まるで旅をしているような

たくさんの生活道具を四国のアパートに置いてきて、今は実家から職場に通っている。
いつも出張に使っていたキャリーカートとカバンを中心に、がらんとした部屋で過ごす。部屋は広いが、どこか長期出張の趣きがある。


もちろん服だって趣味のものだって多くはまだ実家に残っている。
休日に関わる物ならば、6割以上がこの部屋にあるのかもしれない。

しかし、生活をするうえで不便を感じることは多い。
パソコンは昨日購入したから、なんとかなっている。
とはいえ、NASiMacも電源を切ったまま四国に放置してあって*1、中のデータにアクセスできない。これは普段の出張よりも不便なところだ。

といっても、何しろ仕事が忙しいから、実際の影響は少ない。
昨日はともかく今日はほとんど身体を休めつつ家の手伝いをして1日が終わってしまった。明日がんばれば、ようやく退職となる。それまでは何かを整える気分には全然ならない。

転居というのは色々と手間がかかる。
来週の中頃になるだろうか、いちど四国に行くことになった。
次の勤め先との打ち合わせ、旅道具の回収、元気があったら家具のセッティング、その他色々をえいやっと片付けてくる。
そしてこの“旅”には両親も便乗する。僕のアパートを見てから、ついでに小さな四国旅行をする、というのだ。

 

続・日々の100 (集英社文庫)

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それにしても肩がこる。
仕事の片付けのうち7割以上がパソコンの設定、自宅でも買ったばかりのパソコンをあれこれセットアップして、しかも親のパソコンも遠隔メンテナンスができるように設定しつつ、親戚のスマートフォンの不具合を直したり、旅や転居の手続きをしたりと、延々とモニターに向かっている数日間。

もはや「コリホグス」も効かない。
退職したら、まず日帰り温泉に行きたい。公共浴場って苦手なのだが、何もしないよりはマシだろう。

 

なんとなく大昔に就いていた仕事を思い出す。
出張先で仕事カバンを拡げ、機械の調整や設置をひとりで何日も行う。あれも肩がこった。
しかし終わりの見えた仕事、苦労ならばどうとでもなる。家事でも趣味の工作でも、終わりが見えないものが苦手なのだ。掃除は好きだが片付けは苦手、なのです。

 

居心地のよい旅 (ちくま文庫)

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 日記の内容とはまるで関係無いけれど、今度の旅では長い飛行機での移動がある。
何かアドバイスが欲しいです。とりあえずネックピローとアイマスクは用意した。
太平洋を渡るにあたり、工夫やこだわりがあったらコメントでもメッセージでもいいので教えてください。

お題「今日の出来事」

 

*1:電気代の節約のため。そもそもまだインターネットプロバイダとの契約が済んでいないのだ。

やっと平和な土曜日に

先日の日記でパソコンを購入したと書いたが、実は買えていなかった。
正確には「買えるのだが3週間後」だそうだ。通販業者からsputnik.mail@gmail.comがあった。

それでは困る。
実家滞在時および旅行時の軽便な端末として使いたいのだ。
タブレットはあるし、スマートフォンもあるが、しっかりとしたキーボードとマウスと、それから今回はペンも使えるデバイスという欲張った「外出先の道具」を求めていた。

で、街の家電量販店に行って、色々と探してみた。
欲しかった機種よりも目的に適うものを、より安く買うことができた。
結果的に良い選択となった。

見た目にひとつ難があり、しかしそれはなんとかできそう。「あ、これはレザークラフトの出番かな?」と創作意欲に火がついた。しかしこの「自分の趣味でカバーを作ってしまう」というのは、昭和のご婦人が電話機にレースやキルトのカバーを付けるのと変わらない発想である。革の場合、やり過ぎると変態っぽさが生じるので危険でもある。

セットアップは実に簡単。
MacAndroidよりも手はかかるが、来客(兄の家族が遊びに来ていた)の相手をしながらでも、いつもの作業環境を再現することができた。Mac同士なら全自動で同期するが、さすがにそこまでは無理。とはいえ昔に比べたら環境設定は実に簡単。

このまま新しい玩具で遊んでも良いのだけれど、まず僕は疲労しているので、寝なければならない。明日は丸1日、ほとんど予定を入れていない。なので今日はもう何もせず、おやすみなさい。

ああそうだ、次の仕事に就く前に、海外旅行をすることに決めたのだった。もう申し込みも完了したし、前金も入れた。どこに行くかは、後日また書くかもしれない。

 

 

ダーウィンのミミズの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)

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お茶する暇もなく、でも笑ってお別れできました。

今日、仕事仲間の2人が退職した。
そして自分は来週の前半に辞める。会社が空っぽになり、遠くの人達が仕事の一部を引き継いで継続する。

 

というわけで、今日は間借りしている会社の人達へ挨拶をして、それから荷造りや掃除をして過ごした。皆、とても温かく送別の挨拶をしてくれる。仕事で迷惑をかけた人達ばかりなのに。

それに昼休みには、食堂で持ち寄りパーティーをしてくれた。
こういうのは本当に嬉しい。
役員との会食とは違う、じわっとお腹が暖かくなるタイプの幸せだ。ホットプレートで焼いたり炒めたり、そんな簡単な食べ物が特別なのだ。

しかしまあ慌ただしい会社だ。嫌になる。へとへとになる。
皆が帰った後に、サーバーの類を箱詰めして、移転先に送付する手配を進める。
来週の月曜日にはその移転先で仕事を始められるように、という段取り。段取りとはいうものの、その移転先の人達がどこまで仕事を理解しているのか、例えば送ったサーバーをきちんと運用できるのかといったごく基本的なところを話し合えずに今に至ってしまった。だから相手の知識レベルがわからないままマニュアルの類を作っている。不毛で不幸な、どたばたした数週間を過ごしている。こういうのは段取りとも引き継ぎとも言えない。

今日がその理不尽な忙しさのピークだった。
通常業務を止めず、引き継ぎと荷造りと手配を進行する。

遠くの上司が気を利かせて「午後にはみんなでお茶にでも行けばいいよ」と連絡をくれたが、そんな暇はまるで無かった。

取引先の人達だって「移転日になのに仕事もしている。こういうのは移転先が回り始めてから事務所を完全に移すものだ」と笑う。

 

さよならペンギン (ハヤカワ文庫 JA オ 9-1) (ハヤカワ文庫JA)

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この段取りの酷さは、例の「問題のある同僚氏」が関連しているのだが、もう深くは考えまい。今の仕事に就いたことを「100%の無駄な時間」とまでは言わないけれど、「野良犬に噛まれた」とは考えてしまう。いや本当に酷い目に遭った。
いや、自分はもうおっさんだからどんな状況でも何かしらの楽しみを見いだせるのだが、今日辞めた若い2名にとっては「純粋な災難」だったと思う。
どんな仕事であれ、「関わりたくない、忘れるのが最善」なんて時間を若者に過ごさせてはならない。
でもそんな2人が、最後まできちんと仕事をして、冗談を言って、笑ってお別れをしてくれた。彼女らはこの後に、友達になるのだろう。それはとても素敵なことだと思うのだ。仕事中と違って、もう愚痴無しでおしゃべりができるのだ。

 

さよならは小さい声で 松浦弥太郎エッセイ集

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とにかく一区切り。
温かく見守ってくれた周りの人達(いろんな会社が入っているフロアなのです)に感謝したい。
仕事であれ何であれ、辞める時、去る時は大切。出会いよりも後に響く。
賑やかに笑顔で部屋を出ること、そして誰かが言った「これで終わりだけれど、終わりじゃない」という変な表現がホラー映画じみた不穏さではなくてこれから先のことを指していると全員がわかってまた笑えたこと、そんな色々こそが希望ではないか。

良い人達と仕事ができた。いつかきちんとお茶をしたい。自慢じゃないが、お茶する場所には詳しいおっさんなのだ。

 

さよならのかけら

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お題「今日の出来事」

あわてて取り消し、それでも買って。

昨日の夜に通販でパソコンを買う手続きをした。
朝になって、今後のライフスタイルを冷静に考えてみたところ、サイズやスペックや価格とその機種が合わないのではないかと思えてきた。

というわけでまずは取り消し。
納期が不確定(数週間の幅がある)だった点も不安要素だった。

 

で、仕事の合間に検討しようと思っていたのだけれど、なにしろ移転作業中だからそんな暇はまるで無い。
というか「職場の移転中なのに通常業務もやってるの?」とお得意様に驚かれてしまった。普通は移転先が少しでも稼働してから、本格的な拠点移動をするものらしい。

 

しかし本当に疲れた。
精神的なものか、肩がもうばきばきに痛い。肩こりの極みを体験している。
というわけで寝ます。明日は職場の閉鎖日。セレモニー的なものを、居候先の会社が開いてくれるらしい。ありがたい。

 

 

 

 

 

 

パソコン買っちゃった

iMacは四国のアパートに置いてきてしまった。

今、実家に滞在しながらの生活では、出張用に貸与された小さなノートパソコンを活用し、こうしてブログなども書いている。しかし来週には退職するのでパソコンが無い生活となる。

それだけならば、タブレットスマートフォンがあるからなんとかなる。
でも、旅行もするし、今後は実家とアパートとの往復もあるし、さらに次の仕事では自前のパソコンで仕事もできそうなので(仕事モードと遊びモードでシステムを切り替える仕組みがあるのです)それじゃあひとつ持ち歩き用のノートパソコンを買ってしまおう、と買っちゃったのだ。

少し脳が煮えていたのかもしれない。
退職に向け、色々とトラブルが有りすぎる。
何かぱあっとした、でも実用品でもあるモノを買いたい気分になったのだ。


引っ越し費用は会社が出してくれたし*1退職金的な特別手当も貰えることになった。このパソコンは、この一年間の「転職から今に至る大騒ぎ」での、自分向けご褒美と考えたい。

 

しかしまあ、安くはないが性能を考えると納得できる価格だ。
モバイルノートパソコンというのは、高くて性能が低くて何かしら我慢するものだという90年代からの認識がまだどこかに残っている。その旧い考え方を引きずったままAmazon楽天を巡っていると、どんなパソコンでも十分な性能に思えてくるので困る。

今回はMacではなくてWindowsのモデルにした。普段Macを使うので(次の勤め先でも事務机ではiMacを使用)、他のOSもそれなりに慣れておきたい。

 

機種やその他詳細は後日書きます。今日はもう寝ます。

 

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*1:転居直後に退職する運びとなったが、それでも出してくれたのはありがたい。

ララバイ・パーティー・ナイト

静岡でのお仕事が週末には終わる。
ということで役員各位が全国から集まって、慰労の宴を開いてくれた。

といっても手配は自分が行う。僕は総務部長的なお仕事もするのだ。従業員数一桁の会社だから仕方がない。


支払いが社長(というか経費ですね)とはいえ、自分達への慰労会を自分で準備するというのは、なかなかにやりにくい。
お酒を飲んで大騒ぎするのが大好き!という人達が多ければ居酒屋で良いのだろうけれど、今回そういう人は1人もいない。あまり高い店を選ぶのも気が引けるが、我々が普段行くような庶民的な価格のお店では役員達には「宴」っぽく無い。自分の趣味全開だと、夜にカフェごはんの会になってしまう。
結局、当日予約が可能という制限により、中心街にある小奇麗な和食料理店でコース料理を食べた。
たぶん社長や副社長が普段行くお店よりも安いが、魚の質が高いだけで喜んでもらえるのは、静岡という土地の良いところ。「この価格帯でこんな良い刺し身が出るのは産地ならではだよ」と変な褒め方をしてくれた。

 

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色々と大変なことが多すぎた職場だ。
言葉でつけられた傷は一生忘れない。どうしても「野良犬に噛まれた」と見做すしかないトラブルも多々ある。
でもまあ、あと数日で全てを放り出すことができる。
そして、今日こうして皆で美味しいものを食べて、礼儀正しく挨拶ができた。
それだけでも、一応の区切りになったのではないか。
年若き仕事仲間達も、そういう、多少なりとも前向きな感想を持ってくれたらそれだけでも嬉しい。「100%無駄だった、消耗しただけの1年だった」とは考えて欲しくないのだ。少なくとも自分達は笑って働くこともあったし、今日はこうして役員が集まって謝罪と慰労の会を開いてくれた。

 

さて、明日から数日間、多忙な日々となる。
今日はもう寝ます。おやすみなさい。

 

 

退職日が早まった件

四国での仕事は朝に片付け、ひたすら東へ走る。
今週はまた静岡で働く。
静岡の職場を空っぽにするのだ。

 

今回、行きも帰りも「もやもやっ」とする仕事上の問題を抱えて運転したので、6時間30分の走行時間がなかなかに辛かった。しかし新幹線で読書でもしていれば気が紛れるかというと、そういうものでもなさそうなので、せめて好きな音楽を聞けただけ良しとしたい。

その「もやもやっ」がこんがらがった結果、今の勤め先を辞める日が1ヶ月近く早まった。
自分としては不本意半分、しかし残りは「よっしゃあ!」である。

まだアパートの片付けも済んでいない。
次の就職先で働き始める前に少し旅行もしたい。
なにより「もやもやっ」のせいで疲れてもいる。
そんななかで「すぐ辞める」という選択肢が示されたのだから、これは幸運だった。
責任を果たす、という部分では不本意ではあるのだが、それはもう覚悟を決めた。愛着のある仕事が今後は滞るのことも、もはや関知するところではない。

この”提案”そのものが、社長以下役員も蚊帳の外で行われたある種の異常事態なので(いわゆる現場の暴走)、本来的には無視してもかまわない。でも自分から「この出鱈目な状況も含め、今の職場はまず解散し仕切り直しをすべき」と進言し、役員の了承も後付けで得たのだった。
社長は状況を鑑み、「本来働く予定だった日数の給料」も用意してくれるという。引っ越しその他、社内規定にはない出費についても便宜を図ってくれる。
別にカネの話でどうこう言うわけではないけれども、こうして色々と気を遣ってくれる点、それなりに認めてくれていたのだな、と実感している。小さな会社という事もあり、上司の「想い」はわかりやすいかたちで表現される。ちょっと面白い。

 

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しかし全体として、後味の悪い話ではある。
自分はずいぶんひどい目に遭っていると思う。
今回、かなり強めの意思表示をしたつもりだが、周囲の人達(副社長や役員)からは「もう少し怒ってもいいと思うよ」と言っていた。
不満や怒りを相手に伝えるやり方、理不尽を正す手法が「パトレイバー後藤隊長っぽいね」と役員は言う。「漫画のほう」と。
なるほど同年代、例え話がわかりやすい。

 

 

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 あ、写真のカレーは淡路島のサービスエリアで食べたものです。
まるごと1個分の玉ねぎが入っている。
サービスエリアのカレーらしからぬ美味しさでした。

今週のお題「最近おいしかったもの」