煙突掃除

今日からしばらくは工場の生産業務が縮小される。
工場内外の全建物で共用している設備を止めて、配管や機器のメンテナンスや、新設備の導入などをまとめて行なってしまう。

今年は煙突の塗り替えと大掃除も行なうらしい。
仕事の合間にふと外を見たら、煙突整備業者の職人さんが命綱1本で大煙突に登っていた。
数年に1度の行事になっているようで、職場の皆も手を止めて見物している。
他の職場でも見物人が沢山いた。
職人さんが頂上まで登ると、年配の社員達は拍手をしていた。
コンビナートの工場に勤める人の多くは、大煙突(3本煙突とも呼ばれる)に愛着を持っている。
愛着はともかく、遠出した帰り道、この煙突を見えてくると「四日市に帰ってきたなあ」としみじみ思う。

 

この、煙突に最初に登る職人さんに対して、会社から祝儀がでる、と聞いたことがある。
作業としては特別に危険でも技術が要る訳でもないが、本当にありそうな話ではある。
外から来た人達にはぴんと来ないかもしれないが、四日市コンビナートの環境問題を解決した象徴として捉えている年配の社員は多いし、工場のシンボルとして、必要以上に見栄えには気を遣っている雰囲気がある。

 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。