ラーメンはいらない

今日は同僚達とラーメンを食べに行く予定だった。
結局、色々とばたばたしていて計画は流れてしまったのだけれど、家に食材がある訳でも無いので、一人でもラーメンは食べるつもりでいた。ちょっと前にラーメンの本を読んでいたので、何となく個人的ブームになっていたのだ。

でも、その後にラーメン屋さんの前を通っても、全然食欲をそそられなくて、うっかり素通りしてしまった。

たまたま道が混んでいたせいかもしれない。
ちょっと胃の調子が悪かったのかもしれないし、くちびるの口内炎が原因かもしれない。

多分、先月だったら、たとえ遅い時刻であってもお店に飛びこんでいたと思う。
いつのまにか僕の中からラーメンへの熱い欲求が無くなっていた。
これが単なる加齢によるものか(昔ほど脂っこいものを好まなくなっているのは確かだ)、ブームが過ぎ去っただけなのか、それともラーメンというクビキからのゲダツなのかは、自分にはまだ判らない。

結局、夕食代わりに食べたバウムクーヘン滋賀県産)がとても美味しかったので、なりゆきや一時の衝動でラーメンを食べなかったことは正解だったと思う。人間万事塞翁が馬、である。

 


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