まだ微熱があるけれど、外出した。
体調が悪いからといって家でごろごろしているのも（精神的に）不健康で、そろそろ嫌気がさしていた。
それに、もうこれ以上悪くなることもなさそうな予感もする。悪化しても、風邪ならばそれほど実害は無い。
とにかく、気分転換がしたかった。会社員時代だったら、無理をして出社するレベルの体調だから、車の運転などは特段の心配はいらなかった。
今年最初の「シュトーレン」を買った。
いつもは、四日市市に遊びに行った際に「Sido boulangerie」で買う。でも今年は行けるかどうかわからない。
今日は、駅南にあるパン屋さんで購入した。
価格は高いと思う。ちょっと躊躇した。
でも大好物だし、それなりに気に入っているお店なので、思いきって買った。箱とかは別料金にして、もう少し安くしてくれると嬉しいのだが、祝祭に関するものだから仕方が無い。
少しずつ、大切に食べていこうと思う。
書店に行くのも数日ぶり。新刊の本が何冊かあった。
いろいろ迷って、漫画を２冊購入した。
書籍に関しては、少しでも懸念事項があるときは買わないことにした。それでも読み切れない程の蔵書があるし、本当に欲しくなった時には取り寄せもできる。図書館や古本屋だってある。
特に、平積みされているようなベストセラー確実の本は、急いで買って得をした事がない。
本に限った事ではないけれど、基本的に、物を売る人のほうが買う側よりも利口だと思う。
本当に良いものが一番売れている訳ではない。最も売れるのは「売りたい品」だと思う。
だから買い物のセンスが良いだけで雑誌に載る人もいるし、"普通の人”の部屋には不要品が増えていく。失敗を少なくしたいならば、山積みの品を買う時には特に冷静にならなければいけない。
最近はそう思うようになっている。一人暮らしならば、間違って買った品でも何とか使いこなして消費できた。実家暮らしのほうが、失敗のリカバリーが難しい。
昼食はベトナム土産の「フォー」を食べた。
普通の（地元民向けの）スーパーにあった、安い袋麺。ラーメンと違って、お湯を注いで３分待つだけで出来る。煮なくてもいい。
材料もシンプル。乾燥した米粉麺（フォー）と、粉末のニョクマムと、スパイス入りのオイル、乾燥海老、そして乾燥香菜。
こんな単純で大丈夫なのかと思ったが、きちんと美味しく出来た。
日本のインスタントラーメンよりも単純な技術で作られている。「袋麺」という発想ができたのが、たまたま日本のほうが先だっただけで、ともすれば東南アジアの米麺地帯にインスタント麺が生まれていたのかもしれない。
まだ風邪が治っていないせいか、それほど食べ物が美味しく感じない。散歩をして風景を楽しむ気分でもない。
外出先でお茶でもしようかと考えたが、何も思いつかないまま帰ってきてしまった。
ジムも休んだ。
でも夕方になって、だんだん元気が出てきた。
ショップカードの製作を始めた。いくつか並行してイラストも描き始めた。プリンタの稼働率と僕の元気は比例しているようだ。ともかく、ようやく歯車が動き始めた感じがする。
