恐怖について

昨日の夜、ベッドに入る頃に地震があった。
被害は無いけど、ちょっと怖かった。
揺れる数秒前に「緊急地震速報エリアメール」が来た。
ほんの少しの間だが、とても心強い。おすすめの無料サービス。両親の携帯電話にも設定した。






父が町内会役員をしている関係で、今日は自治体の防災関係の仕事を手伝った。
ExcelやWordを使って、書類作成を行う。


手が空いた時に、町内会のおじさん達と、災害に関して色々と話をした。
おじさん達に、地震の発生原因等を解説した。僕も地震に関しては高卒程度の知識しかないが、それでも情報はあったほうが良い。
やはり一番気になるのは原発関連だった。
ホワイトボードに図を書いて、TV番組の補足をした。
マイクロシーベルトやミリシーベルトといった単位がわからない為に、恐怖感が増大しているようだった。でも、メガバイトとかギガバイトといった言葉は浸透しているので、理解は早い。
それと「今後、福島原発はどうなっていくのか。そしてどのような影響を外部に与えるのか」も心配していた。
先行きは不安だし、不確定要素は多いけれども、例えば首都圏に死の灰が降るような惨事にはならないと断言できる。恐らく長丁場になるだろうが、事態は収束するだろう。


放射線については、ポピュラーサイエンス誌の「ニュートン」が過去の記事(pdf)を公開している。危険度の図は、なかなかわかりやすい。



ここ数日、なんとなく「科学しつもん箱」的な役廻りをしている。
僕もわからない事ばかりで、調べ物をしながら答えている。でも全然負担に感じない。逆に、頭を使うことで安心を得られている。
理系の教育を受けた人間として、少しでも役に立ちたい。










それにしても酷い災害だ。
「天災」と言ってもいい。


でも、僕は、神様はいないと思っている。それに、神様がもし存在していても、それは物理法則や世界の成り立ちに影響はしないと思う(つまり、居ないのと同じ)。
だから、地震津波原発事故も、天罰などでは絶対にない。


そして「地球からの警告」なんて言い方も違うと思う。
自然現象に知性は無い。少なくとも、今までに一度も観測されていない。


それでも災害は恐ろしい。
誰も、何も悪くないのに、酷いことが起こっている。
そこにはわかりやすいストーリーは無い。神様も地球意志も無い。
畏れを感じるのは人それぞれ。でも、理性と知識が、一番の対抗策だと思う。
知ることで恐れを克服できる。正しい知識が、想像力を育む。
今は頭を使って、情報を精査して、進んでいく時だと思っている。
だから僕は、人間の英知に祈る。





夕方、ジムに行って、帰りに「デニーズ」に寄ってお茶を飲んだ。
体調も回復して、平常通りの生活。
スーパーマーケットでは、ティッシュやトイレットペーパー、米等が品薄らしい。「デニーズ」の開店時間も少し短くなっていた。
今のところ、災害の影響はその程度。
明日は、まとまった額を募金する。郵便局で、赤十字への募金ができるらしい。

 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。