映画を観た。
「ザ・ライト ーエクソシストの真実ー」という作品。
現代のカトリックにおける悪魔祓い師のお話。
でも具体的な悪魔は出てこない。首が180度回ったりもしない。
どちらかといえば、信心のある人のほうが怖がれると思う。クリスチャンなら尚更。
でも懐疑的立場・無神論者でも興味深く観られる。
日本映画の「おくりびと」に感動した人にもおすすめできる(雰囲気は全然違うけれども)。
ヒーリングとか精神医療に興味のある人ならば、勉強にもなるとおもう。
舞台はローマとバチカン市国。
主演のアンソニー・ホプキンスが抜群に怖くて、期待通りだった。
たまたま、現代のエクソシストについての本を読んだ後だったため、より楽しめた。
僕はキリスト教の素養が全然ない。
幼稚園はプロテスタントだった。高校時代の先生に、熱心なカトリック教徒がいた。
それ以外は本で読んだ知識がほとんど。
でも、この映画は、キリスト教のどろどろした側面を上手く演出していて「嘘かまことか」がわからないままラストまで集中させられる。
悩める若い神父(コリン・オドナヒューという人らしい)の表情も良かった。
一神教も楽じゃないのだなあ、と変な感慨を抱いて映画館を出た。
面白かった。