取り違えトリック

書店で本を買い、帰宅して紙袋を開けたところ、中から全然違う本が出てきた。
レシートは支払いの時にレジ横の「不要レシートBOX」に捨ててきてしまった。
とりあえず駄目で元々と、書店に電話をして事情を説明する。


手元にある本のタイトルとISBNナンバーを聞かれたので答える。
店員は「その本は今日はまだ売れていない」と言う。でも手元には、その書店の紙袋に入った、購入時に栞が挟まれた本がある。ということは、僕が危惧していた「目で見たものとは別の本を平積み台から取った」可能性は低い。
そこで「僕が買うつもりだった、レジまで持っていった(であろう)本」が、今日売れているのか調べてもらう。
本来なら僕に伝える種類の情報ではないかもしれないが「おかしいですね。1冊売れています」と教えてくれる。そこで大体の購入時刻を伝えると「ぴったり同じ時刻です」と言う。

では返品交換が可能か、というとなかなか難しい。レシートが無いのだ。
正確には、レシートはレジ横の「不要レシートBOX」で発見された。そこには買うはずだった本の情報が刻印されている。
しかしそのレシートが僕のものである、という確かな証拠が無い。
店員と僕で、電話回線を挟んで少し考える。
結局、「ポイントカードのIDで紐付けできるのではないか?」と提案し、その案が受け入れられた。何枚でも手続き不要で発行できるぺらぺらのカードだが、レジの管理システムには固有のIDが送られているらしい。確かにカード側にポイント数だけ書き込んでいたら危ないし、不可視のID番号があって然るべきシステムではある。


というわけで、先ほどまた書店に行って、交換をしてきた。
「レジでバーコードを読み取った後、袋に入れて手渡す時に、何らかの間違いがあったのだろう」そんな風に説明された。「レジ担当者の切り替え操作(誰が操作したのか記録する)が形骸化しているので、本当のところはわからないけれど、他に考えようがない」とも言う。
そういえば、まだ仕事に慣れていない感じの人がレジ係で「袋は要りません」という声も無視されたのだった。でもあやふやな記憶を元にして「誰が悪いのか」という話をしたくないし、店員もその辺りは察しがついていると思う。


しかしびっくりした。
かばんを開けて、紙袋を破った時には、自分の頭が(というか脳が)壊れたのかと思った。どこで間違ったのだろう?と考えても全然わからない。おまけにレシートも無いのだ。「誰に何といって説明すればいいのか?」と、ちょっと気持ちが暗くなった。


対応してくれた書店員さんが親切で良かった。店員としてはやや逸脱気味かもしれないが、僕としてはありがたい。「レシートが無い」という時点で、突き返されても仕方がない状況だった(その場合、帳尻が合わなくなるが)。




http://instagram.com/p/gunILrGMc4/

今日は年賀切手を買った。正式には「寄附金付切手」という、貼るだけでハガキ用紙が年賀ハガキになる素敵な切手。

年賀ハガキよりもかさばらない。そして僕の場合、紙を別に用意して試し刷りもしたいし、宛先別にデザインを少し変えることも多いから、切手のほうが便利。
友人知人にも、この切手の便利さを説いているのだけれど、あまり感心はしてくれない。特に「インクジェット用年賀ハガキ」が当たり前になってからは、心ない友人からは「切手マニアじゃあるまいし」と笑われてしまう。それほど突飛な品でも無い気がするのだが。

 

 

次はこの本を買いたい。 予告編が良かった。

はなとゆめ (単行本)

はなとゆめ (単行本)

 





「電子ビジュアル版」もあるらしいが、買うのはたぶん紙の本だろう。

はなとゆめ 電子ビジュアル版 (角川書店単行本)
 

 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。