揚げ餅と加工肉とカロリーメイト

今日のおやつ:ベトナムの餅

午後に焼津市を散策してきた。
自転車日和で気分が良い。海に行ったり書店に寄ったり、古い家の建ち並ぶ通りを探検したり。
おやつは“洋風”じゃないもの、でも餡も違うなあ、コーヒーが飲みたい、と考えながら探す。結局、ベトナム料理店の「Vina Cafe Dalat/ヴィナ カフェ ダラット」へ行き着いた。

 

今日はサツマイモ入りの揚げ餅を選んだ。
濃くて強い味わいのベトナムコーヒーによく合う味。
胡麻入りの蜂蜜を付ける、というのは珍しい気がする。付けても、そのままでも美味しい。

そういえばこういう楕円体の食べ物はあまり見かけない。卵形や球形はあるのに、なぜだろう。

 

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Hanako (ハナコ) 2017年 9月14日号 No.1140[いま、食べたいのはアジアごはん。]

Hanako (ハナコ) 2017年 9月14日号 No.1140[いま、食べたいのはアジアごはん。]

 

 

 

今週のお題「お弁当」

今日は昼食がお弁当だった。
家族が出かけていて、僕も自転車で出かけた先で(海岸を想定)ごはんを食べるつもりで、お弁当を作ったのだった。

 

  • 冷凍のとうもろこしを使った炒飯
  • ハムとベーコンとソーセージを焼いたもの
  • ニガウリの梅肉和え
  • かぼちゃとレーズンとシナモンを混ぜたもの

 

結局、出発が遅くなってしまい、家で食べた。
写真は無い。

自分の好きなものばかり使ったお弁当だった。
ニガウリにちりめんじゃこ(の入ったふりかけ)を混ぜたのが、個人的には良い工夫だったと思っている。
加工肉をまとめて焼くと、量は少なくとも満足感がある。ジャンクフード的な何かを味わえるので、おすすめ。
本来は、少量で良いのでサラミを加える。野菜は使わず、胡椒は多め。にんにくを使うと味がまとまり過ぎるので僕は避けている。
お弁当に使うから、焼いた時の脂はできるだけ拭き取るのもコツといえるかもしれない。

 今週のお題「お弁当」

お弁当で健康に (暮しの手帖ブックス)

お弁当で健康に (暮しの手帖ブックス)

 
別冊暮しの手帖 おべんとう

別冊暮しの手帖 おべんとう

 
作っておけるごはん

作っておけるごはん

 

 

 

カロリーメイト

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昨晩作った「カロリーメイト専用レザーケース」。
こういう、単機能かつ無意味な品を、思いついたら作れてしまうのがレザークラフトの良いところ。
本当はもっと利便性の高いもの、例えば旅の便利な道具を作りたいところ。
僕はプレーン味が好き。しかし最後発なのにプレーンとはどういうことなのだろう。

 

 

 

 

一昨日の「iZoo」と「下田海中水族館」と。

一昨日の日帰り旅行について書く。

遠くに住む友人に水族館好きがいる。
水族館巡りを旅の主目的に据えるくらいの男だ。彼の影響というわけではないが、僕も元々、水族館や動物園は好きで、だから旅先に水族館があれば基本的に立ち寄ることにしている。たまに水族館目当ての旅もするけれど、彼よりは美術館と博物館の割合が高いだけで、行けばばっちり楽しんでしまう。

 

しずおか 大人もはまる動物園・水族館ガイドブック

ところで半年ほど前に、本の整理をしていて、この本を見つけた。
かなり前に買って、数回読んで、忘れていたもの。もう1回読み直した後、その友人に送って(贈って)しまった。

そして先月だっただろうか、よく行くお店の本棚でまた再会した。ちょうど旅行を計画していた時期でもあり、こういう本はやはり手元に置いておきたい、ということで再度購入。そんなに高い本ではないし、買えばそれが出かけるきっかけになる。

 

 

そのガイドブックに影響されて、一昨日は日帰りで伊豆半島にまで足を伸ばした。

伊豆半島のあの辺り、子供の頃から何度も訪れている。そして、動物園や水族館に関しては、実に観光的というのか、あまり良い思い出が無かったのだった。
動物は元気がなく、安っぽいお土産屋とテーマソング、雑な展示、家族旅行で訪れても、大人は苦笑し子供はなんだか不穏なものを感じてしまう。普通に磯や砂浜で遊ぶほうが何倍も楽しかった。

 

大学生の時も、よく伊豆には行った。
当時もこういう観光施設には立ち寄ったものだが、やはり心から楽しめない場所という印象しかない。

今よりも、観光用の施設と公営の(真面目な)施設との違いが大きく、僕は後者のほうが好きだったのだ。それに、当時は観光地としての衰退が進行中で、旭山動物園的な再構築なんて機運はまるで無かったと記憶している。

 

 

 

 

でも最近はそうでもない、と人から聞いた。
前述の本でも、なんだかとても楽しそう。そういえばこの前行った蒲郡の「竹島水族館」も、なかなか良かった。

いきなり結論を書くと、行って良かった。

 

iZoo

 

 

 

「iZoo」は、子供の頃に訪れて(当時はアンディランドという名前)、垢抜けなくて亀が可哀想な感じで、それ以来疎遠にしていた。亀と並べて鶴を飼育したり、レストランではスッポンの健康食品も売っていたりと、それはそれは残念な感じだった。


それが今のiZooは、まるで違うのだった。
トカゲやワニは元気いっぱい。触れる展示もやたらと多い。
通路には湿ったウッドチップ腐葉土が敷き詰められていて、それだけで展示との一体感があるし、歩いていくとリクガメが通路を歩いていたりもする。


午前中の早い時刻に到着したせいか、トカゲの類は日光浴の真っ最中、そして餌やりが始まった時間で、みんな元気いっぱい。図鑑でしか見たことのない異形の爬虫類を延々と楽しめる。

ゾウガメのコーナーは、昔の面影が残っていた(隣で鶴も飼っている)。でも、開放感があって、きちんと繁殖や種の保護についての展示もあって、良い感じ。


ランチにワニのフライを食べて、十分に堪能した数時間だった。

 

下田海中水族館

 

 

下田海中水族館も素晴らしかった。
下田の街から突き出た入り江部分を仕切ってイルカを飼っていて、ショーも行う。他にも海獣(アザラシやアシカ)もいるし、ペンギンもたくさん。
そして水族館部分は、「海中」ということで本当に海に沈んでいる。
自航しないだけで作りとしては船である「アクアドームペリー号」が係留されていて、中は円筒形の大水槽がある。この水槽、有名な水族館に比べると規模は見劣りするが、生き物の数は多く、しかもびっくりするくらいに活発。

イルカはショーをしていない時は、湾内をのんびり泳いでいる。
生け簀や水槽ではなくて、海を泳ぐイルカを遠くから見るというのも良いものだ。

 


ペンギンを見てイルカを見て水槽の前でのんびりして、またイルカを眺めて、という感じでのんびり楽しむことができた。
時間の都合で夕刻前には帰らなければならなかったが、時間があればもっと長居したい場所。


ちなみに当日は空いていたからか、駐車場に車を停めて、折りたたみ自転車で周囲を散策して良いかと聞いてみたところ、快く許可してくれた。いいところ、だった。

 

 

爬虫類専門の「iZoo」と、水族館の「下田海中」、本当に楽しかった。今日も子供を持つ知人に勧めてきたところ。余裕があれば泊まりがおすすめ。でも、日帰りでもきちんと計画すれば大丈夫だと思う。

 

 

迷宮歴史倶楽部 戦時下日本の事物画報

迷宮歴史倶楽部 戦時下日本の事物画報

 

 

 

下田に行って、帰ってきました。

伊豆半島の東側、河津町の「iZoo」と、下田市の市街地、それから「下田海中水族館」に行ってきた。
はっきり言って、静岡県の中部からでは、少し遠い。昔に比べると道路が良くなったので伊豆半島も近くはなったものの、それでも天城を超えるとなると、時間がかかる。日帰りはちょっと面倒な距離と時間になる。

 

今日は大好きなケーキカフェの「irodori」にも寄ってみた。が、しかし、残念ながら、臨時休業だった。
いちおうWebサイトはチェックしていたのだけれど、もしかしたらInstagramか何かで周知していたのかもしれない。最近はそういうお店が多い(FacebookInstagramにだけ連絡や通知をするのならば、ブログや「News」欄にその旨とリンクを記してくれると有難いのだが)。

と思ったら、いまWebサイトを見たところ、今日付で今日のお休みが書かれていた。
そういう日もある。残念無念。

 

あの頃映画 「つぐみ」 [DVD]

下田の街は、子供の頃に何度か逗留した記憶がある。
自分の印象はほぼ「TUGUMI」に書き換えられている気がする。よしもとばななの小説。
しかし実は(先週、久しぶりに読み返してみて気付いたのだけれど)あの小説の舞台は土肥温泉郷だった。言われてみれば、下田はちょっと違う。どうして、どこで間違えたのか。

 

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

 
つぐみ [DVD]

つぐみ [DVD]

 

 

 

 

 

勝手な思い違いは別として、下田の街、なかなか良かった。
いつものように折りたたみ自転車での散策をした。市街地というのか中心街というのか、駅とその周辺の観光エリアだけならば、あっという間に巡れてしまう。適当に走っているだけで、頭の中にマップが生成される、そんなコンパクトな街だ。
古い観光地らしい建物が目立つ。
それから、どういうわけか中華料理店が多い感じ。和菓子屋とスナックも目に付く。若い人向けのジャズバーみたいなお店はハンバーガーハウスもあったけれども、あんまり垢抜けた感じはしない。お洒落な部分を楽しむ街ではない感じがする。
古い観光の街らしく、喫茶店も老舗っぽいところがいくつか。
東京にいくつかある「邪宗門」があったので、入ってみた。

邪宗門、という喫茶店、別にチェーン店というわけではないと思う。スタイルを真似した暖簾分け、ではないだろうか。
暗くて落ち着いていて、アンティーク趣味で、床に段差がある、くらいの共通点は見出せる。灰皿もたいてい同じデザイン。
この下田のお店は、1966年創業らしい。

マイルド・ブレンドコーヒー、そしてフルーツゼリーを注文。
コーヒーはしっかり苦いが飲みやすい。大人の味だった。
フルーツゼリーは、緑色のメロンゼリーにバニラアイスと生クリームという組み合わせ。メロン風味は薄く、あっさりした甘みのゼリーで、妙に美味しい。
店内は暗く、ボックス席ごとにしっかり区切られていて、とても落ち着く。ノートパソコンを持ち込む気にはなれないが、読書なら集中できそう。お客さんは何人もいたが、とても静かに過ごしていて、ここだけ都会のようだった。

 

 

 

 

「iZoo」と「下田海中水族館」については、明日に書こうと思う。
一言でいうと「堪能した」です。良かった。

 

 この「動物園・水族館ガイドブック」と、暮しの手帖社の「徒歩旅行」そして「静岡百景」が今回の旅のきっかけ。3冊がきっかけ、というのも変だが、でもそうなのだから仕方がない。
徒歩旅行は、今は新刊で手に入らない。良い本です。

暮しの手帖別冊 徒歩旅行

暮しの手帖別冊 徒歩旅行

 

 

ポケットに静岡百景

ポケットに静岡百景

 
静岡百景

静岡百景

 

 

 

豆とかぼちゃと栗とメレンゲ

ALLEE RESTAURANT

https://www.instagram.com/p/BZaPWRqHShr/

ランチタイムに「豆とかぼちゃのカレー」を食べた。
トマトとスパイスの美味しいカレー。かぼちゃの甘みが良い感じ。具材だけなら自宅でも作れそうなのに、味は真似できる気がしない。そういうものこそ、外食では食べるべきなのだ。
というわけで、なんだか嬉しくなる美味しいカレーでした。

 

 

笠井珈琲店

https://www.instagram.com/p/BZaunnzHTdQ/

秋だけのメニュー、「モンブラン」を食べてきた。
少し前に、店主さんが栗を仕入れた時の話をしてくれて(袋井市に良質の栗園があるが、今年は特に品切れが早いとのこと)、だったらそろそろかな、とお店に行ってみたら、ショーケースに並んでいた。

大きな焼きメレンゲに、生クリームと栗のクリームをたっぷり。シンプルかつ満足感の高い素敵なモンブラン
メレンゲは焼いたそのままを使う。チョコレートなどでコーティングしていないから、たぶんその日に必要なぶんだけクリームを絞るのだと思う。ちょうどメレンゲの仕込みをしているところだった。

飲み物は、「ブレンドコーヒー(ミルク無し)+1/2アイスコーヒー」を注文。
ミルク無しと宣言するとコーヒーのカップが少し大きくなる、というシステムなのだが、カウンターに座っていると、気まぐれに注ぎ足してくれる。つまり飲む量だけに着目すると、ミルク入りの注文でも別にかまわないのではないだろうか。僕はこの店のコーヒーはブラックが美味しいと思っているから、ミルク無しが基本。
アイスコーヒーは問答無用で甘くて濃いクリームが浮かんでいるが、これはスイーツ担当というかホットコーヒーのアテみたいなものだから、甘くて正解。

 

https://www.instagram.com/p/BZaeCfYHNUN/

なんとなく革の端切れを買ったり、本を買ったり手芸の道具を買って、少し写真を撮って、久しぶりに自転車で走り回って、髪を切って、そして今に至る。

明日は伊豆半島を旅します。水族館に行くのだ。たぶん、天気次第だが。

 

ポケットに静岡百景

ポケットに静岡百景

 
静岡百景

静岡百景

 

 

 

 

栗のサントノレ #秋 #栗 #フランス菓子 #梨

https://www.instagram.com/p/BZS13eiHTRi/

夕方、藤枝市の「ボクゥボクゥ」に行った。
今日はコーヒーと「栗のサントノレ」を注文。
この店はフランスのパン、クロワッサンやデニッシュも売っていて、今日は「ショーソン・オ・ポム」もあった。持ち帰りも手軽だが、自重(でもパウンドケーキは土産に買った)。サントノレに似たものとしては「パリブレスト」もあって、悩んだ。

サントノレは、いわゆるシュー菓子の一種で、中はモンブランみたいなクリームや、なにやら美味しいクリーム(こってりしている)が詰まったり盛ったりしてあって、つまり素晴らしい。
秋が来た。

 

秋といえば梨を食べたい。
地元産のものが安く出回りはじめた。ちょっと高い、立派なものも良いけれど、小さいものをさりさりと剥いて、ひとりで食べるのも好き。梨に関しては品種や産地を問わない。できれば通年食べたいくらい好物なのだ。西洋梨をうっかり硬いうちに食べても、それはそれで良いと思うくらい。

STRIDA(ストライダ) 折りたたみ自転車 16インチ シングルスピード STRIDA LT アルミフレーム MATT BLACK 34963

さて今日は早く寝ます。理由は特に無し。夜更かしする理由も無いので。その前に自転車のメンテナンスをする(夜更かしパターン)。

 

Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ

Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ

 

 

 

パンクとミズウオ

台風が去ったあとの海岸に行ってみた。
堤防沿いの道路を自転車で走る。

STRIDA(ストライダ) 折りたたみ自転車 16インチ シングルスピード STRIDA LT アルミフレーム MATT BLACK 34963

20分ほど走ったところで、タイヤがパンクしてしまった。
ルアーというのかベイトというのか、針がついた疑似餌を引っ掛けてしまったのだ。かなり太い三つ叉の針で、しかも返しが付いている。自転車のタイヤを貫通するなんてこともあるのだ。針がちょうど立った状態だったのか、溝にでもはまって固定されていたのか。

パンク修理をしている時は、運が悪いと思っていた。
でも、よくよく考えると、この針を捨てた人が悪い。繰り返すが、タイヤを傷つけるほどの針なのだ。人だって傷つける。

釣り人の多い道には、こういう釣り道具の残骸がたくさん落ちている。見る度に残念に思う。

https://www.instagram.com/p/BZLHpHiHLsW/

 

そういうマナーの話とは別に、釣り・フィッシング趣味に関しては思うところがある。
僕は、釣り人の車や道具やブランドの謳う「自然と寄り添い、魚と真剣勝負しています、自分達は海と川の理解者です」みたいな言葉を信用していない(四輪駆動車のスペアタイヤカバーや、リアウインドウに貼るステッカーには、そういう英文ポエムが書かれている)。
別に今日の出来事があったから、というわけではなくて、以前からそう考えているのだ。
自分も釣りを楽しむことがあるけれど、あれは基本的に「命をもてあそぶ」からこその娯楽なのだ。ミートフィッシャーでもスポーツフィッシャーでも、それは変わらない。魚にも自然にも、まるで寄り添っていないし、人間側が圧倒的に有利なのだ。別にアウトドアブランドや釣り道具に添えられた言葉が釣り人の認識そのままではないにしろ、そういう認識があれば、自ずと自分を飾るものや行動も変わるのではないか、そう考える。
これは、真剣かどうか、とは違うレイヤーの問題なのだとも思う。
そして、「命をもてあそぶ愉しさ」を自覚したうえで、人は魚を釣る行為を楽しめるはずだ。少なくとも大人の趣味というのは、そういうものだろう。

マナーとは別、と書いたものの、やはり釣り人達が、自分達の立ち位置を見つめ直せない限り、ゴミは放置するし針や糸の行く末だって気にしないままだろう。身を飾るものは、心の外形であり、行動に繋がるのだから。

登山だってキャンプだって、それからカヌーだって、昔に比べたらずいぶん環境に対して配慮するようになった。
というか、まず「自分達は侵略する側だ」という前提が常識となっている。
釣りに関しては、どうにもその認識が足りないまま今に至っている、ような気がしてならない。

 

パンクはあっという間に直せたが(こういう時、片持ちフォークは本当に便利)空気入れは車のトランクにある。というわけで、自転車は折り畳んで転がして歩く。
なにしろ暑いし、けっこうな距離を歩いた。つい、そんなことをぐるぐる考えてしまう。

 

 

 

 

 

そういえば、自転車をとりあえず車に戻したあとに、砂浜に下りたところ、ミズウオの死骸を見つけたのだった。
写真は撮っていない。
たぶん2尾ぶん、かなり傷んでいたが、立派な頭部はそのままだった。いつか食べてみたい魚。鍋にすると溶ける、と本には書いてあった。
それ以外にも、ちょっと見馴れない、鰺や鯖や鯛のような、いわゆる子供が描く“さかなのかたち”から外れた魚がたくさん打ち上げられていた。さすが駿河湾

波打ち際は怖くて近寄れなかったが、魚の死骸だけならばかなり陸寄りにあったから大丈夫。カモメやカラスにとっては臨時のご馳走だろう。

厚切りのベーコンは大切です。

 

朝から外出して手続きや調べものを進める。

STRIDA(ストライダ) 18インチ折りたたみ自転車 内装3段変速 アルミフレーム 前後ディスクブレーキ STRIDA EVO ブラッシュ

なんだか気晴らしがしたくて、午後は静岡の街へ。
自転車散策が捗る気温と天気だった。

 

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お昼ごはんは、ALLEE RESTAURANTのランチメニューからサンドイッチを選ぶ。厚切りベーコンと、カボチャサラダの、バゲットサンド。
カレーもパスタも美味しそうなのだが、厚切りのベーコンが使われたメニューがあったら、基本的にそれを選んでしまう。じゃあ自分で買って厚く切って好きなだけ食べたら良かろう、と自分自身に突っ込みたくなるが、そういうものではないのだ。
他人の淹れたコーヒーが美味しい、みたいな話。質と量とはまた別の価値の話。

 

 

 

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早めのおやつは、MARIATHANKでオレンジと紅茶のタルトを食べた。
新しいメニューだと思う。
お洒落だなあ、と感心してしまう。ちょっと強めの甘さが嬉しい。冬の紅茶にも合うのではないか。スパイスやお酒を強くさせて特徴を出すお店はどこにでもあるけれど、MARIATHANKは基本的に上品というか、そういう個性や突出では勝負していない気がする(僕はそういうキャラクターの立った味も好物です)。どちらかといえば、MARIATHANKのケーキのほうが王道だろう。カフェではなくてティールームだから、その品の良さは正解だと僕は考えている。

 

 

久しぶりに静岡の駅ビル「パルシェ」にも行った。
老舗の皮革店「ナイスTOM」で革を少し購入。現在、パルシェは絶賛改装中であり、この店も少し移転していた。そして、店の場所を探す時に、はじめて店名を知ったのだった。
いつも買うと良い気分になれる店。
端切れでも何でも、わからないことは聞けば気持ち良く教えてくれる。客に威張らず、しかしおだてず、楽しそうなのに自分の好みを押し付けずこちらを尊重する、そういう趣味のお店は、意外と珍しい。

 

 

 

 

さよならガールフレンド (FEEL COMICS swing)

さよならガールフレンド (FEEL COMICS swing)

 

 

 

三重からの帰りに愛知で遊ぶ #竹島水族館 #豊橋 #蒲郡 #ホットケーキ #パフェ

昨晩は三重県の友人宅に宿泊。海の近くで静かな一軒家。夜は涼しく、朝ごはんは美味しく、要は快適だった。感謝。

 

今日はこれといった予定は無い。せっかくなので菰野町の「Snug」に行き、午前中のおやつを。久しぶり、もしかしたら10年ぶりくらいに、この店のパフェを食べた。
かわいらしいクッキーと、手作りのグラノーラ、それから果物(今日はイチジクとグレープフルーツとバナナなど)がアイスと共に盛り込まれている。タルトやチーズケーキとどちらにしようか迷ったのだけれど、以前見かけた常連さんは「迷ったらパフェ」という姿勢だったため、今日はそれに倣ってみたのだった。確かにパフェも間違い無く美味しい。

 

いつも、三重県に遊びに行った帰りはそのまま寄り道せずに、新東名高速道路をひたすら走って帰宅する。
今日は時間的な余裕があったため、ずっと気になる土地、でも最近は疎遠になっていた愛知県東部に立ち寄ってみた。

STRIDA(ストライダ) 18インチ折りたたみ自転車 内装3段変速 アルミフレーム 前後ディスクブレーキ STRIDA EVO ブラッシュ

蒲郡の市街地に車を停め、街を散策し海に向かう。
かつて栄えた町の名残があちこちに。
そして若い世代のカフェや雑貨屋も点在している。折りたたみ自転車で探検するのに丁度良い規模。

 

服屋やカフェやギャラリー(?)がまとまった場所に、カレーのお店があった。「サンデースパイス」というお店、ここでカレーを食べた。
「スペアリブ・スープ・カツカレー」という品にカマンベールチーズをトッピングしてもらう。
スペアリブ自体は出汁なのか溶け込んでいるのか、形としては見当たらない。酸味が効いた、とびきり美味しいカレーだった。近所にあったら、通っていただろう。ヒレカツだってかりっとして丁度良い感じ。
しかもお手頃価格。20世紀末のカフェごはんの価格で、こんなに美味しい手の込んだカレーを食べることができるなんて、蒲郡は良い土地だ。

 

 

 

そして、「竹島水族館」にも行ってきた。
ここは子供の頃に訪れたことがある。
その頃はいかにも「寂れた観光施設」という感じで、確か家族旅行だったのだが、なんとも嫌な感じがしたのを記憶している。というか、竹島もその周辺も、どこか秘宝館的なものが漂う観光地だった。大人は苦笑い、子供は上手く説明できないまま「もう帰ろうよー」と言い出すような、そういう場所。

しかし竹島水族館は、存続の危機をスタッフの努力と機転で乗り切り、今は大人気たという。だったら見てみたい、ということでの訪問。

 

今日は長期休業前の最終日ということもあって(明日からしばらくは耐震工事)、とても混んでいた。元からそれほど広くない施設で、しかもちびっ子向けの雰囲気もあるから、なにしろ騒がしいし、暑い。
個人的な好みとは違う展示方法や解説文(時事ネタを盛り込んだジョークとか、面白いとは思わない)だったが、それでも楽しめたし、感心もした。

大水槽だけが水族館の華じゃないんだな、なんてことを思いながら、熱帯魚から深海生物までの雑多な、しかし面白い世界を楽しんだ。

 

 

 

蒲郡のあとは豊橋へ。
ちょっと遅めのおやつは、「三愛」のホットケーキとコーヒー。
有名な店、そして多くの友人知人に勧められた店なのに、まだ1度も行ったことが無かったのだった。
初めての訪問、そして帰る頃には大好きなお店になった。

基本的に喫茶店、しかもコーヒー専門店の雰囲気もある。数ページにわたって、様々なブレンドや味のコーヒーが並んだメニューは圧巻。ブレンドの比率と味や香りが具体的に書かれていて、実にわかりやすい。この辺り、サードウェーブなお店は見習って欲しいところ。
ホットケーキの種類も多い。目移りするなか、僕は(おそらく)一番人気の、モンブラン風の品を注文した。
コーヒーはロブスタ種の比率が最も多いものを選択。最近、ロブスタ種の濃い味とクセを求めているので。

 

コーヒーもホットケーキも本当に美味しかった。
こんな小さな古いお店で、老夫婦だけで、ここまでの品を作り続けるというのは、ただものではない。こういう「昔ながらの喫茶店」、味のほうは期待外れというところがほとんどなのだ。
バターの塩気が効いた、かりっとしたホットケーキに、アイスクリームと生クリーム(クレームシャンティと言ったほうが適切かもしれない)、そして山型のモンブランクリーム。切ったホットケーキが花のように飾られている。
この組み合わせでメイプルシロップが必要だろうか、と最初は思った。でも、こってりした生クリームの甘さが控えめだから、シロップの甘みが調和するのだ。ホットケーキのバター味も、全体の美味しさに寄与している。

今思い出しても、あれは素敵だったとため息が出てしまう。逸品、とはあのホットケーキのことだ。濃くて苦めのコーヒーを選んだ自分も偉いが、きっと何を頼んでも素敵な喫茶体験ができるだろう。そういう安心感があった。
次はシンプルなバター・ホットケーキを食べよう、いや季節限定の品(現在はイチジクのホットケーキ、フランベしたイチジクを使うそうです)にしようか、と考えてしまう。

 

 

 

時間さえあれば、豊橋市というのは、静岡県から一般道で行けてしまう。僕の住むところからだと、まず静岡県の西端に行くのが大変だけれど、でも無理な距離でもない。のんびりとホットケーキ(およびコーヒー)を主目的に、あの路面電車の街に行くのも良いかもしれないな、などと考えている。
豊橋も面白い街でした。

 

楽しい2日間。なにより涼しかったのが良かったです(2週間前の広島旅行は辛かった)。

 

さて寝ます。今回は安楽な旅だった。明日からは日常。

 

 

 

きょうの おやつは (福音館の単行本)

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こいしいたべもの (文春文庫)

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蝶のみちゆき (SPコミックス)

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広島旅行の思い出と記録:3日目 尾道〜しまなみ海道

あの広島旅行からもうすぐ2週間が経つ。早いものだ。
とにかく忘れる前に3日目の尾道観光について記録しておく。以下、覚え書き。

 

 

 

広島の宿をチェックアウト。尾道に移動。
以外と時間がかかった。

尾道自体は旅の予定に入れていたけれど、自転車でしまなみ海道を走るかは決めていなかった。いつか行きたい場所ではあるが、僕の脚力ではちょっと厳しい。準備も不足、時間もぎりぎり。少なくとも、適当なレンタサイクルで四国までの100kmを走り抜くのは無茶というもの。なので、思案する。

大きな橋で繋がっているとはいえ、つまりは瀬戸内の島々である。
というわけで、昨年の瀬戸内国際芸術祭でも参考にした id:cimacox さんの「生きることは物語を作ること」の8/20 瀬戸芸in豊島に倣う。つまり、動力付きの乗り物で起伏に対応し、暑さ対策十分にして挑むことにする。

cimacox.hatenablog.com

上手い具合に、駅前に電動自転車のレンタサイクルがあった。
これはいわゆる「docomoの赤いレンタサイクル」であり、予約はスマホがあれば簡単。GIANTのお店がある「U2」では、めぼしい自転車は既にレンタル済みだった。

自転車は快調。
想定通り、連絡橋への上り坂はなかなかのものだったが(どの島でも、海沿いの道からその島の最高地点以上に登る道なのだ)、しかしモーターアシストがあるから平気。


なるほど素晴らしく自転車向きの道が続く。「自転車乗りの聖地」として定着したのも宜なるかな、である。信号は少なく風景は綺麗、トイレもコンビニも、休憩に適した観光地や飲食店も適度な間隔で備わっている。
連絡道路の自転車通路は何度だって往復したい気持ちよさ。自転車で走り抜けられる平坦な展望台みたいなものだ。

ただし、暑かった。
水分補給した分だけ発汗している気がする。500mLのペットボトルを1時間で1本飲んで、それでも足りないくらい。
サイクルジャージなんて持っていない。とりあえず着替えのなかで最もスポーツ向きの服に着替えて対応したが、それでもシャツはびしょ濡れ、あるいは熱風でカラカラ、という極端な状況が続く。
旅の終わり、電車に乗る前には「U2」でシャワーを浴びたのだが(シャワールームをこれほど有難いと思ったことは無い)、日焼けと乾いた汗の結晶が、まるで肉体労働者みたいだった。
ともあれ、水分補給がここまで健康管理に直結する状況は、僕の日常では珍しい。
こりゃあ塩も欲しい、と考え、甘くて乾燥した梅干しをコンビニで買った。
これを珍しそうに見ていたオランダ人カップルに分けてあげたところ(ソルトフレーバーのドライ・プラムでありジャパンのトラディショナルフードなのだ、と説明)、大変喜ばれた。
別のコンビニで再会したところ(各所のコンビニが補給地点となっていて、よく同じ顔を見かけた)、あのドライプラムはどこにあるのだ、と質問されたくらいだ。そんなに美味しいものとも思えないのだが、まあ、良かった。

暑いといえば、前日に帽子を紛失していたのだった。
これもかなり危機的な状況。頭が暑くてぼうっとしてくる。
そしてしまなみ海道の島々は、コンビニは意外と多く、ホームセンターだってあるのに、帽子を売っている店が見つからない。田舎というのは、ネイルサロンはあるのに、服は「街へ行け」なのだ。

ともかくそういう暑さとの戦いをなんとか凌ぎ、仮の目的地である生口島まで到着。

 

目に付いたジェラート店でスイカジェラートおよびレモンジェラートを食べる。これはもう、身体が求めていた味だった。少し加えられた塩味が嬉しい。有名なお店だとは後で知った。

 変な寺、といったら罰が当たる、でも独特のお寺。

あなご丼と和食のセットを「お食事処かねよし」で食べ、すぐ近くの平山郁夫美術館でクールダウン。
そして、フェリーで尾道港まで帰る。正直なところ、この生口島での散策は暑くてあまり覚えていない。お寺も見たし、自転車で港周辺も探検したのだけれど。島の最も高い建築物よりも、ドックに入渠している自動車運搬船のほうが遙かに大きい、というのは面白い風景だった。

 

フェリーはもう、びっくりするくらいに小さかった。剥がれそうなベニヤ板にシールが貼られているあたり、なんとなく廃屋とか「昔住んでいた家」みたいな趣きがある。エアコンだってついていない。


それにしても造船所が多い地域だった。あんなにドックとクレーンを見たのは、生涯で初である。

 

瀬戸の島旅 しまなみ海道+10島めぐり

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しまなみ海道 大人の島旅―島一周サイクリング情報・MAP付き

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尾道の街といえば、いちばん上にある寺に行き、のんびり下るのが定番の観光ルートだろう。しかしそこまでの時間が無さそう。
これもまた前述の「生きることは物語を作ること」で知った珈琲店「Antenna Coffee house」にだけは行きたい。というわけで、行ってきた。

とびきり美味しいコーヒーを飲んで、壁の本を眺めて、今日はじめてのんびりした時を過ごす。良いお店でした。
隣の雑貨と活版印刷のお店も素敵。

この店を起点に、近所を散策。結局、坂を上り下りして、足は限界寸前。でもやはり坂のある街というのは素晴らしい。何本もの映画がこの街を舞台にしているのもわかる気がする。
「画になる街」なのだ。

ところどころで個人のお店が頑張っているのも、良い感じ。古い家を若い人達がお店にしている。


年寄り向けレトロ土産店は無視して、猫を撮ったり雑貨屋を冷やかして(あるいは衝動買いして)街を楽しむ。

campanella-letterpress.jp

 

さて夕方だ、静岡に帰ろう、という前に尾道ラーメンを食べて(昔はきっと“特徴のあるラーメン”だったとは思う。今は普通に美味しい)、福山まで移動し、新幹線で帰る。

 日程と体力に無理のある旅だった。
でも、間違いなく、行って良かった。なんとなく、広島県はあと何度か行きそうな予感がしている。大雑把な土地勘も身についた。次はもっと上手くやります。できれば牡蠣のベストシーズンがいいなあ。

 

 

 

活版印刷の本  凸凹感と活字を楽しむ かわいい活版印刷のデザイン帖

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暗夜行路 (新潮文庫)

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ヒャッケンマワリ (楽園コミックス)

全然関係無いけれど、この本が素敵に面白かった。 

 文豪がキュート。

ヒャッケンマワリ (楽園コミックス)

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