三重県に住んで

三重に引っ越してから数年経つ。
言葉は割と慣れたと思う。
逆に、うつってしまった方言も多い。
仕事で、両手で抱える位のものを運ぶ。その際に“つる”という言い方をする。
「タンクをつって」とか、「棚つりして場所を空けよう」など。
調べてみたら、もとは学校で“机を運ぶ”動作が“机つり”とされているのが語源らしい。
掃除の際に机と椅子を運ぶのは、今でも“机つり”と呼ばれているそうだ。

もっとも、“タンクをつる”という言い方は、他の職場では言われていない。
同世代・同郷が多い今の課だけの言葉かもしれない。

職場では、チェーン・ブロックやフックを使って機器を吊り上げる仕事(玉懸作業)もあるので、一瞬混乱することもある。
少しややこしい。

 

この前、関東に行った時に、少しだけ気になったのが“伊勢崎市”という地名。
伊勢という地名に三重県で親しんだせいか、“伊勢”そして“崎”といえば海の近くを想像してしまう。
恐らくは伊勢信仰に関係しているのだと思うが、伊勢なのに内陸というのは違和感がある。
数年前まで、伊勢神宮の正確な場所も知らなかったので、我ながら理不尽な違和感だとは思う(言いがかりに近い)。

 

伊勢といえば、昨年度の社員旅行で大量のシャコが出された際に、伊勢出身の同僚だけが効率の良い剥き方を知っていた。
静岡に居た時はシャコなんて寿司屋でしか食べた事が無かったので、少し驚いた。
お店に並ぶ魚も、実家の近くとは少し違う。
ジャスコでベラ類を見る度に
「西に来たなあ」
と思う。

 

 

西に山、東に海、の地勢も慣れた。
松阪など、行った事の無い主要都市もある。カーナビがなければ、遠出だって出来ない。
でも、かなり慣れた。
物価も安い(少なくとも食料品は安い気がする)し、住み良い土地だと思う。

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