富士山盛り、とは。

今日も仕事で県東部へ行っていた。

富士市でお昼を食べることになり、数人で訪れたのが「喫茶ルー」というお店。
喫茶店ではあるが、カレーや定食、スパゲティがメニューの中心にある「ランチのお店」のようだ。

 

 

 

店は新しく、明るくて綺麗。年配のご夫婦が、こういう店をやりたくて始めたのではないかと推測できる。でも、店内の装飾にも、いささか個性的なメニューにも、押し付けがましさが感じられない。そういう意味では珍しい店だ。

 

 

その不思議なメニューは、なかなか独創的だった。
ハーフサイズのカレーライスに、うどん、そば、焼きそば、そしてミートソーススパゲティを組み合わせるランチセットや、「スーパー仲良し」という、カレーライスとミートソーススパゲティと焼きそばと目玉焼きのセットメニューがある。
全体的に焼きそばが目立つのは、隣接する富士宮市の名物である富士宮焼きそばを使っているからだろう。
一般的には主食である麺類とカレーを組み合わせるメニューとなると、量が多くなりそうだけれど、今日は年配のお客さんも多く、量が売りの店というわけでもなさそう。
ちなみに価格はおそろしく安い。マクドナルドのセットメニューくらいでランチセットが楽しめる店は、最近ほとんど無い。

 

 

そんな不思議な「喫茶ルー*1」で注文したのが、「富士山盛り」。メニューの解説には「ハーフサイズのカレーに目玉焼きと焼きそば」とある。

その「富士山盛り」は、こんな感じ。

見た目は、目玉焼きが乗ったやきそば。
量は普通。お皿が大きいけれど、特別に多い感じはしない。

そしてよく見ると、あるいは食べ進めていくと、下にカレーライスが仕込まれていることがわかる。お茶碗1杯弱のごはんに、それほど辛くないカレーがかけられている。

富士宮焼きそばの甘辛いソースにカレーが混ざるが、これはこれでおいしい。
そういえば祖母はカレーにソースをかけていたな、と昔のことを思い出したりもする。

スプーンと割箸が並び、福神漬と紅生姜が並んでいるのは、カレーと焼きそばを両方食べるため。
中学生が喜びそうな料理だが、自宅でこれを作る人はいないだろう。

でも、焼きそばもカレーもおいしくて、さらに目玉焼きの焼き加減さえもすばらしいことに感心してしまった。近所にあったら嬉しい店。

 

 

普段は全く目立たないけれど変わった趣味を一人で楽しんでいて話を聞いたらとんでもなくおもしろいクラスメイト、みたいな店だった。


富士市は底が知れない。というか、自分にとって静岡県東部全体が、不思議の国である。

 

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:店名も少し変わっている。

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