。計算上、4年は保つはずだ。
風邪をひいていても、まず起きたらお弁当を作る。
お弁当と平行してお茶を淹れたり、朝食を用意する。そのあたりでようやく身体の調子がはっきりとわかる。
だから風邪で休んでも、お昼ごはんにお弁当を食べることになる。
こういう時こそ、お昼に讃岐うどんを食べるべきだろう。安いし早い。でもなかなか食べる機会が無いものだ。生活の上で必要ではない、休日の趣味的な外食では食べるのだが。