アサイーとかチアシードといった「スーパーフード」は、流行中あるいは流行させようと頑張っている間は、「商売としての工夫と努力」についての報道・記事が少ない気がする。
そういう情報は、経済新聞には載るけれど、やはり「売り手側の戦術と戦略」は手軽な健康法の魅力を削ぐのだろうか。
もし健康食品として(宣伝文通りに)素晴らしいのならば、それが例えば何処かの大手企業の都合と策略によるものだとしても、その『神通力』には違いが無いと思うのだけれど。でなければ栄養表示や効能書き(※個人の感想です)なんて止めてしまえばいい。
メイキング映像を見たために「スターウォーズ」を楽しめなくなる、そんな純粋さが、少なくとも健康食品愛好者には認められるのかもしれない。だとしたら、ずいぶん傲慢な人達であり、そして、売る側からは軽く見られている。
ものを知らないことを純粋さの指標や要因にするのは本当に危うい。幻想を楽しむにしても、生活にかかわるものならば、知ることで幻滅するような話でも、頭の隅には置いておくほうがいい、と僕は考える。子供じゃあるまいし。
「食べもの情報」ウソ・ホント―氾濫する情報を正しく読み取る (ブルーバックス)
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