良性の耳のやつ

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昨晩から、寝転がっているときに横を向くと、目が回るようになってしまった。
回転軸は地面と垂直、右回転のときも左回転のときもある。子供の頃にふざけて自分で目を回す行動をした時とおなじくらいの"ぐるぐる感"が十数秒続く。

それ以外に不調は無いのだが、何度も続くと嫌なものである。なんとなく疲れもする。
今のところベッドの上でしか発生していない。しかし、例えば机の下に頭を突っ込んだ時にでもこの状態に陥ったら、なかなか大変なことになるのではと想像してしまう。

というわけで調べてみた。
インターネットの海に2分ほど潜り、素人判断した結果は「良性発作性頭位めまい症」だった。
内耳の卵形嚢にある耳石が三半規管に入り込んだ時に起こるもので、時間経過で回復する。長く同じ姿勢で寝ていると起こりやすいらしい。さらに調べると、新型コロナ用ワクチンで熱を出して寝込んでいた人による発病(?)が最近は増えているとのこと。
自分も昨日まで2日間は寝て過ごしていたので、たぶんそれだろう。

例によって、NHKの健康番組による「直し方」の解説も見つかった。
様々な体操を用いてお茶の間にいながら病気を治すのが、NHKの健康情報バラエティの教義となっている。耳にある炭酸カルシウムの小石が間違った場所に入ってしまったなんて状況は、まさに体操の出番なのである。

先ほど1回だけ、その体操を試してみた。
残念ながら、まだ目眩は起こる。
寝ながらの読書がなければ一日を穏やかに締めくくれない人間としては、その前に目が回るのは負担でしかない。だからさっさと治したいのだが、ままならないものだ。

あと何回かは試してみる。
病院に行くほどの不調ではない、と思う。ただ、もちろん放置も怖い。
数日の様子見(として回復体操)で変化が見られなかったら、きちんと病院に行くことにする。

しかしびっくりした。
目眩自体は経験があるけれど、寝転がるたびに遭うのだから困ってしまう。
もう少し"劇症"ならば覚悟も決まるし病院にも行くのだけれど、しばらく付き合うというのも嫌な感じ。

 

 

でも仕方がない。寝る時だけの不快感だ。
これが野生動物だったら生死に関わる。三半規管ならカエルだって持っている。カエルなら「良性なら、しばらく様子見」なんて言ってられない。人間で良かった。

 

 

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