地場産業

家から道路を挟んだ反対側にある集合住宅は、お年寄りがたくさん住んでいる。
だからだろうか、プランターや鉢植えを使った小さな菜園を営む人が多い。
今の季節は、花も葉も元気があって、それらを眺めるのがちょっとした楽しみになっている。


しかし、見た目はともかく、とても臭い一角がある。
とても手がかかっているのは判るのだけれど、しっかりと腐臭がする。虫も多い気がする。

見たところ、コンポストの管理に失敗しているか、生ごみをそのまま畑に埋めている様子。
自家栽培も結構だが、素人仕事というのは難しいものだと思う。

 

今住んでいる土地には(比較的)有名な“あやしい環境系産業”がある。
さかんに広告を出していて、あちこちに看板も見かけられる。
ちょっと気になって調べてみたところ、世の中には実に色々な農法があると知った。

これらの農法が本当に効果があるのならば、世の食糧事情は一変するだろう。
色々と比較してみると、健康や農業の分野で『活力』とつくものは、たいていは眉唾モノだ(『活性』も本来の用法から外れている場合が多い。)。
“進化=進歩”だった時代の、今となっては役目を終えてしまった用語(科学用語としては)だと思う。
この“時代遅れ感”が、年配の方々にはうけているのかもしれない。


世界は厳しい。
なかなか抜け道というものは見つからない。
生ごみだって、そう簡単に肥料にはならない。
残念なことだが、まあ仕方が無い。

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