キノコと七分丈

職場の裏手、廃薬小屋跡と呼ばれている空き地に、朱色のきのこが生え始めた。
芝生の広場には、ベージュの華奢な傘が群生している。
廃水管の脇には、黄色の丸いきのこ。これは初めて見る種類。
ようやく梅雨らしくなってきた。

今日は雨が降り続いている。
でも、気温が高くないので過ごしやすい。

街を歩く人達はとても薄着をしている。
真夏と変わらない服装。

ふと思ったのだが、今の時点で薄着をしていると、これから気温が上がったときに辛さ(体感上の暑さ)が増すのではないだろうか。
今から薄着をしていれば、真夏になる前に“年間を通じて最も涼しい服装”に身体が順応してしまう。そして、いよいよ酷暑の時には、服装では対応できなくる。
その結果、エアコンの設定温度を下げ、ヒートアイランド現象や電力消費量の増加を招くのだとしたら、事は快適さだけの問題では無くなってくる。

今は多少暑い日があったとしても、しばらく辛抱して、七分丈程度の袖で過ごしたほうが良いと思う。
身体が徐々に暑さに慣れた後に真夏を迎え、その時に(思いのままに)薄着になれば、ずいぶんと過ごしやすいのではないか。


と思いつつも、どうしてもTシャツ一枚で過ごす日が多い(もちろん下は穿いている)。
楽だからだ。
ボタンのある服は面倒臭い。洗濯物も増えるし、どうせTシャツも(下着として)着るのだ。


そろそろ地球温暖化の影響が日本でも体感できるようになる。そう本に書いてあった。
ちょっと目先を変えた工夫が必要になると(半ば本気で)予想している。

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