予定通り、三重県北部に遊びに行った。
かつて数年間を過ごした土地。友人もいるし、お気に入りのお店も多い。静岡県中部からならば、自動車で日帰りができる。
今日は本当は名古屋をぶらぶらして、気が向いたらどこかへ宿泊して、明日は奈良か京都にでも行こうと考えていた。
でも考えるだけで、実行しないのはいつもの事。三重県でのんびりしているうちに、「今回はまあいいや。いつでも行けるし」と思ってしまう。
なぜか寝不足で、コーヒーと、カフェイン錠を飲んで出発。それでも眠気は残る。危険な程ではないけれど、途中のサービスエリアで休憩をして、のんびり西へ。
まず四日市市の「Sido boulangerie」に行く。とても美味しいパン屋さん。今日の目的のひとつ、シュトーレンを買った。
他にも、しょっぱいパン（このお店の、オリーブのパンが好物なのだ）や、甘いパンや焼き菓子を購入。
ついでに近所の「絵本専門店メリーゴーランド」で、甥と姪のための本を物色した。
昼のいちばん忙しい時刻に、菰野町の「Cafe Snug」に到着。
ランチメニューの「しみじみごはん」を食べる。ご飯と汁物と、たくさんのおかず。野菜中心で、それぞれ手が込んでいる。
四日市市で一人暮らしをしていた時は、この「しみじみごはん」がご馳走だった。普通の家庭料理に、ちょっと変わった味付けがしてあって、それが美味しい。
そして毎回、何かしらの発見がある。今日は「キャベツと白菜を一緒に薄味の浅漬けにして、山椒を効かせるとうまい」と知った。これなら家で試せる。
食後にレモンケーキとカフェオレ。このお店のカフェオレは、人生ベストカフェオレかもしれない。でもチャイも美味しいから、いつも迷う。
久しぶりに津市へ行く。
津の街は、県庁所在地なのに静かで大きな建物が少なくて、緑も多い。
その津の古いビルディング「四天王寺会館」にある、「ノビ文具店」に、いちど訪れてみたかったのだ。
文具と古本と、さらに東欧の可愛い雑貨がたくさんあった。クリスマス用品を買った。
少しビルの中を歩いて楽しむ。行って良かった。
津から鈴鹿、そして四日市へと移動する。
たくさんの煙突が見えてきたところが、四日市市の入口。化学コンビナートの街、四日市。そのコンビナートの片隅に住んでいたことがある。
仕事の都合で引っ越して、楽しいことも面白いことも、それに辛いこともあって、その後にやっぱり仕事の都合でばたばたと静岡に戻ってきた。だから未だに、複雑な思いがある。
そして、渋滞を避ける為に（やめておけけばいいのに）裏道に入ったりすると、懐かしい風景や町並みが目に入り、感慨ひとしおとなる。泣きはしないが、色々と考えこんでしまう。
四日市では「radi cafe apartment」に行った。
残念ながら夕方から貸し切りで、お店には入れなかった。
このお店のショコラショーは、冬の楽しみにしている。冬はまだまだ続くので、次の楽しみにしたい。
全然関係無いが、昔住んでいた町を走っている時、いちばん気になるのがスーパーマーケットの事。
新しいお店ができていると、自分のよく行っていたところが潰れていないか心配になる。馴染みだった店には、ちょっと寄り道したくなる。
理由はわからない。スーパーマーケットが（精神的な）生活の中心なのかもしれない。
帰りは、渋滞もなく順調だった。
家から持参したコーヒー（小さな魔法瓶入り）と、水のペットボトル1本を、ちょうど消費した。
車の運転をしていると、独特の疲れ方をする。お腹が空いても、あまりものを食べる気がしない。だから夕食は抜いた。
夕食代わりに、刈谷SAで休憩をした時に、「大あんまき」を食べた。
三河名物の「大あんまき」。どら焼きの皮みたいなもので、小豆餡を巻いてある。新しいiPhoneを分厚くしたくらいのサイズで、名前の通り大きい。食べ応えがある。
小豆餡の他にも、餡とクリームチーズとか、抹茶餡もある。
どうかしていると思うのが、「揚げあんまき」。フリッターみたいな衣で、天ぷらになっている。それがショーケースに積んである。
すごく身体に悪そう。アメリカ映画で見た、チョコバーのフライを連想する。毎日食べていたら、きっと早死するだろう。
でも買って、食べてしまう。なかなか美味しい。油と糖分の美味しさ。
しかし誰がこんな品を考えたのだろう。
今日の走行距離は、約536km。燃費は25.5km/L。燃料計の目盛りが２つ減った。
今の気候だと、エアコンがいらないから、燃費は良くなる。
これは納品したショップカード。絵柄は100種類くらいある。誰かが手にとってくれたら嬉しい。
