白河夜船

 

暑い季節の明け方や夜に、なんとなく小説の雰囲気を感じることがある。
昔読んだ本の印象的なシーンを思い出す。最近の作品は、なぜかそういう効果が無いようだ。
学生時代に出会った本は特別だ、という話を聞いたことがあるが、そういう事だろうか。よくわからない。
ともかく、今日の明け方は「白河夜船:よしもとばなな」的だった。
 




今日のおやつは氷小豆。
仕事ですっかり疲れ果て、その労いも兼ねてカキ氷を食べる。
今日は氷小豆。シロップ系ではない氷のなかでは、いちばんシンプルな品。
見た感じは削った氷に小豆餡が乗せられているだけだが、氷は薄甘くなっていた。
山盛りの氷を崩さないように食べる。小豆餡を温存して食べ進めたところ、真ん中と一番下のところにも餡の塊が入っていた。さっぱりした甘みと、食べ応えの両方が楽しめた。
どこか旅先で食べた「氷ぜんざい」が、似た味だった気もする。




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