家から一歩も出ないつもりだった。
1月から延々と引き延ばしている諸々(工作とかイラスト仕事とか)を片付ける日、そう決めていた。
でも結局のところ、せいぜい進捗は5%。家事はきちんと行い、明日からしばらくは空いた時間に集中してそれら懸案を片付けることができそうだけれど、それでもなんだかとても勿体ない。
進んだのは読書。SF小説の「天才感染」がとても面白い。後半の嫌な展開も含め、夢中で読んだ。
まだ試用期間的な扱いなので給料が少ないのは仕方がない。
でも有給休暇が無いし、仕事だってそれなりに忙しいので、のんびりできる日が少なくて困っている。
半年もすれば、自分で仕事の調整をしながら時々は休みを取れると思うのだけれど。いくつかの「やりたいこと」はタスク管理アプリにメモをして“塩漬け”にしてある*1。
あ、瀬戸内国際芸術祭が始まる前に島の散策はしておきたいなあ。
ところで先ほど、昔の友人から「今の仕事は楽しいか」という質問が届いたのだった。
毎朝出勤が待ち遠しい、とはさすがに言えない。でも、今のところ特に大きな不満は無い。
これは自分の適性や能力や業務内容とは別の話で*2、今の仕事では「睡眠時間を稼ぐために朝食を抜く」とか「体調が悪いのに無理して出勤」といった基本的かつ生理的な欲求を我慢しなくて良いことが、大きな理由だ。
今までだってそれほど過酷な条件で働いていたことは無いのだけれども、通勤時間が短く、多少の遅刻早退も許され(10分遅れたら帰りが10分遅くなる)、仕事さえできるのならば自宅勤務もオーケー、という今のスタイルは本当に楽だ。
とはいえ「睡眠or食事」のような二者択一を迫られず暮らすことをわざわざ有り難がるというのは、ずいぶん酷い話ではある。なんという時代だ。
つまり人類は、まだまだ進歩の余地がある。人間より賢くて働き者の被造物が働く世界、僕が生きている間に実現するだろうか。「原理は単純を、構造は複雑を極め、人は最も人らしく」みたいな世の中になるまで生きていたいものだ。

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