パンクとバッテリー

朝の出来事。
田舎道を走っていたら、路肩というにはあまりにも道を塞ぐ位置に停めた軽自動車と、その横で手を振る中年夫婦によって停車させられた。

バッテリーが上がってしまったので助けて欲しい、と言う。
助けてあげたいのは山々だが、僕は通勤中でそれほど時間の余裕は無いし、そもそもバッテリーがボンネット内には置かれていないため、そう簡単な話ではない。後部座席の脇のパネルを外して、奥にある鉛バッテリーの端子にケーブルをつなぎ、相手の車と接続する(届くのだろうか)、なんて手間と時間はかけていられない。そもそもブースターケーブルを持っていたのか記憶に無い。
なんとなく厄介そうな風体の2人組にそれを伝えるにはどうしたものかと思っていたら、「実はパンクもしてしまった」と言い出した。
それならエンジンをかけても移動できないじゃないか、と思う。でもそのあたりは気にしないらしい。ただ車が動けばいいのだ、と訴えてくる。

仕方がないので、「JAF」の連絡先カードを渡す。これは大昔に購入した地図に付いてきたもの。まさかこういう形で役立つとは思えなかった。それから、300m ほど先に自動車修理工場、しかもレッカー車をたくさん並べている会社があるという事も伝えた。

はじめはぶつぶつ、そして最後は説教じみた文句を言われたが、あまり気にはならない。この人達は軽自動車に荷を満載して日本中を回っている、らしいのだが(リヤウインドウにその旨の手書き文書が貼られていた)かなりの高確率で、その種の「ちょっと変わった旅をする中高年」というのは、他人の親切を当然だと考えているように思えから、今回も“そういう人達”だと判断してしまったのだ。「たぶん理屈では納得しないだろうな」と感じてからは、もう期待できることは少ない。

ところでどんな理由で、走行中にバッテリーが上がるのだろうか。パンクして停車して、しばらくしたら電圧低下でエンジンがかからない、という感じか。そもそも本当にバッテリーが悪いのか、などと考えてしまう。こうなるともう「かかわり合いにならなくて良かった」となるから、より“遠い出来事”になってしまう。そういう事では、僕は気を悪くしないし、怒りもしない。ただこうして、ブログのネタにはしてしまうが。

 

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