ガラパゴス旅行記 リマ空港からグアヤキルへ

今日も移動日。

そろそろ日本との時差がわからなくなってきた。
メモというかGoogleのカレンダーを見ればわかるのだが(便利!)、旅をしている分にはどうでもいい情報ではあるので。たまに世界時計アプリかGoogleカレンダーを見て日本の事を考えるだけ。

というわけで今、ペルーのリマ空港にいる。
珍しく下書きをしていて、これを後で通信環境が整った場所で送信することになる。
だからこれは、その時(現地時間で11:06)の記録だ*1

妙に歩く距離が多い空港だ。
標高が高く、寝不足や疲労も重なっているせいか、なんだかぼうっとする。

到着は早朝だったが、既に人がたくさん。
5時間と少しの待ち時間があるので、先ほど朝食を食べてきた。
空港の外は治安が悪いというので、散歩や探検ができない。まだ土産を買うわけにもいかない。
何か食べるしか、やることがない。

 

出国カウンター近くにあった、妙に充実したフードコートで、ペルー的なビーフ・サンドイッチを購入。
サンドイッチでビーフでチーズ、と主張すればきちんと伝わる。店員さんも慣れているのだと思う。
でも、表示板やイラストや番号付きメニューといった工夫(システム)を整備しないあたり、ちょっと面白い。

面白いといえば、朝とはいえ客が列を作っている時間帯に、
地元のファストフードチェーンからマクドナルドやケンタッキーフライドチキンまで、
どの店もカウンターに登ってハロウィンの飾り付けをしていた(場合によっては靴のままで)のも異国情緒がある。
サンドイッチのお店では、トウモロコシのジュースも買った。
ちょっと渋味があって、さっぱりした酸味と甘味が美味しい。
これはまた飲みたい。
静岡県でも飲めるだろうか。
ちなみにペルーといえばポテトの本場、どんなものかと注文したのだが、注文できていなかった。


空港内にあったダンキンドーナツでは浮かれた色のピスタチオ・ドーナツとコーヒーを買った。
名前を聞かれたのでフルネームを答えたら「名前だけでいいのにー」みたいな感じで店員さん達に笑われてしまった。
ハロウィンの仮装や飾り付けのせいかもしれない、このダンキンドーナツは「元気で派手目な女の子達」が働く店ののように思えた。服や雰囲気でなんとなくわかる。

 

 

アメリカではスタッフが好き勝手に飲み食いや電話をして働いていた。
ここペルーでは、チェックイン作業だろうが入国審査の途中だろうが、雑談や挨拶(頬を付けてチュって音を立てるあれ)が当たり前に行われている。
それでもきちんと仕事は進むのだから素晴らしい。ある部分では、日本よりも生産性が高いといえよう。

 


先ほど荷物検査の際に「全員退去」が宣言された。
みんまとめてショッピングモールまで一時退去。
ものものしい雰囲気のなか、“みんなが見える場所で”危険物チェックの類を実施。
係員は真面目、犬(麻薬犬?)も大真面目だが、スーツケースを開けて中身をチェックする作業を、そんなところで進めて大丈夫なのだろうか。
ちなみにセキュリティチェックの係官は「ジャパニーズ?アリガト!サヨナラ!オツカレサン!」と妙にノリが良かった。
JFK空港の人(黒人のお姉さん)は歌うように指示をしてくれて、大道芸だったら拍手と小銭を惜しまないレベルだった。あのX線検査装置とその前のベルトコンベアでは、怒っても威張っても物事は進まない。ノリで押し切るのはひとつの知恵だろう。


今のところ、機内食も含め食事はとても美味しい。
普通のパンやサンドイッチのレベルが高いのが嬉しい。マヨネーズやソースをべたべた塗るのではない、チーズやハムの味で勝負している。パンもさくさくしてさっぱりした味。
しかしそろそろ野菜が欲しい。
飛行機の出発まで時間があるから、野菜の食べられるお店、あるいは野菜ジュースを探して出発ロビーを散策してみる。
ちょっと高いけれど水も買っておきたい。

言葉はまるで通じない。
でもなんとかなっている。機中泊が続いて少し疲れているが、明日はのんびり市内観光だから、まあ何とかなるだろう。
次はグアヤキルエクアドルの港町だ。

 

 

……と、ここまでをリマの空港で下書きした。
今は無事、グアヤキルのホテルに滞在している。
まずシャワーと着替え、そして仮眠。

 


明るい内に周囲を散歩して(治安が悪いとのこと)、ついでに早めの夕食も済ませてきた。

カニや海老がおすすめ、ということでナントカコンボというセットを注文したら、カニ料理盛り合わせが届いた。相場よりずいぶん高いから心配したのだが、これは多分、みんなで取り分けて食べるやつである。つまり「海の幸まんぷくセット」を注文したつもりでいたら「舟盛り」が届いたことになる。
なにしろスペイン語がわからないから、こういうことも発生する。
料理はとても美味しく、特に好物のカニをひたすら食べることができたのは良かった。思わぬ出費とはいえ、あまり損をした感じがしない。
カニのほぐし身にチョコレートと黒オリーブを混ぜた品が、不思議な美味しさ。カニの味とは別に、料理として成立していて面白い。

さて、また寝ます。
明日は1日観光。日程としては、移動の疲れを癒やし、ガラパゴス諸島上陸に備える日となる。とりあえず今は寝ます。寝ても寝ても、まだ眠い。

 

あ、そういえばリマからグアヤキルへの飛行機で、ハロウィンの仮装をしていた添乗員さんがいた。ただお面をかぶって歩いているだけ。積極的に記念撮影などはしない、ただ椅子のチェックなどしながら歩くだけ。でも本人は楽しんでいる様子だった。

 

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旅の指さし会話帳 (62) ペルー ここ以外のどこかへ!-アメリカ・オセアニア

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今週のお題「ハロウィン」

お題「ちょっとした贅沢」

*1:日記としてアップロードしたのはエクアドル時間で22:20過ぎでした。

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