今年の年賀状はこんな感じ。
投函自体は年末に済ませ、返信も三が日には終わっていた。どういうわけか一昨日にまとめて何枚か届いて、でもその分については返事が不要な相手ばかり。
うっかり住所を間違えて印刷して、宛先不明で戻ってきてしまった青木君ごめんなさい。今日、書き直しました。
宛名面も少し凝ったことをやりたくて、いわゆる宛名書きソフトではなくて、Adobeillustratorを駆使しているのだけれど(住所データベースからテキストボックスに“流し込む”スクリプトを活用)、不要な文字が入り込んでしまった。
年賀状の絵柄自体は、年末に出した分は、もう少しだけ調整した。これは紙の風合いなどに合わせるための工夫。もっというと、出す相手ごとに、少し変えたりもしている。「手書きよりも手間をかける」のが、僕の年賀状の基本方針。で、色々とテクスチャや滲み具合を変えたバージョンは、保存し忘れた。
メリーゴーランドと鶏という組み合わせ自体はずいぶん早く決めたが、これがなかなか難しかった。メリーゴーランドは立体的だが、鶏を数羽だけだと上手く配置できない。反対側に回る鶏は思い切って省略した。
それに、つくりものの動物というのは、何かしら怖さがある。こうして画像を眺めている今でも、グロテスクな印象が消えない。
いくつか試しに作った絵は、ばらばらに解体して、友人知人や依頼された年賀状イラストに使用、残った最後の下書きを弄ってこの絵となった。
今回は、都会でがんばっている、雑貨・クラフト関係の友人から褒めてもらえたことが嬉しかった。届くべきところに最適な形で届いた、という感じ。
職場の若い人には「絵の年賀状より写真(とディズニーキャラクター)のやつが、昔ながらの年賀状っぽくて好き」と言われてしまった。いやそれは…って思うのだけれど、年寄りの繰り言みたいなので黙っている。世は既に平成なのだ。
それに、この人は角に仕込まれたサインには気付いていない(この画像では消してあります)。出来合いのポストカードだと思ってくれたのなら、それはそれで面白い。でも、宛名面まで雰囲気や色やフォントまで考慮されたポストカードは無いと思うのだけれど。
まるで関係無いけれど、銀座で買った「ダークフルーツケーキ」、これ美味しい。普通のお土産用の価格だが、味はそれ以上。日持ちもするし、コーヒーにも紅茶にも合う。ぱくぱく食べるものじゃないんだよ、と自分に認識させ続けるために、お皿とフォークを用意して、丁寧に食べている。もっとたくさん買っておけばよかった。