車(ATENZA)のサポートサイトをなんとなく見てみたら、カーナビの地図をアップデートできるようになっていた。いつもMAZDAのお店に行った時に不具合や機能拡張のアップデートは受けているが、地図データは自分でやれ、ということらしい。そういえばそんな話を、買った時に聞いた気がする。
MAZDAでやってくれても良いような気もするけれど、まずアップデートファイルをダウンロードして、それ用のアプリケーションで専用のSDカードにデータを書き込み、検証する、という作業で1時間近くかかるわけだから、お店に任せるよりも、ユーザーが暇な時にやるほうが便利なのだろう。しかしこの作業、お年寄りには難しいのではないか。
おそらくSDカードには地図データとユーザー認証の仕組みが書き込まれているのだと思う。だから適当なSDカードに交換、という訳にはいかず、このカード自体が安いカーナビと同じ価格と価値を持つ。大がかりなシステムが不要な時代なわけだが、ことアップデートとなると不便だ。
さてそんな時間がかかる作業が、なんとWindowsでしか対応していないと言う。僕は家族のパソコンを借りた。Macを使うMAZDAの客はそんなに珍しいのだろうか。
久しぶりに使ったWindows10(職場ではWindows7が基本。VistaとかXpに遭遇することもある)は、いかにも最近のOSらしく、操作に戸惑うことは無い。
ただしデザインは苦手だ。マテリアルデザインの出来損ないというか、ただぺちゃんこでカクカクして要素を見分け辛いかたちが連なっている。色合いも、スタバの壁紙みたいな妙な青と紫とえんじ色が混在していて、まるで大昔のMicrosoftOfficeみたい。
悪くはないが、もうちょっとなんとか出来ないだろうか、と思ってしまう。これがMicrosoftのポリシーなのだとしたら、残念至極である。
さてそろそろ、件のSDカードへの書き込みが完了した頃だ。
Windowsやエクスプローラーのそれはずいぶん改善されたけれど、個別のアプリケーションにおける「プログレスバー」の不正確さは、ちょっと懐かしささえ感じられる。「眺めている間は進捗バーが進行しない」のは、どのような機構で実現しているのだろうか。横目で見つつ、牛乳でも温めはじめると、「次の操作に移りますか Yes No」みたいなウインドウが開いて作業が止まるのは困ったものである。