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映画「この世界の片隅に」片淵監督舞台挨拶とサイン会





昨年に観て大感動した映画「この世界の片隅に」が、お気に入りの映画館「静岡シネギャラリー」で始まった。もう1回、観ておきたいと思っていたところ、なんと監督の舞台挨拶があるという。

整理券の配布は朝の9:30。たぶん、思いっきり混むであろう、という友人のアドバイスに従い早めに列に並ぶ。40番台の整理券を入手できた。

映画は14:25から。一旦帰宅し、昼食後に出直す。
余裕を持って家を出たのに、事故渋滞その他の事情でぎりぎりの時間に到着となった。途中で目についたコインパーキングに車を置き、自転車で急ぐ。こういう時、折り畳み自転車の機動力は本当に便利。ただし駐車場代が想定より高くついてしまった。

 

のん、呉へ。 2泊3日の旅

のん、呉へ。 2泊3日の旅

 

 

映画は、もちろん素晴らしかった。
たぶん僕の友人知人ならば、ほとんどの人が気に入ってくれるのではないか。別に宣伝をする訳ではないが、このブログを楽しんでいる人にも、何かしら波長が合う部分がある、と思っている。でも上手く説明できない。

 

しかしこの感動は何なのだろう。
話の筋は把握しているし、どういう名場面、見どころがあるのかも、今はインターネットを介して色々と知ることができる。でも引き込まれてしまうのだから、やはり大した映画だ。
今回は1階の大ホールでの上映で、ここはスクリーンの品質はそこそこだけれど、音響はなかなか良い。笑い、泣き、最後には盛大な拍手。この辺りは、さすがに舞台挨拶に来るだけの(つまり朝から並ぶだけの)人達ならではの一体感だった。

監督の挨拶とスピーチも本当に楽しかった。
それほど長い時間ではない。
静岡といえばちびまる子ちゃんの制作で繋がりがある、といった思い出話から、映画のエピソードと現実との繋がりを調べ、そしてそれを実感するために、例えば原作にある「戦時中なので、野草を摘んで食事にした。塩の配給が滞っているため、塩抜きの料理になった」という状況を、きちんと試したのだという。その不味さ、味気なさが映画を作るにあたって大切なのだと。

誠実さ以外は本当に普通の人にしか見えない監督の、木訥な語りを聞けただけでも、今日は静岡市まで行った甲斐があったというもの。
おまけにサインまでいただいてしまったし、少し会話もできた。
作品のファンになっても、作り手に会いたいなんて普段は思わないのだけれど、この映画に関しては例外だ。

短い、質疑応答もトークショーも無い舞台挨拶。でも、まるで親友の(良い雰囲気だった)結婚式の後みたいに、知らない人とでも「良かったねえ」と言い合えてしまう、不思議な親密さがあった。

前にも書いたが、この映画に出会えて本当に良かったと思う。
漫画が原作のアニメーションでも、世界の片隅を切り取ったものなのだと監督は行っていた。つまり映画と現実は繋がっているのだ。今日はそのことをずっと考えている。たぶん寝るまで考えるだろう。

良い1日でした。
映画が好きで、良かった。

 

 

 

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

 
この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

 
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)