下田に行って、帰ってきました。

伊豆半島の東側、河津町の「iZoo」と、下田市の市街地、それから「下田海中水族館」に行ってきた。
はっきり言って、静岡県の中部からでは、少し遠い。昔に比べると道路が良くなったので伊豆半島も近くはなったものの、それでも天城を超えるとなると、時間がかかる。日帰りはちょっと面倒な距離と時間になる。

 

今日は大好きなケーキカフェの「irodori」にも寄ってみた。が、しかし、残念ながら、臨時休業だった。
いちおうWebサイトはチェックしていたのだけれど、もしかしたらInstagramか何かで周知していたのかもしれない。最近はそういうお店が多い(FacebookInstagramにだけ連絡や通知をするのならば、ブログや「News」欄にその旨とリンクを記してくれると有難いのだが)。

と思ったら、いまWebサイトを見たところ、今日付で今日のお休みが書かれていた。
そういう日もある。残念無念。

 

あの頃映画 「つぐみ」 [DVD]

下田の街は、子供の頃に何度か逗留した記憶がある。
自分の印象はほぼ「TUGUMI」に書き換えられている気がする。よしもとばななの小説。
しかし実は(先週、久しぶりに読み返してみて気付いたのだけれど)あの小説の舞台は土肥温泉郷だった。言われてみれば、下田はちょっと違う。どうして、どこで間違えたのか。

 

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

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つぐみ [DVD]

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勝手な思い違いは別として、下田の街、なかなか良かった。
いつものように折りたたみ自転車での散策をした。市街地というのか中心街というのか、駅とその周辺の観光エリアだけならば、あっという間に巡れてしまう。適当に走っているだけで、頭の中にマップが生成される、そんなコンパクトな街だ。
古い観光地らしい建物が目立つ。
それから、どういうわけか中華料理店が多い感じ。和菓子屋とスナックも目に付く。若い人向けのジャズバーみたいなお店はハンバーガーハウスもあったけれども、あんまり垢抜けた感じはしない。お洒落な部分を楽しむ街ではない感じがする。
古い観光の街らしく、喫茶店も老舗っぽいところがいくつか。
東京にいくつかある「邪宗門」があったので、入ってみた。

邪宗門、という喫茶店、別にチェーン店というわけではないと思う。スタイルを真似した暖簾分け、ではないだろうか。
暗くて落ち着いていて、アンティーク趣味で、床に段差がある、くらいの共通点は見出せる。灰皿もたいてい同じデザイン。
この下田のお店は、1966年創業らしい。

マイルド・ブレンドコーヒー、そしてフルーツゼリーを注文。
コーヒーはしっかり苦いが飲みやすい。大人の味だった。
フルーツゼリーは、緑色のメロンゼリーにバニラアイスと生クリームという組み合わせ。メロン風味は薄く、あっさりした甘みのゼリーで、妙に美味しい。
店内は暗く、ボックス席ごとにしっかり区切られていて、とても落ち着く。ノートパソコンを持ち込む気にはなれないが、読書なら集中できそう。お客さんは何人もいたが、とても静かに過ごしていて、ここだけ都会のようだった。

 

 

 

 

「iZoo」と「下田海中水族館」については、明日に書こうと思う。
一言でいうと「堪能した」です。良かった。

 

 この「動物園・水族館ガイドブック」と、暮しの手帖社の「徒歩旅行」そして「静岡百景」が今回の旅のきっかけ。3冊がきっかけ、というのも変だが、でもそうなのだから仕方がない。
徒歩旅行は、今は新刊で手に入らない。良い本です。

暮しの手帖別冊 徒歩旅行

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ポケットに静岡百景

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静岡百景

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