昨日の「日帰り多治見モザイクタイルミュージアムと周辺地域散策の旅」では、帰りに浜松市に寄り道し、餃子専門店「福みつ」で夜のごはんを食べた。
とても美味しい、他では食べることのできない味だった。「定食(中)」で15個と、ずいぶん量が多かった。ごはんの量も、多かったのだ。
次は10個の「定食(小)」か、あるいは餃子のみで注文したい。ただし、お店を見渡した限りでは、お酒もビールも飲まずに餃子だけ食べている人なんていなかった。こういう時、お酒が苦手な自分は困る。腹をくくって、餃子を30個と烏龍茶だけで勝負したい気もするし、やはり定食(小)で「すいません…ごはん、少なめで…」とお願いするのが無難か、悩みどころである。
ちなみにこの福みつ、静岡市にもお店ができた。まだ行ったことはない。
→福みつ静岡店
そして今日の夕食にも、それなりに量のある餃子を食べてた。
静岡市清水区の「一元本店」で、もやし味噌ラーメンと、大餃子を注文。友人はラーメンと大餃子を。
この店の味噌ラーメンは、清水区、旧清水市では昔からある、タンメンみたいなスープに自分で味噌を溶いていくタイプ。どうやら元祖らしい。
僕はこの“味噌溶き文化圏”の生まれで、子供の頃は、味噌ラーメンといえばこういうタイプしか知らなかった。あまり外食をしない、特に子供をカジュアルな外食に連れていかない家だったこともあり、自分で味噌を溶くなんていう無作法(?)というかエンターテインメント性は、就学前の子供に強い印象を残したのだった。
ちなみにこの味噌ラーメンについて、つい最近「デイリーポータルZ」に記事が載っていた。
今日は友人の家に見舞いに行って、この懐かしいラーメンの話をしていたら、じゃあ食べようという話になり、徒歩数分の「本店」に行く事になったのだ。
僕は場所なんて忘れていた。かなり繁盛しているお店のようだ。
この店では、餃子も有名らしい。特に「大餃子」は、とても大きい。3つが1皿に載っていて、2つだけで僕の夕食1回分より多い挽肉摂取量となる。つまり、3つは過大だ。
かつての勤め先で、産業医が言っていた。
「餃子は成人病の元。野菜が多い?はぁん?じゃあ小麦粉と肉と脂を抜いて野菜だけ喰ってろ下層民」。
いや、もう少し産業医らしい言いまわしだった気もするが、つまり餃子は毎日食べるものでもないし、ラーメンと同じく習慣的に食べるのは身体に良くない、要は中華料理店のサイドメニューという立ち位置も含めてヘルシーとは言い難い食品である、と言っていたのだった。
それが昨日は15個と山盛りごはん、そして今日は特大サイズ餃子である。
家でも餃子は作るが、その時はごはん抜き、ほとんど蒸し焼きにして油少なめ、餡だって肉はつなぎ程度(これは老いた家族の好みでもある)なので、昨日今日のそれは、完全に日常を逸脱している。年寄り向け健康雑誌ならば「血液ドロドロ」である。
でも、後悔はしていない。どちらも美味しかったので。
昨日の餃子とはまた別の味わいが、今日の「一元」の品にはあった。ただ大きい、というだけで面白みがあるし、きちんと味わって食べて嫌にならないのだから、これはこれで素晴らしい。
味噌ラーメン自体、かなり丼が大きいため、餃子も加えるとかなり満腹。餃子は友人とシェアすれば良かった(友人も辛そうだった)。
身体への償いに、10分ほど散歩をした。友人も「これで大丈夫。差し引きゼロ」と保証してくれたし、僕も同様の保証と祝福を友人に与える。
我々は健康管理に気を遣うフレンズなのだ。身体の事を(形式的とはいえ)考えなければならない年齢、という事でもある。