大きな買い物

大きな革のかばんが欲しいと前から思っていた。

一番よく使うかばんは茶色の革製で、カメラや財布、文庫本など必要なものはちゃんと入る。
東京の専門店で買った。割と高価で、悩んだ末に思い切って買ったのを覚えている。
今でも色んな人に褒めてもらえる。
長く使っているうちにいい風合いになってきたし、同じサイズのかばんを買わなくなったので(それまでは色々買っては飽きて仕舞い込んでいた)、良い買い物だったと思う。

ただ、このかばん、書類等を運ぶのにはちょっと小さい。
角が擦り切れてきて、本来ならば修理が必要。



そんなわけで、今日、大きめのかばんを買いに街に出た。

暑いなか、デパートやかばん専門店をいくつか巡った。
結局、伊勢丹百貨店に入っているgentenというお店(ブランド?)で茶色いシンプルなものを選んだ。
値段は、ちょっと良いカメラが買える位。少し悩んだが(根がケチなので大金がからむとすぐ悩む)、「大きめのかばん」遍歴に終止符を打つには調度良いと思い、購入を決意した。

何かのキャンペーン中だったらしく、住所も氏名も書かないアンケートに答えただけで、1万円近く値引きをしてくれた。
紙袋に入れるのかと思ったら、綿布の袋に入れたうえに、お店オリジナルのトートバッグに丁寧に仕舞ってくれた。僕が普段使っているものより大きくて立派なトートバッグだった。さらにエスカレーターのところまで見送ってくれた。なんだか気恥ずかしい。


帰宅して、荷物を詰めてみた。
今のところ、なかなか良い感じ。
まだ革がやわらかくない。これから使い込んでいくのが楽しみだ。

ブランド好きのひとや、服に合わせてかばんを替えなければいけない女の人からみたら、それほど大きな買い物では無いと思う。でも、普段お菓子と本にしかお金をかけない自分にとっては、自分史に残る出来事だった。