スマホ更新とイチジクのソテー

数年前に購入したスマートフォン「Ascend Mate7」が絶不調。
もう古い機種ではあるから仕方がない。そろそろ更新時期かなあ、なんて考えていたらさらに不具合が増えていく。精密機械というのは、更新を考えはじめると壊れていくものだと僕は考えるのだが、実際のところどうなのだろう。

 

先日、上手い具合に半額セールで新しいスマートフォンを買うことができた。同じHUAWEIの「MATE9」という機種。
「MATE7」から2世代後の後継機なのだと思う。昨年までのフラッグシップ、そして現在の最新鋭機とスペック的にはほとんど変わらない。

これが古いほう、Ascend Mate7。

Ascend Mate7 ホワイト

そしてこれがMate9。

Huawei 5.9型 Mate9 SIMフリースマートフォン ムーンライトシルバー/51090YMG 【日本正規代理店品】 MATE9/SILVER

 

デザインが「MATE7」とまるで変わらない。寸法もほぼ同じ。
だから新鮮味に欠けるのが難点だが(ここまでデザイン的な“新味”を感じない買い物は珍しい)、半額ならば損は無いだろう。故障を自分で直し、不具合を騙して使うのも疲れてきたところだ。というわけで、えいやっと買ってしまった。

夕食前に、その新しいスマホが届いた。
今日は別件でパソコンその他の作業を続けていたので、新機種が手に入っても、喜んで初期設定をする気分になれない。

とりあえずお風呂の前に電源投入とWi-Fiの設定、そしてファームウェア類のアップデートを済ませた。Googleのアカウントを設定し、バックアップアプリ経由で前の機種からデータを引き継いだところで今日はおしまい。以前よりも、さらに引き継ぎ作業が簡単になっている。

あまりにも更新が簡単なことも、それから前述の通りデザインがほとんど同じことも、新しいデジタル機器を迎える際の“喜び”を減らしている。設定なんて、ただ面倒なだけの入力しか残っていない。工夫する部分は、システムと引っ越しアプリとGoogleHUAWEIが残らず済ませてしまっている。
ちょっと触っただけで、性能の良さは感じられるのだけれど、まだそれが嬉しさには繋がらないのだ。何しろ今は「初期設定でONの通知とお節介機能を、片っ端からOFFにしていく」作業しかしていないので。
ちなみにログイン関係は、「メールアドレスは日本語変換辞書に登録」と「パスワード管理アプリ」の合わせ技で、それほど苦にならない。パスワードも定型単語と数字を何種類か組み合わせたものがほとんどだから、変換辞書やコピペが役立つ。

それにしても、眼鏡を外して見ると、新旧の見分けがつかない。
裏側はそれなりに違うのだが(新しいほうは、カメラレンズが2つ並んでいる)色も形も本当に似ている。つい並べて、あるいは重ねて比較してしまう。この見た目のつまらなさに対しては、カバーの自作で対抗しようと考えている。

 

 

 

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今日はおやつにイチジクを食べた。どういうわけか、書店のレジ横で売られていたのだ。6個で250円。
生も良いけれど、かなりしっかりした小さい実だったので、熱を通してみた。というか、この記事に影響されたのだった。

www.homarecipe.com

生ハムもパンも無かったから、ただバターを熱して、砂糖を少し入れて、そこに切ったイチジクを投入して、急いで庭からローズマリーを切ってきて入れて、ひっくり返して、お皿に移して食べただけ。
確かに美味しい。生ハムがあったら完璧だった。焼きながら庭までローズマリーを取りに行ったため、少し焦げたのは失敗。砂糖が入っているから、注意すべき状況だった。
特徴のある味の紅茶やコーヒーに合いそう。僕は濃いコーヒーと合わせてみた。
家なのに、お洒落な外食の味でした。

 

 

清水区の「Pappus」でチョコレートケーキを食べ、自宅ではシンガポールチキンライスを作る雨の日。

所用で富士市まで行く。用事を済ませ、帰路は一般道でのんびりと。
清水区で少し寄り道。せっかくだから探検しようか、と思っていたところ、ものすごい雨が降ってきた。山のほうから雷鳴も聞こえる。
雨で視界が遮られ、国道も県道も渋滞気味に。それくらいの雨だった。

 

 

ケーキとコーヒー

こうなると散策どころではない。
そういえばこの辺りに気になるお店が…とGoogleMapを開く。星をつけていた焼き菓子のお店「Pappus」が、上手い具合に開店日だった。しかも店内でお茶も飲める時間。

というわけで行ってみた。
初めて行くお店。Webサイトの記述(妙にわかりづらい)に従い、視界が悪くなるほどの雨のなか駐車場を探す。駐車場から1分ほど歩けばお店なのだが、靴も鞄もびしょ濡れになった。

https://www.instagram.com/p/BYxN0ebnxd9/

さてそのお店、民家を改装したような、さっぱりした店内。個人的に「リーンな感じ」と呼ぶタイプのお店。なかなか居心地が良い。
焼き菓子が数種類、ケーキも数種類に、飲み物はコーヒーや紅茶。焼き菓子は貰ったことがあるから、今日はケーキを食べることにした。

選んだのはチョコレートのケーキ。さっくりした生地の真ん中にクリームが詰めてある。底部はタルトのような別の生地。小ぶりだが、しっかりした味わいの、美味しいケーキだった。
コーヒーも、この焼き菓子に合う苦みとまろやかさ。
お気に入りのお店になりそう。外の雨さえ楽しめるような素敵な時間を過ごすことができた。

 

 

 シンガポール・チキンライス

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先ほど、シンガポールチキンライスを作った。今日の晩ご飯、残りは冷凍。
街で「ランチメニュー:シンガポールチキンライスはじめました」みたいな看板を見つけて、なんとなく食べたくなったのだ。
作り方は、学生時代の友人から教わったものをアレンジ。
鶏肉は買ってあって、しかも運の良いことに、酒と塩を振って冷蔵庫に入れてあった。昨日の自分は偉かった。
生姜と青葱の下半分(長ネギが無かったので、庭から採ってきた)を加えたお湯で、鶏肉を茹でておく。ここで塩味も決めてしまう。薄めの、飲んだら物足りないくらいが好み。
米は軽く炒める。こうすると硬めに仕上がると友人が言っていた。胡麻油の風味も付く。インディカ米の溶きは不要とのこと。
米と茹で汁を炊飯器に入れる。小さめの玉葱を半分、そして茹でた鶏肉を乗せて、普通に炊飯。

タレは手抜き。何かの和菓子に付いてきた黒糖蜜と醤油を合わせ、さっと加熱しただけ。
もう一種類は、刻んだ生姜とポン酢と、少量のラー油。我が家ではポン酢といえば黄緑色の醤油抜きのものがスタンダードで、成人してからそれが普通ではないと知ったのだが、特にチキンライスとは関係無い。お酢とも違った風味で僕は好きだ。

キュウリは薄切り。ゴーヤーはおひたしにする。なんとなくさやいんげんも茹でてみた。ゴーヤーとさやいんげんは、甘いチリソース(MAHOROBAの美味しいもの。小分けして冷凍しておいた自分を褒めてあげたい)で和えてみた。

この料理は、ごはんが熱々よりも、少し冷めたほうが美味しいと思う。ごはんをお皿に盛り付けて、残りは小分けしてラップして、鶏肉を切って皿に移し、野菜を添えて、洗い物も済ませて、タレを並べて、と作業していると丁度その温度になる。

鶏肉もごはんも美味しい。
タレは黒糖醤油が気に入った(しかし量が少ない)。
なぜか、添え物の玉葱がいちばん美味しくなっている。半分に切って、根元は繋げたままで炊くとばらばらにならない。

久しぶりに作ってみたが、これ、ひとりごはんとして優秀だと思う。作業量としては、スパゲティよりはあるけれど、和食で一汁三菜作るよりも遙かに少ない。ごはん周辺だけアレンジを控えれば、添える野菜側をどう工夫してもシンガポールチキンライスになりそうな気もするし。
以前、山盛りのカイワレ大根と共に食べたことがあって、あれは本当に美味しかった。モヤシやキノコ類も合いそう。
ちなみに写真は撮り忘れた。

では、炊飯器を洗ってきます。良いごはんでした。

 

 今日買った漫画 

 

今日はこの漫画を買った。「あたらしいひふ」。
帯や説明文だけ読んだら、ありがちなお話だと思うかもしれない。読んでみるとちょっと珍しい風合いがある。
大人になって気付いたこと、改めて実感したことが、いろんな形で描かれている、そんな印象。

子供の頃に考えていた、父や母、学校の先生、それにアニメに出てくる「普通の大人」の人生と、今の自分達との違いというのを話す機会が増えた。そういう歳と生き方をしているのだろうし、それが本当なのだと思う。未来予測とのズレというのか。
そういう“実感”が漫画という形になっている。すごい。
こういう作品を読んで、その後に人がいっぱいいるところ、例えば通勤時間帯の大都会に行くと、頭がぐるぐるして疲れてしまう。人がそれぞれ唯一の人生を歩むという当たり前に圧倒される。
そういえば近いうちに、東京に行く予定があるのだった。
「妄殺ソングブック」というお話のひとつ、「夜な夜な夜な」がお気に入り。今のところは。

同年代か、少し年下の友人を捕まえて、読ませて、感想を聞きたい漫画でした。できれば異性の友人のほうが面白い話が聞けそう。
しかし服装というのはまさに皮膚なのだなあ。外面は内面のかたち、だから気になるし、悩むし、楽しい。

 

さよならガールフレンド 高野雀 特設サイト

 

 

 

 

 

厚切りのベーコンは大切です。

 

朝から外出して手続きや調べものを進める。

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なんだか気晴らしがしたくて、午後は静岡の街へ。
自転車散策が捗る気温と天気だった。

 

https://www.instagram.com/p/BYue_TJHOkA/

 

お昼ごはんは、ALLEE RESTAURANTのランチメニューからサンドイッチを選ぶ。厚切りベーコンと、カボチャサラダの、バゲットサンド。
カレーもパスタも美味しそうなのだが、厚切りのベーコンが使われたメニューがあったら、基本的にそれを選んでしまう。じゃあ自分で買って厚く切って好きなだけ食べたら良かろう、と自分自身に突っ込みたくなるが、そういうものではないのだ。
他人の淹れたコーヒーが美味しい、みたいな話。質と量とはまた別の価値の話。

 

 

 

https://www.instagram.com/p/BYvdcbhH8H6/

 

早めのおやつは、MARIATHANKでオレンジと紅茶のタルトを食べた。
新しいメニューだと思う。
お洒落だなあ、と感心してしまう。ちょっと強めの甘さが嬉しい。冬の紅茶にも合うのではないか。スパイスやお酒を強くさせて特徴を出すお店はどこにでもあるけれど、MARIATHANKは基本的に上品というか、そういう個性や突出では勝負していない気がする(僕はそういうキャラクターの立った味も好物です)。どちらかといえば、MARIATHANKのケーキのほうが王道だろう。カフェではなくてティールームだから、その品の良さは正解だと僕は考えている。

 

 

久しぶりに静岡の駅ビル「パルシェ」にも行った。
老舗の皮革店「ナイスTOM」で革を少し購入。現在、パルシェは絶賛改装中であり、この店も少し移転していた。そして、店の場所を探す時に、はじめて店名を知ったのだった。
いつも買うと良い気分になれる店。
端切れでも何でも、わからないことは聞けば気持ち良く教えてくれる。客に威張らず、しかしおだてず、楽しそうなのに自分の好みを押し付けずこちらを尊重する、そういう趣味のお店は、意外と珍しい。

 

 

 

 

さよならガールフレンド (FEEL COMICS swing)

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昨日も餃子、今日も餃子。

 昨日の「日帰り多治見モザイクタイルミュージアムと周辺地域散策の旅」では、帰りに浜松市に寄り道し、餃子専門店「福みつ」で夜のごはんを食べた。

とても美味しい、他では食べることのできない味だった。「定食(中)」で15個と、ずいぶん量が多かった。ごはんの量も、多かったのだ。
次は10個の「定食(小)」か、あるいは餃子のみで注文したい。ただし、お店を見渡した限りでは、お酒もビールも飲まずに餃子だけ食べている人なんていなかった。こういう時、お酒が苦手な自分は困る。腹をくくって、餃子を30個と烏龍茶だけで勝負したい気もするし、やはり定食(小)で「すいません…ごはん、少なめで…」とお願いするのが無難か、悩みどころである。

ちなみにこの福みつ、静岡市にもお店ができた。まだ行ったことはない。
福みつ静岡店

 

 

 

そして今日の夕食にも、それなりに量のある餃子を食べてた。
静岡市清水区の「一元本店」で、もやし味噌ラーメンと、大餃子を注文。友人はラーメンと大餃子を。

https://www.instagram.com/p/BYsrP7cnbAz/

この店の味噌ラーメンは、清水区、旧清水市では昔からある、タンメンみたいなスープに自分で味噌を溶いていくタイプ。どうやら元祖らしい。
僕はこの“味噌溶き文化圏”の生まれで、子供の頃は、味噌ラーメンといえばこういうタイプしか知らなかった。あまり外食をしない、特に子供をカジュアルな外食に連れていかない家だったこともあり、自分で味噌を溶くなんていう無作法(?)というかエンターテインメント性は、就学前の子供に強い印象を残したのだった。
ちなみにこの味噌ラーメンについて、つい最近「デイリーポータルZ」に記事が載っていた。

portal.nifty.co


今日は友人の家に見舞いに行って、この懐かしいラーメンの話をしていたら、じゃあ食べようという話になり、徒歩数分の「本店」に行く事になったのだ。
僕は場所なんて忘れていた。かなり繁盛しているお店のようだ。
この店では、餃子も有名らしい。特に「大餃子」は、とても大きい。3つが1皿に載っていて、2つだけで僕の夕食1回分より多い挽肉摂取量となる。つまり、3つは過大だ。


かつての勤め先で、産業医が言っていた。
「餃子は成人病の元。野菜が多い?はぁん?じゃあ小麦粉と肉と脂を抜いて野菜だけ喰ってろ下層民」。
いや、もう少し産業医らしい言いまわしだった気もするが、つまり餃子は毎日食べるものでもないし、ラーメンと同じく習慣的に食べるのは身体に良くない、要は中華料理店のサイドメニューという立ち位置も含めてヘルシーとは言い難い食品である、と言っていたのだった。

 

それが昨日は15個と山盛りごはん、そして今日は特大サイズ餃子である。
家でも餃子は作るが、その時はごはん抜き、ほとんど蒸し焼きにして油少なめ、餡だって肉はつなぎ程度(これは老いた家族の好みでもある)なので、昨日今日のそれは、完全に日常を逸脱している。年寄り向け健康雑誌ならば「血液ドロドロ」である。

でも、後悔はしていない。どちらも美味しかったので。
昨日の餃子とはまた別の味わいが、今日の「一元」の品にはあった。ただ大きい、というだけで面白みがあるし、きちんと味わって食べて嫌にならないのだから、これはこれで素晴らしい。
味噌ラーメン自体、かなり丼が大きいため、餃子も加えるとかなり満腹。餃子は友人とシェアすれば良かった(友人も辛そうだった)。

 

身体への償いに、10分ほど散歩をした。友人も「これで大丈夫。差し引きゼロ」と保証してくれたし、僕も同様の保証と祝福を友人に与える。
我々は健康管理に気を遣うフレンズなのだ。身体の事を(形式的とはいえ)考えなければならない年齢、という事でもある。

 

静岡 餃子王国

静岡 餃子王国

 
餃子伝説

餃子伝説

 

 

 

 

モザイクタイルミュージアムと周辺地域散策

今日は短く。
友人夫妻と岐阜までの日帰り旅をしてきた。
主な目的地は多治見モザイクタイルミュージアム。小規模ながら、よくぞここまで、と思わせる工夫とセンスの施設。楽しかった。

 

 

 

それから多治見の市街地散策もした。


かつて栄えた街の名残りと、今もきちんと暮らしている堅実さが見ていて伝わる、素敵な街。いくらでも探検できそう。

市街はもとより、多治見の郊外というのか車での移動中も、なんだかとても落ち着いた雰囲気があって、今時珍しい。あらゆる規模の窯業が散在していて、それだけでちょっと風景が変わってくる。煙突や半製品や材料のコンテナなど。
それだけでなく、幹線道路や交通量のそこそこある道でも、今の田舎には当たり前の「チェーン店と派手な看板」が少ないのだ。僕達が通った道がたまたまそういう店が少ない可能性も大なのだが、それにしても目に優しい街だった。

詳しくは後日書きたい。
今日は寝る。
全然、疲れてはいない。
ただ、帰りに浜松市に立ち寄り、名店「福みつ」で餃子をたっぷり食べてきたのだ。定食の「中」で、15個もお皿に乗っている。野菜の多い食べやすい餃子で、ぱくぱく食べ進むことはできたが、さすがに満腹。だから、もう何かを頑張る気力が無い。

しかし眠くもならないのが困ったところ。
でも、とにかく美味しかった。実は浜松で名物の餃子を食べたのは初めて。これがスタンダードな浜松餃子かどうか、はよくわからないけれど、食べることができたことはとにかく嬉しい。

というわけで、おやすみなさい。
お土産にタイルを買ってしまった。活用法は、後日の課題とする。

 

スマートフォンとフローリングモップが壊れた日

スマートフォンが壊れた。
絶対に保証が効かないような修理を試して(分解してみた)、ようやく復旧。まあ、もう保証期間なんて過ぎているし、修理の見積もり額を調べてみたところ新品のエントリーモデルが買えそうな価格だったから、駄目で元々とチャレンジしたのだが。
ハードウェアの故障で、自然に治るなんてことは無いため、近いうちに買い換えることになりそう。ちょうど楽天モバイルで端末半額セール的なものが開催中で、ちょっと心揺らいでいる。
それにしても出費が増えてしまうなあ。困ったものだ。

Huawei 5.1型 P10 SIMフリースマートフォン グラファイトブラック 【日本正規代理店品】 P10/VTR-L29/Graphite Black

買うならこれかなあ。

 

 

 

今日は乾拭き用のフローリングモップも壊れたのだった。いわゆるクイックルワイパー。


新しいものを買ってきてー、と家族に頼んだところ、無印良品で、ヘッド部分だけ買ってきてくれた。
これは「掃除用品システム」を構成するユニットであり、例えば粘着シート(前職ではコロコロと呼んでいた)や通常のホウキ、そしてフローリングモップなどと、様々な長さの柄などを組み合わせて使うことができる。柄も、伸縮するものや短めのものなど各種選べる。
世の中にはそういう使い方をする人も多いのだろう。ユニット化は世の趨勢である。ネイビーシールズとかグリーンベレーっぽい。

柄が無くとも使えるけれど、自分の使い方にはそぐわない。長い柄で、立ったまま、ささっと床を拭きたい。
しかし無印良品は遠い。さてどうしよう、と思案し、近所のホームセンターで柄を調達することにした。

「掃除用品システム」の共通接続部は、おおよそ直径20mmの円柱である。抜き差し可能なロック機構が内蔵されているが、今回は接続したままで使うから、ただの棒をはめ殺しにしたい。
20mmの丸棒ならば少し削る必要があるだろう。18mmならば、何かで太らせるか、がっちり接着しなければならない。
削って差し込む方針を採用し、Φ20mmで長さ90cmの朴の丸棒を買った。400円くらい。

無印良品の純正品にも、木製の柄がある。それにくらべると、ただの棒は風合いに欠ける。削って接続するのは、紙やすりがあればあっという間だったけれど、いかにもとってつけた感じが変だ。

 

だから少しだけ飾り付けをした。
先日の工作で余った革を、棒の両端に貼り付ける。これは接続部を隠すため。そして、吊り下げ用の開孔部周辺を綺麗にする手間を省く目的もある。
何より、デザインの統一感のために両端を同じ革で飾る必要があった。同じディテールを各所に配することでリアル感が強まる、とモデルグラフィックスにも書いてある(故あってバックナンバーを戴いた。模型趣味は無いが、読みものとして面白い)。
さらに革紐も両方に配し、上端は吊り下げ用に、下端は接続部を締め付けるために縛る。
革は結果的に補強にもなった。
最後に木部はオイル仕上げして完成。手抜きで、台所にあったエゴマ油を塗ったのだけれど、意外と良い感じ。

こんな感じ。ヘッド部分が唐突にライトグレーで気になる。がしかし、ここまでウッドあるいはレザー風味だと、クラフト趣味が強すぎて(Creemaで売ってそう)嫌味なので、これで終了。真鍮箔を貼ろうかとも一瞬だけ考えたものの、普段はクローゼットにしまうものに、そこまで手をかけるのもどうかと考え思いとどまった。だって、要はクイックルワイパーですから。

作業としては30分。時間とお金の節約にもなったし、偶然だが長さも丁度良い。平日夜の工作としては十分ではないか。

 

 

さて寝ます。
突然ですが、明日は多治見モザイクタイルミュージアム周辺に行きます。おすすめのごはん、観光、おやつポイントがありましたら教えてください。岐阜県自体、あまり馴染みが無いのです。でも行く。タイル分を補給してきます。

 

Pen(ペン) 2016年 10/1号 [ミュージアム最新案内!!]

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おでかけ多治見・恵那・中津川・土岐・可児・瑞浪2017 (流行発信MOOK)

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三重からの帰りに愛知で遊ぶ #竹島水族館 #豊橋 #蒲郡 #ホットケーキ #パフェ

昨晩は三重県の友人宅に宿泊。海の近くで静かな一軒家。夜は涼しく、朝ごはんは美味しく、要は快適だった。感謝。

 

今日はこれといった予定は無い。せっかくなので菰野町の「Snug」に行き、午前中のおやつを。久しぶり、もしかしたら10年ぶりくらいに、この店のパフェを食べた。
かわいらしいクッキーと、手作りのグラノーラ、それから果物(今日はイチジクとグレープフルーツとバナナなど)がアイスと共に盛り込まれている。タルトやチーズケーキとどちらにしようか迷ったのだけれど、以前見かけた常連さんは「迷ったらパフェ」という姿勢だったため、今日はそれに倣ってみたのだった。確かにパフェも間違い無く美味しい。

 

いつも、三重県に遊びに行った帰りはそのまま寄り道せずに、新東名高速道路をひたすら走って帰宅する。
今日は時間的な余裕があったため、ずっと気になる土地、でも最近は疎遠になっていた愛知県東部に立ち寄ってみた。

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蒲郡の市街地に車を停め、街を散策し海に向かう。
かつて栄えた町の名残があちこちに。
そして若い世代のカフェや雑貨屋も点在している。折りたたみ自転車で探検するのに丁度良い規模。

 

服屋やカフェやギャラリー(?)がまとまった場所に、カレーのお店があった。「サンデースパイス」というお店、ここでカレーを食べた。
「スペアリブ・スープ・カツカレー」という品にカマンベールチーズをトッピングしてもらう。
スペアリブ自体は出汁なのか溶け込んでいるのか、形としては見当たらない。酸味が効いた、とびきり美味しいカレーだった。近所にあったら、通っていただろう。ヒレカツだってかりっとして丁度良い感じ。
しかもお手頃価格。20世紀末のカフェごはんの価格で、こんなに美味しい手の込んだカレーを食べることができるなんて、蒲郡は良い土地だ。

 

 

 

そして、「竹島水族館」にも行ってきた。
ここは子供の頃に訪れたことがある。
その頃はいかにも「寂れた観光施設」という感じで、確か家族旅行だったのだが、なんとも嫌な感じがしたのを記憶している。というか、竹島もその周辺も、どこか秘宝館的なものが漂う観光地だった。大人は苦笑い、子供は上手く説明できないまま「もう帰ろうよー」と言い出すような、そういう場所。

しかし竹島水族館は、存続の危機をスタッフの努力と機転で乗り切り、今は大人気たという。だったら見てみたい、ということでの訪問。

 

今日は長期休業前の最終日ということもあって(明日からしばらくは耐震工事)、とても混んでいた。元からそれほど広くない施設で、しかもちびっ子向けの雰囲気もあるから、なにしろ騒がしいし、暑い。
個人的な好みとは違う展示方法や解説文(時事ネタを盛り込んだジョークとか、面白いとは思わない)だったが、それでも楽しめたし、感心もした。

大水槽だけが水族館の華じゃないんだな、なんてことを思いながら、熱帯魚から深海生物までの雑多な、しかし面白い世界を楽しんだ。

 

 

 

蒲郡のあとは豊橋へ。
ちょっと遅めのおやつは、「三愛」のホットケーキとコーヒー。
有名な店、そして多くの友人知人に勧められた店なのに、まだ1度も行ったことが無かったのだった。
初めての訪問、そして帰る頃には大好きなお店になった。

基本的に喫茶店、しかもコーヒー専門店の雰囲気もある。数ページにわたって、様々なブレンドや味のコーヒーが並んだメニューは圧巻。ブレンドの比率と味や香りが具体的に書かれていて、実にわかりやすい。この辺り、サードウェーブなお店は見習って欲しいところ。
ホットケーキの種類も多い。目移りするなか、僕は(おそらく)一番人気の、モンブラン風の品を注文した。
コーヒーはロブスタ種の比率が最も多いものを選択。最近、ロブスタ種の濃い味とクセを求めているので。

 

コーヒーもホットケーキも本当に美味しかった。
こんな小さな古いお店で、老夫婦だけで、ここまでの品を作り続けるというのは、ただものではない。こういう「昔ながらの喫茶店」、味のほうは期待外れというところがほとんどなのだ。
バターの塩気が効いた、かりっとしたホットケーキに、アイスクリームと生クリーム(クレームシャンティと言ったほうが適切かもしれない)、そして山型のモンブランクリーム。切ったホットケーキが花のように飾られている。
この組み合わせでメイプルシロップが必要だろうか、と最初は思った。でも、こってりした生クリームの甘さが控えめだから、シロップの甘みが調和するのだ。ホットケーキのバター味も、全体の美味しさに寄与している。

今思い出しても、あれは素敵だったとため息が出てしまう。逸品、とはあのホットケーキのことだ。濃くて苦めのコーヒーを選んだ自分も偉いが、きっと何を頼んでも素敵な喫茶体験ができるだろう。そういう安心感があった。
次はシンプルなバター・ホットケーキを食べよう、いや季節限定の品(現在はイチジクのホットケーキ、フランベしたイチジクを使うそうです)にしようか、と考えてしまう。

 

 

 

時間さえあれば、豊橋市というのは、静岡県から一般道で行けてしまう。僕の住むところからだと、まず静岡県の西端に行くのが大変だけれど、でも無理な距離でもない。のんびりとホットケーキ(およびコーヒー)を主目的に、あの路面電車の街に行くのも良いかもしれないな、などと考えている。
豊橋も面白い街でした。

 

楽しい2日間。なにより涼しかったのが良かったです(2週間前の広島旅行は辛かった)。

 

さて寝ます。今回は安楽な旅だった。明日からは日常。

 

 

 

きょうの おやつは (福音館の単行本)

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こいしいたべもの (文春文庫)

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蝶のみちゆき (SPコミックス)

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三重県!

予定通りに三重県北勢地方を中心に散策というか観光というか旧友を訪ねる旅をしている。
県立美術館の「テオ・ヤンセン展」も楽しんできた。これについては後日書きたい。

今日は友人宅に宿泊。というわけで、日記はこれだけ。
おやすみなさい。

 

三重のスロー食堂〈2〉 (PASTONAGI)

三重のスロー食堂〈2〉 (PASTONAGI)

 
三重のスロー食堂―NAGIがセレクトした食事どころ82店 (PASTO NAGI)
 

 

 

超短納期の革ペンケース

明日は三重県に遊びに行く。
いつものお店と友人に会いに。
それはまあ素晴らしいのだけれど、その準備というかトラブル対応で今日はとても忙しかった。ちなみにトラブったのは、僕です。それについて書く。

 

前に三重県に行った時に、友人のペンケースを作ることになった。
ちょうど僕はレザークラフトを始めたばかり、友人のペンケースが耐用限界に近い、というタイミングだったのだ。
まあ急ぐものでなし、せっかくだから新技術を磨こうではないか、と先週まで空いた時間を利用して工作を続けていた。
今までにないペンケース、が個人的テーマ。
この試作で得た技術については、いつか書こうと思う。

かなりの紆余曲折があった。そして、革と時間を費やしてようやく、1つのペンケースが完成した。苦労の結晶というものだ。

今日も取り出して、にまにましながら開閉し、ギミックを試す。
そんな至福の時間の最中に、ふと違和感が生じた。
なんとなく、耐久性が低い、しかも致命的に低い部分が見つかってしまったのだ。今回は作業から材料まで基本的に自己流、Googleにだって頼らないで作っていたから、こういううっかりミスは避けられない。それにしても、僕なりに検証と試作を繰り返して作ってきたのだから、そう簡単に認めるわけにはいかない。

でも、眺めていると、こりゃあ駄目だとわかってしまう。
試しに負荷を加えると、やっぱり駄目っぽい。

リカバリは可能か。
可能ならばどういう手順と材料で修正するのか。
よくよく考える。最近、頭をつかうと肩が凝るような気がする。

肩こりをごりごりと揉みながら、リカバリが不可能だと結論づける。
ごめんなさい今回は渡せません、と連絡しようか、それとも最初から作り直そうか、と思案する。
このペンケースは、4日間はかけて作った。
水で濡らす工程や熱処理の工程があるから、乾燥や冷却に時間がかかる。人に渡すものだから、丁寧に作業した。

それを半日で作れるのか。他の家事や作業や外出の合間に。

久しぶりに工程表を書いてみる。
まさか趣味のレザークラフトで、分単位の工程表を作るとは思わなかった。

なんと、理論上は作れることが判明。
ただし食事やおやつは変則的な時刻になる。不具合部分以外の設計も少し変える必要があるし、材料だって裁断からやり直し。

でもこれはチャレンジする価値がありそう。
元々、出来上がった品よりも、作る工程を楽しむのが、僕にとってのレザークラフトだ。
考えるよりも前に手を動かし、その前に考える。パソコンだって駆使する。もうミスはできない。

そんな危機感と焦りと、奇妙な集中の時間を経て、さきほど予定通りに、ペンケースが完成。
いや、これから仕上げ作業があるが、それは明日の車中や、到着後に実施する。革というのは、時間をかけて風合いを作る部分が多々あるので、それはもう仕方がない。

 

ともあれ疲れた。
でも、楽しかった。
ずっと試行錯誤、試作品がそのまま完成品、という革工作ばかりしてきたので、自己流であっても(あるいは、自己流だから)確立した作業を効率よく進めるのは新鮮な体験。いくつか博打的な作業もあったが(なにしろ短納期だ)、なんとか形にはなった。
では寝ます。明日は早い。その前にiPodに音楽を入れねば。

 

レザークラフト技法事典―クラフト学園虎の巻

レザークラフト技法事典―クラフト学園虎の巻

 
はじめてのレザークラフト

はじめてのレザークラフト

 

 

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