食パンを買ったら半分に切る人。

食パンを買ったら半分に切って冷凍してしまう。
これはいくつかの理由がある。

まず量の問題。
僕は8枚切りが好きだ。10枚切りはもっと好き。トーストはかりっとしているべきだ、と考える。
なので昨今の6枚切り標準の風潮は迷惑でしかない。特に糸魚川静岡構造線より西では食パンが厚めになる。四国では8枚切りをほとんど見つけられない。同じ銘柄でも8枚切りだけ価格が高かった事もある*1
好みの問題はともかくとして、6枚切りだと1枚では足りないことがある。2枚では確実に多い。

なので半分に切る。単純に調整の目盛りが細かくなるので、量の調整がしやすい。

冷凍庫に仕舞う時も、半分になっていれば場所の融通が効く。手持ちのチャック付きポリ袋(IKEAでまとめ買いした)に収めるのが楽になる。

 

そして調理の問題。
まだトースターを買っていない。しばらく買う予定もない。
食パンは、フライパンか、280円で買った焼き網(セラミック付き、網はフッ素樹脂加工)を使って焼いている。
2枚同時には焼けないが、1枚と半分なら並べられる。つまり、0.5枚分のパンを3枚ならば、並べかたを工夫して一回で焼ける。

 

 

ところで10年ほど前から「丁寧な暮らし」が売りの料理研究家やライフスタイルアドバイザー的な人達の記事では、食パンがかなり焦げていた。全体がきつね色ではなくて、焼きムラがとても目立つ。
あの人達は田舎に移住して(あるいは古い一戸建てを自分達で改装して)麻布とかアフリカの籠に囲まれて暮らしている。当然、トーストのためのトースターなどは“暮らしに取り入れ”ない。それよりは、合羽橋か地方の朝市で買った焼き網を使う。

なるほど自分も焼き網で食パンを焼いてみてわかった。これ、油断すると焦げるし、まず間違い無く焼きムラが生じる。でも、色はともかく全体がかりかりと乾燥して、味はトースターと同じ。弱火でもあっという間に焼けるのも便利。

というわけでスーパーマーケットで買ってきた食パンは、まず半分に切って、冷凍庫に放り込む。切ったあと、耳の位置が互い違いになるように重ねるとくっつかない。1枚ずつラップフィルムで包む必要は、今のところ感じない。

 

パンの科学 しあわせな香りと食感の秘密 (ブルーバックス)

パンの科学 しあわせな香りと食感の秘密 (ブルーバックス)

 

 

なぜ冷凍するのか。
これは第一に、数日では食べきれないから。ご飯も食べるし麺も食べる。
それから、賞味期限間近のパンを買うこともあるから。つまり値引きシールに惹かれてしまうわけだ。食パンの値引きなんて大した額ではないけれど、スーパーマーケットのあのシールには抗いがたい魅力がある。もはや金額の問題ではない。

 

 

 

というわけで、自分は自分なりに丁寧に暮らしています。
今夜は玉葱とベーコンのカレースープを食べた。食パンは0.5枚、それにトマトと春菊も食べた。焼き網だと、スライスチーズを乗せてしっかり焼けないのが難点かもしれない。

 

 

ではおやすみなさい。
明日は夜に会食がある。お昼はお弁当にしようかなあ。先月(転職、転居、海外旅行を実施)の出費を計算して、なんだかとっても節約気分なのでした。

 

裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ (ハヤカワ文庫JA)

裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ (ハヤカワ文庫JA)

 

 

今週のお題「読書の秋」

お題「これって私だけ?」

 

*1:1食あたりの消費量を増やすパンメーカーの策略だと皆は気づいていないのか?僕は厚い食パンを食べたい時は4枚切りにする。6枚は中途半端だ。

それほど寒くない。高松は街。カット済み野菜。

雨なので電車通勤、のつもりが荷物が多いため車で職場へ行く。
駐車場が無い建物だから、近所のコインパーキングを1日使うことになる。


往復の電車賃を考えるとコインパーキングを使ってもそれほど無駄遣いにはならない。それくらいに高松の中心街は駐車料金が安い。経費になるから自腹ではないにせよ、とても有難い*1

駐車場の料金もそうだが、色々と静岡の感覚が通用しない街だ。
でも田舎ではない。
美術館も博物館も公園もきちんと揃っていて(しかも街がコンパクトなのでアクセスがしやすくて)、プロスポーツチームがいくつかあって、老舗の飲食店がそれなりに頑張っている。若い人が古本屋や自家焙煎コーヒーの店をやっている。高松駅自体はとても小さいし中心街を離れれば典型的な日本地方都市のロードサイド風景が続くけれども、街の部分はしっかりと「中心」として機能しているように見える*2政令指定都市ではないけれど、ポケットサイズのそれとして不思議なまとまりを見せている。なかなか珍しい街ではないだろうか。

駐車料金も安いが、野菜も安い。
これは静岡が高いだけなのかもしれない。
郷土野菜の類もいくつかあって、何度か試している。

今日の昼食は近所のパン屋さんで買ったチーズパンとハンバーガー。それに野菜ジュース。いわゆる焼きたてパンのお店も総じて安い気がする。個人の、手作りで週末だけ開いているようなお店でも「この価格で大丈夫か?」という値段に遭遇する。

 

夕食は卵入り野菜炒めを作った。サツマイモとリンゴの煮物を少し食べ、仕事中にいただいたお饅頭を食後に。夜は炭水化物源としての米やパンや麺はいらない気がしてきた。

ここ5年でカット済み野菜が充実してきたと思う。
意外と日持ちする。売れ残りが値引きされていることもあって、よく購入している。しかし今日買った野菜炒め用ミックス(ニラ)はいただけない。人参は薄いから大丈夫だが、キャベツは大きく切ってあって、火の通りが悪い。ニラ入りを名乗るわりにニラが少ないことも不満だった。

 

では寝ます。
雨で湿度が高く、そして寒くはない。昼間は生温かい風さえ吹いていた。変な気候だ。

 

熱帯

熱帯

 

 

お題「今日の出来事」

 

*1:前職で東京の品川に出張した時、数時間の駐車で支払いが6000円を超えたことがあった。あのコインパーキングの料金箱には沢山の現金が詰まっている。

*2:職場の近くに限定すればライブハウスやジャズ喫茶の類が妙に多い気がする。

山盛りのラーメンと、ヒヤシンスのセットアップ。

帰宅時に、仕事で知り合った人達に遭遇した。
一緒に簡単なご飯を食べよう、という話になって*1、近くのラーメン屋さんに行くことに。
若い客が多い、量と脂が売りのお店。東京でいう「ラーメン二郎」をマイルドにした感じ。屋号は、忘れた。

野菜の量が選べる。
2倍から3倍なら、まあ食べられるよ、と言うので3倍にしてみた。他の人は5倍の注文もしていたから安心していたのだけれど、来たのはこんな量。ちなみに10倍まで選べる。

https://www.instagram.com/p/Bqr6p-eAL9D/

 

麺は普通のお店よりちょっと多めで、そしてやや太い(これも同じ価格で山盛りにまでできる)。野菜に比べると少なく感じてしまい、実際に残さず食べることができたけれど、でもちょっと苦しい。

脂の量、ニンニクの有無も選択できる。
脂は極めて少なめに、ニンニクは抜きでお願いした。脂が多かったら、たぶん今頃は寝込んでいた。

 

世界一美味しい「どん二郎」の作り方 誰も思いつかなかった激ウマ! B級フードレシピ
 

 

https://www.instagram.com/p/Bqr03NhgSDY/

帰宅して一息ついた後に、ヒヤシンスの水耕栽培を準備する。
球根は1週間前に買ってあった。冷蔵庫で保管してあった。
良い感じの器が無くて、今回は余っているガラスのコップ(ビーカーを模してある)と、ステンレスのワイヤーで作ることにした。
要は水中に落ちなければ良いのだ。
ステンレスの細いワイヤーは百円ショップでも手に入るし、錆びずに丈夫、張りがあって使いやすい。
以前、企業の研究部門で作業員をしていた時は、このワイヤーで工夫してちょっとした道具を作っていた。そういう工夫や工作は1件ずつ報奨金が出て(最低で100円/件、優秀なものは数万円)自分はかなりの額を稼いでいた。申請書類を書くのを嫌がる同僚達もいたけれど、3分で最低100円が貰えるのだから慣れれば良い小遣い稼ぎになる。ステンレスワイヤーに限らず様々な素材が用意されていて、しかも工夫しなければ仕事が滞るので、あの仕事ではとにかく毎日何かを作っていた。あまりにその方面で活躍していると「改善活動の発表を事業所代表で行え。プレゼン資料を作れ」とか、面倒なことになるのが難だったけれど。

 

  

ステンレス線 約0.3mmx約15m SUS304 55265

ステンレス線 約0.3mmx約15m SUS304 55265

 

 

 

さてお腹が落ち着いてきたので、寝ます。
夕食が外食だと、ちょっとだけ夜の時間に余裕がある。
今日は常備菜をいくつか作って冷蔵庫に保存した。

 

常備菜

常備菜

 
常備菜2

常備菜2

 

 

ここ数日、もう少し大きい冷蔵庫を買えば良かった、と後悔している。
独り暮らしだと、料理をするたびに何かが余る。大根ならまとめて茹でてしまいたいし、その大根を使ったスープだってぴったり1人前に仕上げるのは難しい。今は朝の味噌汁ですら量の管理ができていない。コストコ生活とまではいかないまでも、ある程度の備蓄が必須な生活なので、限られた容量のマネジメント能力が問われている。

 

 

お題「今日の出来事」

お題「ひとりの時間の過ごし方」

*1:こういう時、特に若い人はうどん屋には行かない。あれは朝と昼の食べ物だと言う。確かに夜に開いているうどん屋は少ない。開いているお店は、セルフ式の簡便なお店ではない、他の県でいう蕎麦屋のような普通の「和風麺屋さん」だ。

昼はカレーとナン、夜はさつまいもと豆のスープ。

昼は職場の近くで済ませた。
インドカレー屋さんのいちばん安いランチセット。ナンと、サラダと、ほうれんそうとチーズのカレー。飲み物が無いし、ナンのおかわりもできない、そのかわり550円。近所のマクドナルドよりも安いが、かけうどんよりは高い。
器がとびきり質素で、ちょっと嬉しい。

 

世界一やさしいスパイスカレー教室 -スパイスカレーのしくみがよくわかる-

世界一やさしいスパイスカレー教室 -スパイスカレーのしくみがよくわかる-

 
南インド料理とミールス

南インド料理とミールス

 

 

夜は具沢山のスープだけで済ませた。
玉葱のみじん切りと、少しのにんにくを炒める。
さいの目に切ったさつまいもと、週末に茹でたヒヨコ豆、ガラパゴス諸島のスーパーマーケットで買った茶色いエンドウ豆を加え、薄味で煮る。
肉っぽいものが足りない、と冷凍庫にあった肉団子(業務スーパーで購入)を数個、放り込む。
味付けは鶏ガラスープの素をごく少量とソースを数滴。食べる時に塩と油を入れて調味する。
素朴だが良い味に仕上がった。
夜ごはんは遅くなってしまったので、このスープを少し食べただけ。

出社時刻も退社時刻も遅めの会社だから、帰路に少し買い物をするだけで夕食の時間がずいぶん後になってしまう。これは今までの生活では無かったこと。今後の課題として、生活サイクルを考える必要がある。
同僚も上司も、簡単に外食を選択するけれども、僕はできれば帰ってご飯を作りたい。冷蔵庫には食材があるし、節約もしたい(考えてみれば、初任給までの1ヶ月は無収入なのだ)。それに、健康の事を考えたら外食は避けたいところ。もっと言うと、僕は外食にレジャー性を求めるので、必要にかられて、あるいは面倒だからと“その辺で適当に済ませる”のは嫌なのだ。

とはいえ今後は、外食が増えるだろう。
高松の中心街は飲食店が多い。素敵なカフェも、手頃な和食屋さんもいくつかチェック済み。静岡の地元に比べて外食が当たり前の土地なのだ、おそらく。そういうところは「街」だなあ、と思う。都会だとは思わないけれど、でも街だ。

 

 

 

 

お題「今日の出来事」

新屋島水族館と屋島

屋島水族館について書く。
昨日の午前中に行ってきた。

屋島には初めて行った。
昔ながらの観光地、そしてそこにある水族館もまた古いこぢんまりとした観光客用水族館。なぜか山頂にあって、イルカのショーなどを見ることができる。

屋島自体は、とても風光明媚なところだ。
山頂が平らで元々は山城だったところ。その山頂に、お寺や展望台、そしてこの水族館があって、ぐるっと歩いて巡ることができる。

実のところ、水族館はあまり期待していなかった。
Webサイトを見れば、どういう施設なのかは概ねわかる。
そしてこの水族館は明らかに自分向きではない。

しかしそれでも、しっかり楽しんでしまった。
ペンギンもいるしカワウソもいる。アザラシはバイカルアザラシとゼニガタアザラシがいて、後者はショーも行う。世界広しといえども、寛永通宝を象ったアクリル水槽を泳ぐアザラシはここにしかいない、たぶん。

 

 

イルカショー(イルカ劇ライブ、と呼ぶらしい)は正直言って、残念なものだった。
イルカ自体はきちんと仕事をしていた。
ただその前で繰り広げられる寸劇が、街興しの手作り劇というか、素人が“イイ話”にしようと無理をしている感が強い。手作りだからいいじゃん、と思えないのが辛いところ。
いわゆるクリスマスに関するお話なのだけれど、説明も不親切で*1、周囲のちびっ子達は戸惑っていた*2

 

ここのイルカはとても人懐っこい。
条件反射的に、つい仕込まれたアクションをしてしまうようで、何の指示も無い時にいきなり背泳ぎをし始めたりするので、なんとなく痛々しいところもある。
でも大きな水槽ですいすい泳ぐ都会の水族館とは違って、水槽越しにいつでも顔を見ることができることは、特に小さな子供には嬉しいのではないか。

マナティもいる。
ずいぶん大きい。そして、よく動く。
マナティだけでもこの水族館の価値は有ると思う。とても迫力がある。

最近増えてきたクラゲの水槽、人気のチンアナゴやサメ、それからウツボ(どうして水族館ではウツボをぎっしり飼うのだろう)から熱帯の淡水魚まで、スペースのわりに内容は充実している。
そして、どの生き物も元気だ。
擬態している魚などは例外として、水槽を見れば動く生き物が必ずいて、探さずとも見つけることができる。

 

水族館も良かったが、自分としては高松の街が一望できたことも嬉しかった。
もう街のかたちは把握したが、それでも駅前や職場や、それから自分のアパートまでを山の上から見ることができるのはなんだかとても楽しい。それに、視線を動かせば瀬戸内の島々も眺めることができる。
生活に慣れた今、こうして実際に鳥瞰できた事は僥倖だったのではないか。

 

 

さて今から寝ます。森見登美彦氏の「熱帯」がとてもとても面白い。氏の最高傑作になるかもしれない。一皮剥けた、というか。

 

熱帯

熱帯

 

 

しかし読まなければわからない魅力のような気もする。村上春樹の読者で「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が好きな人なら、たぶん楽しめる。でもその根拠は、今はまだ言葉にできない。

 

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

 
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 全2巻 完結セット (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 全2巻 完結セット (新潮文庫)

 
世界の終りとハードボイルドワンダーランド―Hard‐boiled wonderland and the end of the world
 

 

今週のお題「読書の秋」

お題「今日の出来事」

 

 

*1:年間を通して訪れている人のためのストーリーなのかもしれない。そう思えるくらいに不親切な導入部だった。

*2:僕も最初は戸惑った。途中で劇は無視してイルカに集中した。

丸亀と高松と。

昨日は丸亀市に行ってみた。
たまたま見つけたイベントのフライヤーに惹かれての訪問。
このイベント自体はそれほど楽しめなかった(いわゆるマルシェの類)のだけれど、自転車でのんびりと駅前からお城の周辺を散策した時間がとても良かった。今、思い返しても素敵な休日だった。

 

 

自分の住んでいるところから有料道路を使わずに50分程度。
道は広く、交通量は少なく、とても走りやすい。静岡での日常感覚からすれば、この往復路は「思い立ったら迷わず車を出す」距離感と所要時間。渋滞も無く、 のんびり走ることができる。途中で風光明媚なところも走るし、ロードサイドのチェーン店が連なるところもある。

さて丸亀市に着いてまず向かったのがうどん屋さんの「喰うかい」*1


名前とは裏腹にとても地味なお店。お年寄り夫婦が切り盛りしている。
有名なお店らしく、お客さんは絶えない。
うどんを食べるつもりだったけれど、中華麺(と、ラーメン)がある、しかも「牛すじ中華」や「かしわ天中華」があると知って、動揺のあまりその「牛すじ中華」を注文してしまった。

牛すじ肉の煮込みが乗ったラーメン、なかなか美味しい。さっぱりしたスープに肉が妙に合う。食べ応えもある。隣のテーブルの人達はうどんを注文していて、そちらは揚げ物がかなり大きかった様子。次はうどんを食べたい。というか「かしわ天」を食べたい*2

 

丸亀の駅前には「猪熊弦一郎美術館」がある。
僕はこの建物が好きで(猪熊氏の作品はあまり興味が無い)、瀬戸内国際芸術祭の時にも訪れている。今回はどういうわけか喫茶室で無料のお茶が振る舞われていて、しかも郷土菓子の「おいり」も付けてくれた。紙のお椀に1杯、1人では多すぎるくらいの量で、でもとても嬉しい。

丸亀ではお城を見たり、別のうどん屋(お休みだった)やカフェ(イベントに出ていて臨時休業中)を訪れたり、なんとなく港のほうを散策したりと、のんびり自転車探検を楽しんだ。

丸亀、不思議な街だ。
駅周辺はしっかりと宅地があるし、公園も多い。
でも、人がまるでいない。
たまに見かけるのは、働いている人だけ。灯油の移動販売とか電気工事の人とはすれ違うが、住人がとても少ない。公園など、夢に出てきそうなくらいに無人で、でも整っている。
祝日だというのにみんな何処に行ったのだろう。

 

ともかくそれが丸亀の街。
車で到着した時、あの瀬戸内国際芸術祭2016で訪れたフェリー乗り場が見えて、なんだかとても感情が揺さぶられた。別に船に乗らないのにフェリー乗り場に立ち寄ってしまった*3。島に行こうと思えば行けるのだな、と考えると不思議な気持ちになる。四国に引っ越したことそのものが、不思議に思えてくるのだ。

 

 

朝の遅い時間に出て、あちこち走って、午後には高松市に戻ってきた。
遅めの昼食と、中心街で開催中の古本イベントのために商店街に行く。

古本を数冊購入。主に関西圏の有名な古本屋が何店か来ていて、とても賑やか。今風のサブカルじみた古本屋や手芸作家さんが並んでいてずいぶんと楽しそう。自分の生活圏および職場とも近いこともあり、こうして“文化的なイベント”が開催される事はとても嬉しい。大きな街でもイベントは全然やらない、というところも多いので*4
古本イベントの主催者なのか、会場の近くにあった古書肆兼カフェにも人が集まっていた。トークイベントは残念ながら満員、自分は四国と瀬戸内関連の書籍やZINEを数冊買った。紙の本は滅多に買わなくなってしまったけれども、ガイド本というか土地の情報収集には電源が不要で個別に持ち歩けるローカル書籍が便利なのだ。

goo.gl

 

 

ああそれからもう一つ、人生初の「餡餅入りのお雑煮」を食べたのだった。
商店街の和食喫茶にあった。
名物として観光用にメニューに載せているのか、それとも普通に食べるのかはわからない。
白味噌の雑煮(これも人生初)には和人参と大根が入っていた。
餡餅は1つ、柔らかく煮てある。
餡があるから美味いとか、逆に違和感があるということも無い。アクセントというには渾然一体で、いわゆる“普通に美味しい”料理だった。僕はこの味、好きだ。
好みで青海苔を入れる。最後に加えてみたけれど、僕は無いほうが好きかもしれない。
昼食を食べ逃していたこともあり、なかなかに充実したおやつとなった。

goo.gl

 

 

 

他にも色々と遊んで過ごしている。
ひたすら部屋を整えて過ごしていた段階を過ぎ、こうして外を探検する事ができたことがとても嬉しい。視界が開けたというのだろうか、意識して猫背を伸ばした時みたいな爽快感がある。

今日は水族館に行ってきた。
しかしこれは明日に書く。まだ通信環境にトラブルがあるのだ。写真の整理もままならない。

 

 

*1: cimacox id:cimacox ) さんのブログを参考にしました。ブログでのみ知っている人の住む土地に行く、というのはなんとなく特別な体験です。

cimacox.hatenablog.com

*2:あいのせ、とは何なのだろう?気になる。

*3:トイレを借りた。近くにはショッピングモールもあって、ホームセンターで板や生活用品も買った。旅行では本当に街の一部しか見ることができない。

*4:例えば静岡市の中心街がそれです。

丸亀探検と古本イベント、の事は明日に。


f:id:t_kato:20181123234305j:image

 

通信速度がまるで出ない新居のインターネット回線。数日、試行錯誤して自分ではどうにもならないとわかったので業者に問い合わせたら「トラブルですね」と回答が。いやいや聞かなきゃ答えず対応しないままだったのかと問い詰めたいところだが、まずは穏便に早期復旧をお願いした。

しかし同じ「マンションタイプ」の光回線ならアパート全体に不具合が生じているのではないか。その事だけ最後に聞いたところ、少し後に「契約されている全室に影響してました!」と連絡があった。とても元気な、営業電話みたいな雰囲気だったが、大丈夫だろうか。

 

 


f:id:t_kato:20181123233901j:image

というわけで今日は丸亀市を自転車で探検して、高松市の古本イベントに参加して、美味しいものを食べたりもしたのだが、それは明日に書くことにして、もう寝ます。おやすみなさい。良い勤労感謝の日でした。

 

 

全国 旅をしてでも行きたい街の本屋さん

全国 旅をしてでも行きたい街の本屋さん

 

 

海外旅行で役に立ったもの #ガラパゴス旅行記 #ガラパゴス諸島

忘れないうちに書いておく。
先月末に行ってきたガラパゴス諸島への旅で、自分なりに工夫して、実際に役に立った品々についてメモを残しておく。いつか役に立つかもしれない。

 

この旅は、人生初の太平洋横断(飛行機内での宿泊)と1人での南米旅行ということで、自分としては普段よりも荷物が多かった。
大抵の旅は19Lのハードキャリーで済ませる。あるいは大きめのリュックサックとかボストンバッグを使う。今回は家族に借りた35Lのものと、ちょっと大きめのデイパックを選択した。

 

[ジャックウルフスキン] リュック バークレー W0025300 0060(ブラック)
 

 


しかし当地に着いてから、世の中の多くの人(特に西洋人)は離島に行くのに35Lなんて中途半端なサイズのスーツケースは使わず、80Lとか100Lのものを場合によっては複数持ち歩くのだと知った。確かに僕の35Lでは、かなり工夫をしないと旅ができない。ビーチサンダルは当地の宿に寄贈したし、服は洗濯の便を考えたものを選んだ。お土産スペースだって足りなくて、帰りはポケッタブルのボストンバッグを引っ張り出して使うことになった。
別に追加料金がかかるわけじゃないのだから、もう少し大きな荷物でも良かったのだ。まあ、1回の旅にわざわざスーツケースを買うのも不経済だが。

 

 

 

ともかく荷物について。
飛行機内で、行きも帰りも2泊する旅だった。
なので機内持ち込みのデイパックに、「宿泊用」と「健康管理・暇つぶし用」の小さなバッグを用意しておいた。それぞれモンベルの薄いサコッシュやスタッフバッグを使った。
なお、財布やパスポート、カメラ、航空券の類は別のサコッシュを活用。
パソコンも機内に持ち込むので、セキュリティチェックの際にはすぐにさっと出せるようにしておく。とはいえパソコンは機内で使う機会は少なく、飛行機の出発待ちの時に活用していた。

いわゆるウルトラライトな素材のアウトドアグッズがあると荷物はずいぶん軽くなる。普段はお散歩用バッグとして使うサコッシュは洗面用具を小分けしたり、上述の機内用小分け袋としてもとても便利だった。

 

 

「宿泊用」の袋には、あらかじめ買っておいたアイマスクやネックピローを入れた。耳栓も忘れずに。
一応、席にも備え付けてあるけれど、無い場合や合わない場合もあるので。

 

 

友人が貸してくれた、吊り下げ式のフットレストが今回の旅で最も疲労軽減に役立った気がする。
テーブルの支柱に引っ掛けて使う。足を休めるためにスリッパや薄い靴を持ち込む人は多いけれど、この“足の裏を浮かせる”ことはできない。長時間フライトはもちろん、数時間でも全然違う。
Amazonでは何種類も売られている。荷を軽くするためにも、シンプルな、つまり安いものが良いと考える。
このフットレストは次の旅(未定)の為に、自分用に購入した。
席に着いたら、まず靴を脱いでメッシュ素材の薄い靴(バブーシュみたいなやつ。どこで買ったのかは忘れてしまった)に履き替えて、とにかく足を楽にしておく。
アジア旅行と違って、靴を脱ぐ人は少ない様子だった。 

 

 

そしてマスク。乾燥対策に、それ用のマスクをドラッグストアで用意した。濡れたフィルタみたいなものを挿入すると、一晩くらいは湿度が保てる品。こういうものは包装を解いて往路と復路で小分けする。箱のままでは嵩張ってしまう。
小分けといえば、今回はIKEAで購入したチャック付きポリ袋があちこちで役に立っている。丈夫で安く、余計な日付欄などが無いところも気に入っている。

 

 

 

「健康管理・暇つぶし」袋には、Kindle paperwhiteとミントタブレット、乳酸菌タブレットなどを入れておく。ドラッグストアに行くと、「特別な乳酸菌の作用で虫歯にならないキシリトール入りタブレット」や「食物繊維が摂れるグミ」などが売られている。こういうものを気休めとして持ち込む*1
携帯用の歯ブラシとコップ(無印良品のものがお気に入り)、ウエットティッシュも入れる。
それから汗拭きシート。これはお風呂に入れないから、さっぱりするため。
ビタミン剤の類も持ち込む。意外と嵩張るから、ホテル滞在中と帰路の分はスーツケースに。睡眠薬は以前、風邪で病院に行った時に適当な事を言って処方してもらった。

 

 

 

と、飛行機に持ち込む荷物のことを書いていたらもう寝る時間。他の荷物については後日書く、かもしれない。


今回は旅先が自然溢れる島だったから、余計に移動中の健康管理には気を遣っていた。元気でなければ楽しめないから。
実際、ここまで過剰に準備して、意識的に睡眠サイクルを調整したせいか、想像以上に移動中の疲労は無く現地に到着できた。空港内を歩き回る事が多く慣れない環境で気疲れしていたこともあり、飛行機の移動が“休憩時間”となったのは幸いだった。

行きも帰りもエクアドルの国内線ではエマージェンシー・ドアの席に座れた。少し古い飛行機だと、前の席との間隔が本当に狭い。だからこれは幸運だった。
夜の便がほとんどで、通路側の席、かつ隣が空席ばかりだったことも運が良かったといえる。帰路の成田行きでは横の席のカップルが突然にヨガを始めたのはびっくりしたけれど。ベジタリアンでヨガで都会暮らしのアメリカ人、ちょっと身勝手なところも含めて映画みたいだった。

 

 

 ああそうだった、手荷物には下着類と靴下も念の為に入れておいたのだった。スーツケースはひたすら預けることになるので、機会を見つけて着替えるため。意外と綺麗だったのがエクアドルの空港で、アメリカの空港はトイレで着替える気にはなれなかった。

 

そして空港のセキュリティチェックの時に、このベルトを褒められた。全部で4回くらい褒めてもらえた。総プラスチック製で、金属探知機に引っかからない。
軍用のものが元で(確か自衛隊員の知人も持っていた)、僕は前々職で必要になり購入したが、普段は使わない。見た目が無骨過ぎる。でも国際線の乗り継ぎが多い時はとても便利です。

 

 

 

 

 

 

 

*1:ホームセンター「CAINZ」にあるビタミンや食物繊維が摂れるグミはなかなか美味しい。2種類買って、ひとつのパッケージにまとめて持ち込んだ。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。