火星と顔認証

火星

風呂上がりに外に出て、火星を眺めてきた。
雲の多い空でもわかる独特の赤い星。

子供の頃、火星のことは知っていても、どれが火星なのかはわからなかった。それは何か自然観察会的なイベントに行かなければ見ることができない存在だと思っていたし、夜に外を歩いていても誰も「あれが火星だ」と教えてはくれなかったから、惑星というのは日常で眺めるものではなかった。
今は星座盤代わりのアプリもあるし、天文学の様々な情報をネット経由で知ることができる。科学に対し何らかのチャンネルを持っている人*1ならば、流星群や皆既月食や、それから惑星の大接近もどこかで知ることになる。

火星の色合いというのはちょっと他の星とは違う。
力強いというか禍々しいというか、ただ明るいだけの雰囲気ではない。
小説や神話に登場する火星に対して、実物を見たことでその“腑に落ちる感じ”は強くなっていると思う。物語への共感の多くは知識に下支えされている。紅葉を見たことが無い人間のほとんどは、紅葉で良い句を詠めない。

 

ローバー、火星を駆ける―僕らがスピリットとオポチュニティに託した夢

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顔認証

さきほど自分のスマートフォンをアップデートした。
OSであるAndroidはそのまま「8.0」だがメーカー独自のシステムアップデートがあった様子。
機能的には「顔認証」が追加された。

カメラがあってプログラムがあってそれなりの処理能力があれば、顔認証は可能だろう。でも、こういう機能が後になって追加されるのは珍しい。このMate9は既に型遅れ品なのだが、HUAWEIはわりと手厚くアップデートをしてくれる。勢いがあった頃の日本メーカーみたいだ。

この顔認証、便利なことは間違い無い。
登録した顔ならばまず間違い無くロック解除してくれる。ちなみに高校時代の自分の写真は却下された(先日の片付けで発見。デジタル化したら捨てるつもりで放置していた)。もちろん他人も受け付けない。

画面がOFFの状態で顔を向けると、とりあえず画面がONになる。薄暗い時や角度が悪い時はロック解除まではできないけれど、通知や時刻をチェックするには便利だ。
きちんとロック解除をするならば、今まで通り指紋認証をすればいい。どうせ、使用する持ち方をしているのなら指紋センサーに指を置くのは容易いのだ。とりあえず画面ONをしたい時に電源ボタンを押す必要が無くなったことは想像以上に利便性が高い。自分の場合、自作の革カバーを装着しているからなおさらのこと。

 

HUAWEI 5.9型 Mate9 SIMフリースマートフォン ムーンライトシルバー/51090YMG

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お題「ひとりの時間の過ごし方」

*1:というのはつまり、SNSで科学者をフォローしているとか、科学ニュースを定期的にチェックしている人のことだ

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