今日は職場で、ドレンチェリーがあしらわれたクッキーをいただいた。
赤色よりも緑色のほうが、人気が無い。僕は緑色を選んだ。
ドレンチェリー、僕は好きだけれど、では味はどうかというと、好き嫌いの範疇に無いことも確かだ。甘いものが苦手な人ならば、まず嫌がるタイプの味だとは思う。
はたして本邦に、ドレンチェリーを美味なるものとして楽しむ人間が、どれだけいるのだろう。飾りつけとしての価値しか期待されていないのではないか。
あるいは外国には、ドレンチェリーをとびきり素敵なスイーツに仕立てる文化があるのかもしれない。バニラやオールスパイスで香り付けして、ナツメヤシの刻んだものと合わせて、粗挽き小麦で作った生地に包んで焼いたら(日本人好みではないにしろ)コーヒーに合いそうだ。
この世界にドレンチェリーが無かったとする。そして、例えばどこかの農協婦人部がサクランボの新しい食べ方の提案として、このドレンチェリーを(世界ではじめて)開発したとしたら、きっと却下されるのでは。あるいは道の駅の隅で延々と売れ残る。
ドレンチェリーについて書いたのならば、次はアンゼリカを語らねばならない。
しかし僕はいま、とても眠い。22時を過ぎてしまった。睡眠とアンゼリカ、大切なのは睡眠だろう。だから寝る。アンゼリカについては、またいつか、別の機会に。
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