藤枝周遊(レモンタルトとチャーシュー麺)

ぽっかりと暇な1日。
いやもちろんやるべきことは沢山あるのだが、どうにもやる気が起きない。

とりあえず買い物ついでに、海まで行く。
寒いのですぐに撤収。藤枝市のホームセンター「カインズ」で金具や文具を買いつつ、そのまま自転車であちこちを巡ってきた。

 

あきん亭 駿河

お昼は「あきん亭 駿河店」というラーメン屋さんで。
正月明け最初の営業日とのこと。

メニューは数種類、僕はたいてい普通のラーメンか、チャーシュー麺を注文する。今日はチャーシュー麺を選んだ。

https://www.instagram.com/p/Bdeh7hqnq8k/

 

あっさりしているが旨味も強い、スタンダードな醤油味。
出汁と醤油と脂の汁物には、どういうわけか胡椒が合う。特にこの店のラーメンは、テーブルに置いてあるギャバンの胡椒を振り入れると美味しい。

やや肉が重いというか、脂が気になるのはどうしてだろう。でも、肉っぽいものを堪能したい時は良い選択だと思う。今日は普通のラーメンでも良かったかもしれない(普通のラーメンでも、チャーシューは多め)。
いつも混んでいるお店だが、今日はすんなり座れた。
こういう店に、趣味っぽい自転車で訪れると、いかにもラーメンマニアか自転車マニアである。でももちろん、僕はラーメンマニアでも自転車マニアでもない。今年は何か、もっと一般的な、世間一般に言われるマニアらしい凝り方をしてみたいというのが、隠れた抱負なのだが。

 

 

Patisserie beaucoup beaucoup

https://www.instagram.com/p/Bdeto3fnlp5/

おやつは「ボクゥボクゥ」のレモンタルト。
この店のスタンダード。いつもショーケースで黄色く輝いている。
他のケーキももちろん魅力的。かなり迷い、迷ったのなら原点だと(ヨーダの幻影が示すとおりに)レモンタルトを選んだ。
カフェオレを飲み、レモンタルトを少しずつ食べる。なにしろ濃いレモン風味で、ちょっとずつ味わうといくらでも続けられる。
そして読書を進める。

 

 

のんびりした時間を過ごし、店を出ると、ちょうど夕方が始まる時刻になっていた。
これで今日はおしまい。明日からがんばる。

 

 


ちなみにきちんとした抱負は、無いです。しいて言えば、常に抱負を考え続けることが今年もまた自身の姿勢といえるかもしれません。
元よりスローガンの類は苦手だし、今年だから何かを、という目標を1月に決めるのもライフスタイルに沿っていないから、正月に抱負を…と言われても困ってしまう。抱負なんて無くても生きていけます。

 

今週のお題「2018年の抱負」

焼津市散策とラーメンと体調不良

家でやることが沢山あって、あまり遠出はできない休日。
とはいえ天気は良い。厚手のカーディガンと長袖シャツでも短期間なら快適。風だって弱い。
せっかくなので親戚の家に届け物をするついでに、焼津市の市街地を散策してきた。もちろん自転車で。

 

 

 

神々の国の首都 (講談社学術文庫)

神々の国の首都 (講談社学術文庫)

 

 

焼津といえば遠洋漁業の街だが、漁港から離れた市街地ともなれば雰囲気は普通の“中途半端な田舎”そのもの。チェーン店の飲食店や家電量販店があって、垢抜けない喫茶店があって、と面白いものではない。唐突にツナ缶や鰹の角煮を作る工場があるのが焼津市らしいとは言えるけれど、裏通りを自転車で探検していても、港町の趣はほとんど感じられない。

でも楽しい。人も車も広い道に集中していて、少し細い道を選べば本当に静か。老人と子供がたまにすれ違うだけで、まるで平日の昼間のようだった。

 

せっかく焼津に来たのだからと、かつての同級生が営むラーメン屋さん「LEO」で昼食。
煮干し出汁のラーメンは生まれて初めてかもしれない。
ちょっと苦みがあって、煮干しの風味が強くて、とても面白い味の塩ラーメン。香辛料や野菜の味で臭みを消したりはしていない感じなのに、すっきりしていて、嫌な感じがまるでしない。
しかし普通の和食では、ここまで煮干しの味を強くしない。だからとても新鮮。
このスープでトマトや茄子を温め、少しナンプラーを垂らしてライムでも搾れば、東南アジアの優しいスープになりそう。
塩辛などの“少しずつ味わう癖のある魚介類加工品”を好む人ならばやみつきになりそうなラーメンだった。

そして「あえ玉」というものも、初めて食べた。
硬めの細麺と、調味した油や干しエビ、葱などが丼に入っていて、混ぜて食べるというもの。インターネットに上げられている情報だと、みんなラーメンと共に頼んでいたので、僕は「替え玉」の類だと思っていた。値段もサイドメニュー程度で、しかも周囲の席で注文していた人達も、ラーメンを食べ終える頃に「そろそろあえ玉を下さい」とスタッフに声をかけていたので。
それが、きちんとした量と、独立した料理としてやって来たので、少し驚いてしまった。既に煮干しのラーメンでお腹いっぱいだったので、こんな油っぽいものを食べても平気かと心配にもなる。

でも大丈夫。美味しく最後まで食べることができた。
塩と油と炭水化物に、干しエビやカリカリした香ばしい何かが混ざっているのだ。不味いわけがない。
これ、パスタで作ったら美味しいかもしれない。細目のパスタを茹でて、干しエビか桜エビを炒めた油と塩と、青ネギか紫蘇か何かの細切りとぐるぐる混ぜてできあがり。簡単で美味しそうではないか。

 

 

とにかくお腹いっぱいで満足して、さらに焼津市の探検を進める。
お気に入りの「あおば」で鯛焼きを購入し、混雑しているユニクロを覗き(何も買わなかった。ただ疲れた)それから書店に寄りつつ帰宅。

 

 

今はなんとなく頭が痛い。
風邪の予兆なのか、肩こり対策に買った「コリホグス」が身体に合わなかったのか。2錠は多過ぎか。肩こりは25分くらいは楽になったのだが。
とにかく頭がぼうっとするし、弱めの吐き気もある。

 

【指定第2類医薬品】コリホグス 16錠

【指定第2類医薬品】コリホグス 16錠

 

 

というわけで、お風呂に入ったら早々に寝ます。お風呂で寝る、という意味ではない点は留意してほしい。お風呂に入って、出て、パジャマを着用して、髪の毛を乾かして、歯も磨いて、ベッドで読書をしながら夢の世界に旅立つ、という意味です。
そのために今からお風呂をセットしてこようと思う。もちろんこれは風呂場とその周辺設備を自宅敷地に設置する、という意味ではない。栓をしてからスタートボタンを押せばいい。栓を忘れたままお湯の供給をすると「お風呂の栓が外れているかもしれません」と注意喚起してくれる優しいマシーンが家に組み込まれているのだ。「風呂の栓を忘れてるよね!」と問い詰めないあたり、とても優しい給湯器である。設計者の優しさが感じられる。

このようになんとなく文章もぐりぐりとまとまらない。
まずは風呂。そして寝る。年賀状は明日。シンプルで、そこそこ順調だった土曜日。
しいて言えば、天皇陛下は生まれる日を1日早めて欲しかったと思う。そうすれば今年は連休になったのに。

 

 

平成おもいでカタログ (エイムック 3910)

平成おもいでカタログ (エイムック 3910)

 

お題「今日の出来事」

お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

パテとハムのバインミー、旅の疲労と移動距離。そして Amazon Fire HD 10 への Google Playインストール手順(とトラブル対応) 。

パテとハムのバインミー

焼津市ベトナム料理店「ヴィナカフェ」にてお昼ごはんを食べてきた。来週から新しい仕事が始まるから、平日に遊ぶのは今のうちだけ。まあ、贅沢な話ではある。

https://www.instagram.com/p/BbjfWjpHDs3/

バインミーのランチには生春巻や揚げ春巻、それにスープも付いてくる。今日はパテとハムのバインミーを選択。
このバインミーは、正直言ってちょっと塩っぱい。でも、ああ塩気が強いなあと思いながらどんどん食べ進めていける。加工肉の旨さ、塩っぱいものの魅力。野菜もきちんと挟んであるから、塩気が強くても美味しくなるのだと思う。
この店のパンは、サンドイッチサイズの普通のフランスパンとは、ちょっと見た目が違う。そして、ベトナム旅行中に、こういう“ちょっと違うフランスパン”に出会っていた。細かいところまで行き届いた、小さくて素敵なお店。


今日は食後にココナツアイスをサービスしてくれた。濃く淹れた甘くしないベトナムコーヒーによく合う。 

フラインググース シラチャー・チリソース 200ml

フラインググース シラチャー・チリソース 200ml

 

 

 

 

 

旅の移動と反省

旅の詳細は明日以降に書く。今日は疲労回復の日。
Googleの記憶によると、昨日の京都市内だけで、3.5時間程度は歩いていたそうだ。動物園や水族館や寺の中での散策は計算されていない様なので、4時間くらいはてくてくと歩き回っていたのだろう。
前日の大阪もかなり歩いたし、坂や山も多かった。大阪は雨のなか歩いた事と、バスの中がとてもうるさかったこと(大阪弁のご婦人が一斉に喋ると、全体にうわーんと“判別不能な声の塊”になり、結果として僕の精神が消耗する)、それから目的地とは別に大型ショッピングモールを歩く必要があったことが疲労の主要因だった。大山崎山荘美術館も山と坂だが、送迎バスに乗せてもらったし、なにしろ環境が良いから、むしろあの土地は回復エリアだった。

 

京都おでかけ帖 12ヶ月の憧れ案内 (祥伝社黄金文庫)

京都おでかけ帖 12ヶ月の憧れ案内 (祥伝社黄金文庫)

 
京都おやつ旅 (京都しあわせ倶楽部)

京都おやつ旅 (京都しあわせ倶楽部)

 

 

それにしても、たったそれだけの歩行で、翌日にもしっかり残る疲労が溜まってしまうなんて、運動不足にも程がある。あるいは加齢か。
自転車を持っていけば良かったかなあ、と今は反省している
1日目の大阪散策では不要(天気も悪かった)が、例えば京都駅のコインロッカーに収めてしまえば良かったのだ。京都駅には、折り畳み自転車くらいなら入る大きなロッカーや、手荷物預かり所があちこちにあった。というか、STRIDAだって自転車なのだから、きちんと組み立てて、自転車置き場に置けばいい。盲点だった、かもしれない。

とはいえ、今回の旅ではバスを縦横無尽に活用した。
500円のフリーパスの元は取った。というよりも、1日に何回も乗車するのに、230円の小銭を常に用意しておくのは不可能に近い。

 

 
最初は混乱し迷ったが、だんだんバスの路線図やその意図するものが判ってきて、2日目の後半には(京都の東側に関しては)かなり好き勝手に移動できた。ふと思いついて出町柳へ、それから銀閣寺へ、と十数分で動けるのは、とても便利。
ただし次に京都を訪れる際に、この“土地勘”が再び獲得できるのかは未知数で、きっとまた迷うのではないかと危惧している。
やはり京都での散策は、自転車が合うと思う。無闇矢鱈と交差点は多いが、それは平安の昔からそうなので甘受しなければならない。

 

 

 

Amazon Kindle Fire HD 10

 

旅から帰ったので、先週末から放置していたタブレットAmazon Fire HD 10 のセッティングをした。といっても何も難しいことはしていない。

このタブレット、基本的にはAmazon独自のFire OSで動いている。アプリもAmazonの独自ストアからインストールするのだが、中身はAndroidなので、ちょっと工夫すれば普通のAndroidタブレットのように使える。少なくとも自分はそのつもりで購入した。

Amazon Fire Google Play インストール」で検索すれば、情報はいくらでも見つかる。要はGoogle Playとその為のいくつかのアプリやファイルをどこからか持ってきて、「外部からのアプリ」としてインストールしてあげればいい。

ところが手順通りにしても、最新のFire OSでは上手くいかない。
Amazonが対策をしてきた、というには変な挙動を示す。設定メニューの「セキュリティ」項目にある、「外部からのアプリをインストールする」をONにしていても、サービスやアプリのインストールができない。インストール直前の画面、つまりどんな権限を持たせるのか、どういうファイルにアクセスするのかを確認するところまではできる。

ちょっと思案して、単純かつ馬鹿みたいな対応をしてみる。
とりあえず下のタスク切り替えボタン*1で先ほどの「セキュリティ」画面に切り替えて、「外部からの〜」をOFFにして、それからまたインストール画面に切り替えたら、きちんと「インストール」ボタンが押せるようになった。
4つのアプリやサービスを入れるのに、毎回その切り替えを行う動作が必要だが、とにかくなぜか、ONにしたものをOFFにすると、出来ないことが出来てしまう。
こういうのは、単純なバグなのだと推測する。まあ、Amazonが「勝手にアプリを入れるのは駄目です」とアップデートついでに対策をした訳ではないので*2、これで本当に、“ほとんどAndroidタブレット”となった。

動作はそこそこ快調で、画面は綺麗。Playストアで日本語入力アプリやその他の便利機能も追加して、操作性は申し分ない。これで値引き込みで1万円程度だから、まずは安くて便利な道具として使い倒すには十分だと思う。
10インチタブレットだから軽くはない。でも手に持った感じでは大判の雑誌程度の重みで、大画面でカラーの雑誌や書籍を読むには丁度良い。
近日中にカバーを作りたい。今は設計を考えているところ。買えば楽だが、1万円で買った機械に5千円近いカバーを付けるのは、抵抗がある。

 

Fire HD 10 タブレット (Newモデル) 64GB、ブラック

Fire HD 10 タブレット (Newモデル) 64GB、ブラック

 

 

というわけで、AndroidスマートフォンHUAWEI Mate9)とAppleiMac、それにAmazonKindle paperwhiteと、そしてFire HD10が手元にある。残念ながら日本製のものが皆無。カメラはSONYだけれど、とにかく外国製品ばかりの生活になっている。

 

誰も調べなかった日本文化史: 土下座・先生・牛・全裸 (ちくま文庫)

誰も調べなかった日本文化史: 土下座・先生・牛・全裸 (ちくま文庫)

 

 

 

お題「今日の出来事」

お題「健康」

 

 

 

*1:名前は知らない。開いているアプリを切り替える四角いやつ

*2:本気で制限をしたければ、設定項目自体を無効にすればいい。

富士山をぐるりと一周 山梨県立富士湧水の里水族館 〜 森の中の水族館 〜

日帰りで山梨県および静岡県東部に出かけてみた。

目的地は山梨の忍野八海周辺散策と、「湧水の里水族館(森の中の水族館)」。
往路は富士山の西側、富士市から朝霧高原を抜けて富士五湖から富士吉田町へ、忍野の後は御殿場へ、そして三島市函南、最後に沼津と、全体としては富士山をぐるっと時計回りしてきたことになる。

移動時間が多い、車の運転が好きではない身としては普段なら避けたい行程ではある。
しかし紅葉が美しく、平日で道路も空いていて、そしてなんとなく走っていてもまず迷わないし目論見通りの時間で移動できる*1ため、運転に関してはストレスのほとんど無い小旅行ができた。節約のために、高速道路は朝夕の渋滞を避けるためだけに使って、朝に出発して夕方には家に戻れた。まあ、順調だったと言える。

朝食はお味噌汁だけにして、少し早めに出発。
富士吉田の名物「吉田うどん」を朝に食べられるお店を目指す。
到着してから適当に探し、なんとなくで決めた「べんけい」に入る。

狭い通りにある、小さなお店。おはぎや団子といったカジュアルな和菓子も置いていて、一緒に注文できる。ここのうどんは、吉田うどんにしては柔らかめか。無闇に硬くしないのは好感が持てる。
それなりに具沢山で、麺も太い。例えば讃岐うどんのように、小サイズであちこちを食べ歩き、というわけにはいかない。
こぢんまりとして、親切で、しかも美味しい。良いお店だった。

 

 

今日の主目的である水族館「湧水の里水族館(森の中の水族館)」には昼前に到着した。
この施設の横にある水産技術センターには、学生の時に何度も行っている。センターにあった一般向けの池が強化された程度の、つまり治水事業や親水公園に付属する小さな水槽付きPR施設のようなものかな、と想像していたのだが、その予想は良い意味で裏切られた。

つまり、とても素晴らしい、きちんと見応えがある水族館だ。
施設としてはさほど大きくはない。でも、見せ方に気配りが行き届いていて、水が綺麗で(なにしろ湧水の里だ)、しかも外の公園も美しい。

メインの回遊水槽にはびっくりした。
鮭や鱒の類がたくさん泳いでいる。流速が調整してあるのか、どの個体も同じ方向を向いて(流れに逆らって)いるのに、見ている側からはほとんど位置が動かない。だから、目移りしないで、ゆったり観察できる。
しかも大きな個体が目の前に、そして遠くに小さな個体が群れを成している。
水がとても綺麗なこともあって、すごく奥行きのある水槽だった。

この回遊水槽はドーナツ型で、外から中から、下側から、そして上からも観察できる。
上から見たら、この奥行き感の正体がわかった。
2重の構造になっていて、個体サイズ(種類?)で外と内に分けられていたのだった。

こういう展示方法は、他では見た記憶が無い。全体としてはこぢんまりしている水族館だが、そしてこの回遊水槽だって巨大とは言えないのだが、きちんと見応えを作り上げているのは素晴らしい。

外に展開する池も、鮭や鱒やチョウザメを水中から(側面から)見ることができて楽しい。今日は天気も良くて、明るい木漏れ日と、綺麗な水の相乗効果でことさら美しかった。

カエルも昆虫も、もちろん他の魚達も、きちんと観察できる。大きな水族館でも、ガラスが汚れていて、しかも生き物が奥の配管と岩に隠れていて…なんて事があるので、これも素晴らしい。

せっかくだからと、付属する公園も散策して、満喫して施設を後にした。

 

 

 

森の中の水族館。公式サイト

 

忍野八海に関しては、お年寄りのツアー客と、アジアからのお客さんが多かった、くらいの印象しか残っていない。
自転車での探検は良かった。
細い道を辿ると、あちこちで綺麗な水の流れる水路がある。昔から田舎で、昔から鄙びた感じを売りにした観光地で、しかも農村。他に似ているところを知らない土地と風景だった。
この忍野という土地、昔から小さな製麺所みたいなお店で、蕎麦や饂飩の生麺を買うことができる。面白いのが、1食くらいは試食させてくれること。きちんとお腹いっぱい食べさせてくれる試食は、珍しいと思う。今日は試食を断ったところ、3人前の饂飩を買った時に、もう1玉おまけしてくれた。しかも2人前で3人分だという。よくわからないが、つまり量が多く、お得なのだ。吉田の太いものと違い、細めでつるっとした饂飩。学生時代からの好物。
この忍野の製麺所では、唐辛子やエゴマを混ぜ込んだ味噌も売られている。これも美味しい。

 

山中湖も自転車でぐるっと回った。が、走りやすい、少し寒い、それくらいの印象しか無い。でも良い観光地だと思う。

車で御殿場へ。
まずプレミアムアウトレットに行ってみた。が、特に何も買わない。このショッピングモールの問題点は、まるでプレミアム感が無いことだと思う。一人で冷静に歩く場所ではない。

 

御殿場といえば「とらや工房」がある。あの東京の和菓子店「とらや」が山の中に作った、工房と喫茶室。
いつ行ってもいいが、今日は落ち葉が降りしきるなか、ほぼ貸し切り状態で、最高だった。芋饅頭も最中も美味しい。たまにドングリも振ってきて、その時だけがちがちと物騒な音が響く。遠くで自衛隊か米軍の大砲が鳴っていて、でもそれ以外は風の音しかしない。
こういうところで飲むお茶は本当に贅沢。

 

 

せっかく静岡県の東側に来たのだから、と伊豆半島まで足を伸ばす。
函南町の「irodori」にて、栗のショートケーキを食べた。
凝ったつくりの古民家風で、でもケーキは濃厚、コーヒーも濃いのが面白い。つい長居してしまう落ち着いたお店。寄り道にしては外れ過ぎの道のりだが、行けて良かった。

 

 

 

その後は、三島の町を散歩して、沼津の海沿いを自転車で探検して、そして帰宅。
平均燃費は26.4km/L、移動距離は200kmと少し。ふと思いついて決行した日帰り旅、下調べも準備もなく、しかし順調。申し分無い。

 

 

 

 

 

お題「もう一度行きたい場所」

お題「紅葉」

お題「今日のおやつ」

 

*1:距離と平均速度で到着時刻が計算できる土地は珍しい。北海道を旅した時と、長野の田舎に行った時がそうだった。つまり、だだっ広い田舎がそういう土地なのだと思う。

大道芸ワールドカップin静岡 2017 最終日

大道芸ワールドカップ

大道芸ワールドカップin静岡も今日が最終日。
今年はガイドブックを家に忘れてきて、それでもなんとかなるかと頑張ってみたのだが(いつもは何とかなっている)、ぱっと見て好きそうなアーティストになかなか巡り会えなくて、つまりはなんとかならなかった。

おおむね好みが定まっていて、日本人の若手お笑い芸人みたいなタイプは苦手で、言葉もテーマもよくわからないのに技で魅せられるようなものが好き。つまり、びっくり人間*1に出会えると楽しい。
ここ数年、愛とか絆とかみんなの幸せを“芸をしている最中に”語るアーティストに何度か遭遇している。専門学校生の卒業展示じゃあるまいし、となんとなく白けてしまう。というか、どうしても説教臭さが鼻についてしまうのだ。

今日とても面白かったのは、クレーンで宙吊りになって踊る美男美女。最初はねっとりとセクシーなダンスで始まり、まあ宙吊りくらいなら驚かないけれどね、と眺めていたら、いきなり口にハーネスを咥えてパートナーを吊ってみたり、足だけでお互いを振り回したりと力技が続いて、びっくりしてしまった。
ロシア人とウクライナ人のカップルだったか。あの辺りの大道芸人には、何か底知れぬものがある。

 

中国雑技団出身の人、これはもう凄すぎて写真も撮っていない。
椅子をいくつも積んでその上に乗って、なんて静岡の風景がCGみたいな非日常になっていた。

 

 

静岡出身の彼は、毎年どこかで出会っている。
ディアボロを4つ同時に、なんて滅茶苦茶をしてくれるから素晴らしい。
やや能書きに頼るあたりは、いかにも日本の大道芸人だが、でもそれも良い演出になっていて、大物感がある。

他にも色々と観たのだが、とりあえずそんな感じか。

 

クロックマダム 

今日のお昼ごはんは、「ALLEE RESTAURANT」でクロックマダムを。久しぶりに食べた気がする。
このお店ではきちんとナイフとフォークを出してくれる。前に東京のお洒落カフェで注文した時は、フォークしか無くて往生した。
チーズもパンも卵の焼き加減も、ぜんぶ良い感じ。ラタトゥイユに入っていたレーズンも素敵。

 

 

 

 

http://www.at-s.com/event/images/n42/419525/20171104parcoArtCraft.jpg

www.at-s.com

それから、PARCOの屋上でやっていた手作りマルシェ的なイベント(静岡手創り市の小規模版)もなかなか良かった。
デパートの屋上、普段はまるで活用されていない(たぶんビヤガーデンの時期以外は、出入り禁止か喫煙スペースになっている)荒れた雰囲気が、逆に妙なナチュラル感、ルーズでイージーな空気に繋がっている。
高層の商業ビルを見上げ、近くには大きなデパートの看板(消えかけた西武の文字)、そして眼下では大道芸人やピエロが練り歩く、それはとっても素敵な休日の風景。

 

泣きたくなったあなたへ

泣きたくなったあなたへ

 
くちぶえサンドイッチ 松浦弥太郎随筆集 (集英社文庫)

くちぶえサンドイッチ 松浦弥太郎随筆集 (集英社文庫)

 

 

自転車日和

 

 

適度に涼しく、自転車散策日和でもあった。
中心街は大量の歩行者に分断されていたが、その外周を走ることで大道芸ワールドカップの各会場を効率的に巡ることができる。
実のところ、大道芸よりも街の散策に集中していた時間もあったくらいだ。それでも楽しかったから、総じて良い日曜日だったと思っている。

 

 大阪の件

 

 明日行く、近日中に行く、と騒いでいた大阪旅行、とりあえず延期。いずれきちんと日程を組んで、泊まりがけで楽しむ方針に変更しました。情報提供ありがとうございます。もちろんまだまだ大歓迎です。

 

*1:最近聞かない表現。昭和時代にはTVでも使われていた言葉。

静岡市清水区の三保半島、東海大学海洋学部近くの「みふくさぼう」へ。

古民家カフェ『みふくさぼう』

静岡市清水区にある古民家カフェ「みふくさぼう」でランチを食べてきた。
古民家カフェと名乗るものの、大多数の(いわゆる)古民家カフェとは異なる雰囲気と形式のお店。つまり、個人がこつこつと古い家に手を入れて、好きなものを集めて、自分のスタイルでこぢんまりと開いた感じのお店ではない。

この「みふくさぼう」、古民家といえども建物はとても綺麗に整えられている。あるいは新築かもしれない。
広くて明るい店内を、アルバイトスタッフがきびきびと働いている。
メニューだって、手書きや家庭用インクジェットプリンタでラフに仕上げた(あるいは、ラフになってしまった)ものではない。しっかりと店のロゴが型押しされたメニューに、シンプルに配置された文字が並ぶページ。

つまり、とてもきちんとしているのだ。
この店は十中八九、企画立案やデザインや経理などのそれぞれを、仕事として担っている“会社の人達”が作り上げている*1
店の各要素をレーダーチャートで示すと、かなり整ったかたちになると思う。しかも、かなり広い面積でその多角形は形成されている。

そうなのだ。
この店の雰囲気はとても良い。
清潔で、窓からは温かい日差しが入り込め、庭の木々はきちんと剪定されている。
食事だって美味しい。
今日は豚肉のローストを注文した。

https://www.instagram.com/p/BasucJiHhH3/
柔らかく火が通った豚肉にはトマトソースと柚子胡椒が付いている。この組み合わせはとても面白い。
下に敷かれたマッシュポテトも良い感じ。
副菜がいくつか。そして味噌汁とごはん。食後にはコーヒー。

 

とても満足。妙な個人店より、よほど手が込んでいる。センスがいい。

というわけで、とても素敵なお店。しかし僕のような(そして同行した友人のような)すれっからしのカフェごはん中年にとっては、どこか物足りない部分がある。
たぶん我々は、整っていないチャートの、その歪な星のようなかたちを求めてしまっているのだろう。その歪さは、他では聞いた事のないBGMだったり、店主と常連との会話から洩れてくる興味深い情報だったり、トイレにべたべた貼られた古いライブや映画のポスターとして表出する。
たまに店主の都合(今週末は子供の運動会なので臨時休業します)もあるけれど、それもまあ仕方がないと思える。その種の魅力は、このお店には無さそうなのだ。

でも、食事は美味しいし、店内はとても綺麗。
ものすごく混んでいて(このタイプのお店は清水区には皆無なのだ。どうしても集中する)、しかも中年女性が大多数なこともあって、ずいぶんと騒がしい。
BGMが「ハンバートハンバート」のアルバムそのまま、というのも個人の“いわゆる古民家カフェ”ではあり得ないだろう*2

そんな細かい部分が気にならないくらいに、快適かつ素敵なお店だった。それはもう、間違いがない。
いわゆる一般的な古民家カフェと違って、細い道を不安になりながら登る必要もない。東海大学海洋学部を目指していけば簡単に見つかるし、第二駐車場もある。癖のある変な常連もいないだろう。

良いお店でした。
カフェメニューもある。次はお茶の時間に行ってみたい。

 

 

 

静岡 カフェ日和 すてきなCAFEさんぽ

静岡 カフェ日和 すてきなCAFEさんぽ

 
休日のカフェめぐり静岡 伊豆・東部・中部

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ときどき旅に出るカフェ

ときどき旅に出るカフェ

 

 

三保半島と清水区市街散策

さてごはんの後はサイクリング。
10km足らずの短距離、お散歩みたいな速度だが、車輪の小さい折り畳み自転車にとってはこれでもサイクリングである。

 

 

三保半島の駿河湾側、遠浅の海岸と砂利混じりの浜辺、そして堤防があって、車両通行不可のコンクリート道路がある部分が、今日は砂だらけだった。自転車の車輪がとられて走りづらい。
見ると堤防の上にも砂や小石が。
先日の台風で、ここまで砂が飛んできたそうだ。あちこちで、砂を集めて浜に戻している人達が働いていた。
昨日は折れた松の枝で通行止めのところもあったという。


自転車で松林のなかも走った。ここも風で落ちた松葉が沢山で、自転車では走りづらい。

 

しずおか自転車ツーリング

しずおか自転車ツーリング

 

 


富士山は少しだけ冠雪したようだ。風は強いが、気温はちょうどよく、ぐいぐい走れてしまう。

 

とにかく快晴というだけで明るい気分になれる。
気持ちが良い自転車日和だった。

 

 

  

静岡で愉しむサイクリングライフ

静岡で愉しむサイクリングライフ

 

 

 かばん

昨日のカバンは小改良で日常使いにすることに決定。今日はそのパーツを作った。生地は薄めた薬品(蓚酸系のもの。危ないので書かない)でちょっと処理したら、とても綺麗になった。
大きな買い物もしたのだが、それはまた今度書く。

 

 

お題「今日の出来事」

今週のお題「休日の過ごし方」

*1:あるいは、建築会社や造園業者が多角経営とイメージアップの為に頑張った可能性もある。単にお金持ちが頑張った、という事だってあるかもしれない。しかしそういうお店は、何かしらの“クセ”が出てくるものだ。

*2:ロック・カルチャーを尊ぶカフェで、『Nirvana』と『GUNS N' ROSES』しか流さないようなものだと考えます

揚げ餅と加工肉とカロリーメイト

今日のおやつ:ベトナムの餅

午後に焼津市を散策してきた。
自転車日和で気分が良い。海に行ったり書店に寄ったり、古い家の建ち並ぶ通りを探検したり。
おやつは“洋風”じゃないもの、でも餡も違うなあ、コーヒーが飲みたい、と考えながら探す。結局、ベトナム料理店の「Vina Cafe Dalat/ヴィナ カフェ ダラット」へ行き着いた。

 

今日はサツマイモ入りの揚げ餅を選んだ。
濃くて強い味わいのベトナムコーヒーによく合う味。
胡麻入りの蜂蜜を付ける、というのは珍しい気がする。付けても、そのままでも美味しい。

そういえばこういう楕円体の食べ物はあまり見かけない。卵形や球形はあるのに、なぜだろう。

 

https://www.instagram.com/p/BaBObU4nOhX/

 

Hanako (ハナコ) 2017年 9月14日号 No.1140[いま、食べたいのはアジアごはん。]

Hanako (ハナコ) 2017年 9月14日号 No.1140[いま、食べたいのはアジアごはん。]

 

 

 

今週のお題「お弁当」

今日は昼食がお弁当だった。
家族が出かけていて、僕も自転車で出かけた先で(海岸を想定)ごはんを食べるつもりで、お弁当を作ったのだった。

 

  • 冷凍のとうもろこしを使った炒飯
  • ハムとベーコンとソーセージを焼いたもの
  • ニガウリの梅肉和え
  • かぼちゃとレーズンとシナモンを混ぜたもの

 

結局、出発が遅くなってしまい、家で食べた。
写真は無い。

自分の好きなものばかり使ったお弁当だった。
ニガウリにちりめんじゃこ(の入ったふりかけ)を混ぜたのが、個人的には良い工夫だったと思っている。
加工肉をまとめて焼くと、量は少なくとも満足感がある。ジャンクフード的な何かを味わえるので、おすすめ。
本来は、少量で良いのでサラミを加える。野菜は使わず、胡椒は多め。にんにくを使うと味がまとまり過ぎるので僕は避けている。
お弁当に使うから、焼いた時の脂はできるだけ拭き取るのもコツといえるかもしれない。

 今週のお題「お弁当」

お弁当で健康に (暮しの手帖ブックス)

お弁当で健康に (暮しの手帖ブックス)

 
別冊暮しの手帖 おべんとう

別冊暮しの手帖 おべんとう

 
作っておけるごはん

作っておけるごはん

 

 

 

カロリーメイト

https://www.instagram.com/p/BZ_XSyVnItx/

昨晩作った「カロリーメイト専用レザーケース」。
こういう、単機能かつ無意味な品を、思いついたら作れてしまうのがレザークラフトの良いところ。
本当はもっと利便性の高いもの、例えば旅の便利な道具を作りたいところ。
僕はプレーン味が好き。しかし最後発なのにプレーンとはどういうことなのだろう。

 

 

 

 

一昨日の「iZoo」と「下田海中水族館」と。

一昨日の日帰り旅行について書く。

遠くに住む友人に水族館好きがいる。
水族館巡りを旅の主目的に据えるくらいの男だ。彼の影響というわけではないが、僕も元々、水族館や動物園は好きで、だから旅先に水族館があれば基本的に立ち寄ることにしている。たまに水族館目当ての旅もするけれど、彼よりは美術館と博物館の割合が高いだけで、行けばばっちり楽しんでしまう。

 

しずおか 大人もはまる動物園・水族館ガイドブック

ところで半年ほど前に、本の整理をしていて、この本を見つけた。
かなり前に買って、数回読んで、忘れていたもの。もう1回読み直した後、その友人に送って(贈って)しまった。

そして先月だっただろうか、よく行くお店の本棚でまた再会した。ちょうど旅行を計画していた時期でもあり、こういう本はやはり手元に置いておきたい、ということで再度購入。そんなに高い本ではないし、買えばそれが出かけるきっかけになる。

 

 

そのガイドブックに影響されて、一昨日は日帰りで伊豆半島にまで足を伸ばした。

伊豆半島のあの辺り、子供の頃から何度も訪れている。そして、動物園や水族館に関しては、実に観光的というのか、あまり良い思い出が無かったのだった。
動物は元気がなく、安っぽいお土産屋とテーマソング、雑な展示、家族旅行で訪れても、大人は苦笑し子供はなんだか不穏なものを感じてしまう。普通に磯や砂浜で遊ぶほうが何倍も楽しかった。

 

大学生の時も、よく伊豆には行った。
当時もこういう観光施設には立ち寄ったものだが、やはり心から楽しめない場所という印象しかない。

今よりも、観光用の施設と公営の(真面目な)施設との違いが大きく、僕は後者のほうが好きだったのだ。それに、当時は観光地としての衰退が進行中で、旭山動物園的な再構築なんて機運はまるで無かったと記憶している。

 

 

 

 

でも最近はそうでもない、と人から聞いた。
前述の本でも、なんだかとても楽しそう。そういえばこの前行った蒲郡の「竹島水族館」も、なかなか良かった。

いきなり結論を書くと、行って良かった。

 

iZoo

 

 

 

「iZoo」は、子供の頃に訪れて(当時はアンディランドという名前)、垢抜けなくて亀が可哀想な感じで、それ以来疎遠にしていた。亀と並べて鶴を飼育したり、レストランではスッポンの健康食品も売っていたりと、それはそれは残念な感じだった。


それが今のiZooは、まるで違うのだった。
トカゲやワニは元気いっぱい。触れる展示もやたらと多い。
通路には湿ったウッドチップ腐葉土が敷き詰められていて、それだけで展示との一体感があるし、歩いていくとリクガメが通路を歩いていたりもする。


午前中の早い時刻に到着したせいか、トカゲの類は日光浴の真っ最中、そして餌やりが始まった時間で、みんな元気いっぱい。図鑑でしか見たことのない異形の爬虫類を延々と楽しめる。

ゾウガメのコーナーは、昔の面影が残っていた(隣で鶴も飼っている)。でも、開放感があって、きちんと繁殖や種の保護についての展示もあって、良い感じ。


ランチにワニのフライを食べて、十分に堪能した数時間だった。

 

下田海中水族館

 

 

下田海中水族館も素晴らしかった。
下田の街から突き出た入り江部分を仕切ってイルカを飼っていて、ショーも行う。他にも海獣(アザラシやアシカ)もいるし、ペンギンもたくさん。
そして水族館部分は、「海中」ということで本当に海に沈んでいる。
自航しないだけで作りとしては船である「アクアドームペリー号」が係留されていて、中は円筒形の大水槽がある。この水槽、有名な水族館に比べると規模は見劣りするが、生き物の数は多く、しかもびっくりするくらいに活発。

イルカはショーをしていない時は、湾内をのんびり泳いでいる。
生け簀や水槽ではなくて、海を泳ぐイルカを遠くから見るというのも良いものだ。

 


ペンギンを見てイルカを見て水槽の前でのんびりして、またイルカを眺めて、という感じでのんびり楽しむことができた。
時間の都合で夕刻前には帰らなければならなかったが、時間があればもっと長居したい場所。


ちなみに当日は空いていたからか、駐車場に車を停めて、折りたたみ自転車で周囲を散策して良いかと聞いてみたところ、快く許可してくれた。いいところ、だった。

 

 

爬虫類専門の「iZoo」と、水族館の「下田海中」、本当に楽しかった。今日も子供を持つ知人に勧めてきたところ。余裕があれば泊まりがおすすめ。でも、日帰りでもきちんと計画すれば大丈夫だと思う。

 

 

迷宮歴史倶楽部 戦時下日本の事物画報

迷宮歴史倶楽部 戦時下日本の事物画報

 

 

 

下田に行って、帰ってきました。

伊豆半島の東側、河津町の「iZoo」と、下田市の市街地、それから「下田海中水族館」に行ってきた。
はっきり言って、静岡県の中部からでは、少し遠い。昔に比べると道路が良くなったので伊豆半島も近くはなったものの、それでも天城を超えるとなると、時間がかかる。日帰りはちょっと面倒な距離と時間になる。

 

今日は大好きなケーキカフェの「irodori」にも寄ってみた。が、しかし、残念ながら、臨時休業だった。
いちおうWebサイトはチェックしていたのだけれど、もしかしたらInstagramか何かで周知していたのかもしれない。最近はそういうお店が多い(FacebookInstagramにだけ連絡や通知をするのならば、ブログや「News」欄にその旨とリンクを記してくれると有難いのだが)。

と思ったら、いまWebサイトを見たところ、今日付で今日のお休みが書かれていた。
そういう日もある。残念無念。

 

あの頃映画 「つぐみ」 [DVD]

下田の街は、子供の頃に何度か逗留した記憶がある。
自分の印象はほぼ「TUGUMI」に書き換えられている気がする。よしもとばななの小説。
しかし実は(先週、久しぶりに読み返してみて気付いたのだけれど)あの小説の舞台は土肥温泉郷だった。言われてみれば、下田はちょっと違う。どうして、どこで間違えたのか。

 

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

 
つぐみ [DVD]

つぐみ [DVD]

 

 

 

 

 

勝手な思い違いは別として、下田の街、なかなか良かった。
いつものように折りたたみ自転車での散策をした。市街地というのか中心街というのか、駅とその周辺の観光エリアだけならば、あっという間に巡れてしまう。適当に走っているだけで、頭の中にマップが生成される、そんなコンパクトな街だ。
古い観光地らしい建物が目立つ。
それから、どういうわけか中華料理店が多い感じ。和菓子屋とスナックも目に付く。若い人向けのジャズバーみたいなお店はハンバーガーハウスもあったけれども、あんまり垢抜けた感じはしない。お洒落な部分を楽しむ街ではない感じがする。
古い観光の街らしく、喫茶店も老舗っぽいところがいくつか。
東京にいくつかある「邪宗門」があったので、入ってみた。

邪宗門、という喫茶店、別にチェーン店というわけではないと思う。スタイルを真似した暖簾分け、ではないだろうか。
暗くて落ち着いていて、アンティーク趣味で、床に段差がある、くらいの共通点は見出せる。灰皿もたいてい同じデザイン。
この下田のお店は、1966年創業らしい。

マイルド・ブレンドコーヒー、そしてフルーツゼリーを注文。
コーヒーはしっかり苦いが飲みやすい。大人の味だった。
フルーツゼリーは、緑色のメロンゼリーにバニラアイスと生クリームという組み合わせ。メロン風味は薄く、あっさりした甘みのゼリーで、妙に美味しい。
店内は暗く、ボックス席ごとにしっかり区切られていて、とても落ち着く。ノートパソコンを持ち込む気にはなれないが、読書なら集中できそう。お客さんは何人もいたが、とても静かに過ごしていて、ここだけ都会のようだった。

 

 

 

 

「iZoo」と「下田海中水族館」については、明日に書こうと思う。
一言でいうと「堪能した」です。良かった。

 

 この「動物園・水族館ガイドブック」と、暮しの手帖社の「徒歩旅行」そして「静岡百景」が今回の旅のきっかけ。3冊がきっかけ、というのも変だが、でもそうなのだから仕方がない。
徒歩旅行は、今は新刊で手に入らない。良い本です。

暮しの手帖別冊 徒歩旅行

暮しの手帖別冊 徒歩旅行

 

 

ポケットに静岡百景

ポケットに静岡百景

 
静岡百景

静岡百景

 

 

 

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