『ボーダーライン』という映画を観た。
良い映画でした。
いわゆるアメリカとメキシコの国境地帯での麻薬戦争を描いた作品。主人公は警察でいうところの突入部隊員みたいな現場の人。所属はFBI。麻薬とマフィアを取り締まる組織を超えた作戦に関わることなった彼女だが、その“戦争”は想像を超えていた…、みたいな話。
なにしろマフィア（カルテル）と麻薬と国境である。
彼女の掲げる正義、公正さなんて、誰も求めていない。特殊部隊も、指揮官も、みんなメキシコのカルテル構成員に負けず劣らず“ならずもの”じみている。境界線、ボーダーラインをどこに引くのか、観ていてもわからない。
組織には組織の、そして謎の協力者（怖くて強いデルトロさん）には彼の、思惑がある。主人公の想いは、そんな不正義の争いに、一矢報いることすらできない。
ストーリー上の盛り上がりを考えれば、多少は彼女の正義が達成できたほうが良さそうなものだが、徹底してそれは退けられてしまう。
だからこそ伝わってくる。境界線の向こう側は、修羅の世界なのだと。
殺伐とした話であることは確か。でもとびきりスリリングな映像と音楽、そして凄みのある演技の連続で、121分がとても短く感じた。
静岡では、あとしばらく待てば、今度はメキシコ人によるカルテルとの戦いを描いた『カルテル・ランド』を上映する。これも楽しみ。
感動とか涙は無いけれど、すっかり夢中になってしまった佳作でした。
今日は『静岡ホビーショー2016』へも行った。
とても楽しいイベント。が、内容は割愛。元気があったら、明日以降に詳細を記すつもり。
朝ごはんは、静波海岸近くのエスニック料理店、『MAHOROBA』で、タイヌードルを食す。
これはさっぱりして軽くて、朝にも美味しい麺料理だった。野菜がたっぷり。
いや、味付けはしっかりしているし、食べて満足なのだが、ご馳走というより日々の｢美味しい嬉しい食べ物｣という感じ。贅沢じゃないけれど、良いものでした。
プリンは贅沢、休日だからオーケーです。
営業時間
朝 8:30 - 10:00 (土.日のみ)
昼11:00 - (金・土・日・月)
ホビーショーのあとには、鷹匠の『マーニーズ』で一休み。
昨年も同じホビーショーの帰りに寄った。なんと、その時のことを覚えていてくれて、店主が｢あ、去年のホビーショー帰りのヒトですね｣と声をかけてくれた。昨年だってレジで少し立ち話をしただけで、それ以外には年に数えるほどしか行かない店だから、顔だって覚えていないはず。状況で思い出した、ということか。それとも本当に｢仕事だから無理だけれど、本当は行きたい｣のかもしれない。
アイスカフェオレと、リンゴのケーキ、それに小さなクッキーというセットを注文。
カフェオレは、凍らせたコーヒーに、温かいミルクを注ぐという趣向。きちんと冷たいカフェオレが完成する。
リンゴのケーキは、洋酒とリンゴの風味のパウンドケーキっぽいものに、クランブルの組み合わせ。
色々と凝っている。僕はこの店では、バターの効いたベイクドシフォンケーキ（シフォンケーキをトーストしてある）が第一選択だが、今日のセットも良かった。
さて寝る。
もう、倒れそうに眠い。だからホビーショーの件は、書けないのだ。
おやすみなさい。
