金沢旅行1日目。
もともと金沢21世紀美術館の展示を見たくて計画した旅だった。その美術館は、端的に言って最高だった。
これぞ文化施設、という建物と展示。なにしろ有名な観光地でもあるから、酔っぱらっているのかうるさく学芸員さんに話しかけるおじさんツアー客(もちろん女性学芸員だけが対象なのです、こういう人は…)もいたけれど、基本的にアートに詳しそうな人も、物見遊山な人も、好き勝手に楽しめていて、すごく良い。周辺の公園や街も明るく緑が多く、いいなあ金沢市民、豊かだなあ、とずっと思っていた。
金沢、コンパクトな街だった。時間があればすべて歩いて観光できそう。バスの本数が多く観光向けに整備されていたから今回はフリーパスでバスを使ったけれど、自転車を持ってくれば良かった。たぶん暖かい季節にもう一度訪れるから、そのときは折りたたみ自転車で街を巡りたい。
そして食べてばかりの旅でもあった。
早めの昼ご飯にお寿司。市場ではやたらとノドグロを推薦していて、いちおう名物なのかとノドグロをメインに据えた寿司セットを注文。ノドグロよりも、ほかの地の魚や貝のほうが気に入った。食べ終える頃には滅茶苦茶な行列ができていて、観光地というのは恐ろしい。
スケジュール上、他に機会が無いので、金沢カレーも食べてしまう。うまい具合にSサイズがあるお店だった。金沢カレー、なんだか自分で頑張って作ったカレーに似ている。いろいろ工夫すると到達しそうな味。でも、薄いトンカツが妙に合っていた。面白い食べ物だった。
それから美術館の後は、サンニコラなるケーキとチョコレートのお店で、やたらと美味しいムースを楽しみ、しかし周辺はどうにも和の雰囲気だったため別の店で麩ぜんざいを食べたりもした。大名屋敷街、歩いていて飽きない。うっかりカメラを宿に置いてきたが、実に写真映えしそうな土地。水路と坂がある古い町は大好きだ。土塀も美しい。
夜ごはんは駅ビルにある有名店「黒百合」で。たぶん混むだろうと速い時刻に入店したら、地元のお年寄りばかりだった。
そのなかの一人に話しかけられ、どういうわけか気に入られてしまった。言っていることの半分以上が解らなかったけれど(訛りも酔いもすごかった)、しかも僕を学生だと勘違いしていたけれど、あれを食べろこれを試せと、実に多種多様な料理を楽しむことができたから、けれはこれで旅の醍醐味といえる。特にジブ煮がお気に入り。
その対価なのだろうか、満腹と疲労でなにもする気が起きず、早々に宿に帰ってきてしまった。
風呂も入った。コンディションを整えるありとあらゆる事を済ませ、今は金沢TVの「アナと雪の女王」を観ている。既に眠くなってきた。
というわけで寝ます。アナ雪、展開が早い。確かにこういう映画だった。
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