収穫の無い日は奇妙な人達に遭遇した事くらいしか書くことが無い

昼前に静岡市に行って頼まれた用事を済ませる。
用事は順調に片付き、それなりに有意義だったとは思う。しかし全体に、ほんの少しずつ無駄が多いというか、なかなか思うように行かない日ではあった。大きなトラブルは無いが、交差点毎に赤信号につかまる、みたいな感じ。

 

海外とほほ旅行

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お昼ごはんは静岡市の大型スーパーマーケット「APITA」で食べた。フードコートというのも久しぶり。さらに言うと、「SUBWAY」のサンドイッチもまた久しぶり。
シーズンメニューのカボチャが入った品を食べてみた。生ハムと、ペースト状のカボチャと、野菜がいろいろ。
サンドイッチの味よりも、僕の前に並んだ男が呪文みたいな注文の仕方を注意されていたことが気になる。「そんな風に言われても対応できない。作りながら訊くから、その都度答えてくれ」と、店員さんの口調がわりと厳しい。ファストフード店には珍しい対応だが、僕はそれで良いと思う。だって「えーと、アボカドベジー!なんとかブレッドをトーストしっかり強めレタス多めでトマト抜き、ドレッシングは考え中!」*1とかぞろぞろっと唱えて相手に通じるなんて、傲慢が過ぎるではないか。
もしかしたら常連さんか、店員の知り合いだったのかもしれない。
見た目はスーツを着た若い社会人だが、なんとなく世慣れた感じを発散させたいような、気持ちの悪い人ではあった。
年齢的には難しいが、イッセー尾形氏が上手く演じてくれそうな気がする。

 

正解ご無用

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変な人といえば、そのフードコートにいた母子も気になる。
最初は、ちびっ子が騒いでいるなあ、人見知りせずに他人の席にも出入りしているなあ、と思って眺めていた。それにしても、騒がしいフードコートでも無礼講が過ぎるんじゃあないか、でも親もその友人も笑って見ているし、まあちびっ子というのは可愛いから他の人も厳しく言わないな、それくらいの気分で観察というか、視界の端で見ていた感じ。まあ、他人事だ。

でもそのちびっ子が、いつの間にか僕の足下をくぐり始めた。
こういう時に、上手にあしらえないのが独身中年男の辛いところだ。どうしよう困ったものだ、ともごもごしていたら(サンドイッチを咀嚼中だった)、あっという間に隣の席へ、そしてその向こうへとテーブルの下を潜って離れていってしまった。

手にはドングリをたくさん持っていた。ビニール袋にずいぶんな量で、種類も多種多様。
どうしてスーパーマーケットで、フードコートでドングリなのだろう、とは思ったものの、もちろん追求もせずに忘れた*2

そして上記の通りに低調な午後を過ごし、先ほど帰宅した。
今日はジーンズをロールアップしていたのだが、その折り返し部分にドングリが何個か入っていた。クヌギの実とその“帽子”が大半。
きっとあのちびっ子の仕業だろう。

しかし理由がわからない。
親やその周囲の人達が叱っていて、子供もぎゃあぎゃあ騒いでいたのなら、なんとなく腑に落ちる。しかし関係者全員がにこにこしていた、それだけで奇妙な感触が生まれるので、なんというか世界は文学に満ちていると思う。

 

木工クラフト 素材 どんぐり

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ドングリは玄関に転がしておいた。
季節の小さなものを飾る一角があって、母が縮緬で作った柿と、本物のカラスウリが置いてある、その横に添えてみた。

 

Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ

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お題「今日の出来事」

 

*1:正確なところは覚えていないが、こんな感じの台詞を、早口かつ句読点抜きで詠唱していた

*2:だってフードコートですから

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