高山航空公園 ─ 高松市 ─

今日は、高松市の山奥にある、「高山航空公園」に行きました。

 

今日の主目的はこれ、古いヘリコプター。


胴体が球形で、エンジンの辺りはほとんどむき出しで、尻尾がトラス構造の華奢なヘリコプターが大好きなのです。

ちょうかわいい。

目的、というわりには写真を撮っていないのは何故でしょう。自分でもよくわからない。

こういうタイプのヘリコプターは、僕が子供の頃には既に時代遅れだった気がします。でも絵本や文房具には当たり前に描かれていました*1

 

ジブリの教科書18 風立ちぬ (文春ジブリ文庫)

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  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/05/10
  • メディア: 文庫
 
風立ちぬ

風立ちぬ

 

 

このヘリコプター以外にも、軽飛行機(セスナみたいなやつ)と、自衛隊のジェット練習機が展示されていました。

軽飛行機はあちこちが朽ちています。

 

ジェット練習機は、きちんと手が入っている様子。

自衛隊の飛行機は静岡でも航空祭や基地の広報施設で何度も見ているけれど、注意書きが日本語なところが面白いです。
南米の空港(軍民共用)にあった飛行機は、スペイン語ではなくて英語の注意書きでした。自衛隊の飛行機乗りや整備士は英語が読めるとは思いますが、やはり非常時や疲れている時には日本語が安全なのかもしれません。

 

高松空港は隣の山にあります。
ちょうど離陸した飛行機が通過するところに、この航空公園があって、上昇してぐぐっと傾く機体を間近で見ることができます。

かなりの好立地だと思うのですが、訪れる人は本当に少なかったです。

 


アスレチック的な遊具がいくつかあるので、ちびっ子を連れた親子連れを何組か見かけました。
他には若者と中年の間くらいの歳格好の、男性2人組バイク乗り*2がいたくらい。


飛行機展示の反対側には、帝国陸軍の慰霊碑があります*3

 

ちょっとしたハイキングコースや、なぜかキャンプファイヤー用の円形広場、用途不明の台座など、おそらくは公営の自然学習施設だった名残りもあちこちに。

 

高松の街や、五色山もここから眺めることができて、とても良いところでした。

“外界”から駐車場までの道は不安になるくらいに細くて暗いのですが、これは香川県の山にある施設では当たり前なので、僕も早く慣れなければいけません。
駐車場には喫茶もできるレストハウスがありましたが、今日は閉店していました。

そんな感じの高山航空公園。
先週に引き続き、寂しい場所を満喫してしまいました。
今日は暖かくて、持参したコーヒーがとても美味しかったです。

帰宅してからは、本の整理や簡単な料理、それからプリン作りをしていたら夜になってしまいました。プリン作りは6分で加熱まで進められるようになりました。いちおうこれでマスターしたと自己評価していますが、遠くに住む友人が「プリンは半日は寝かせるべし。特に硬めに作ったものは馴染ませることが肝要である」と教えてくれたので、ささっと作っても急いで食べることができなくなりました。
持つべきものは友です。これで(さらに)美味しいプリンを食べることができます。祝福でもあり呪いでもあります。


そして今、冷蔵庫には、十分に寝かせたプリンが冷えています。でもこれは、明日のお楽しみ。
今日は寝ます。おやすみなさい。

 

二宮康明の紙飛行機集 よく飛ぶ競技用機III: 新10機選7

二宮康明の紙飛行機集 よく飛ぶ競技用機III: 新10機選7

 
宮崎駿の雑想ノート

宮崎駿の雑想ノート

 

お題「今日の出来事」

 

お題「行きたい場所」

*1:僕が子供の頃は、最新の機械が描かれる名作絵本はほとんど無かった気がします。基本的に“時代遅れ”ばかりだったけれど、全く気にならなかったです。

*2:この、若くもなく中年でもない少人数バイク乗りは、日本のあらゆる場所に出没します。観光や長距離ツーリングというわけでもなく、目的に到着しても煙草を吸ってジュースを飲む程度。カップルでもないし兄弟でもない、でも仲良し2人組。他の趣味ではあまり見かけないタイプの人達です。

*3:慰霊碑と、飛行機の安全のための神社があります。慰霊碑とは言いますが、元少年兵の地元議員さんを顕彰するような雰囲気で、こう言っては悪いのですが、あまり死者を悼む雰囲気ではありませんでした。
周りには歴代運輸大臣保守系)の植樹も並んでしました。わざわざここまで来るのか…というのが正直な感想です。

かき揚げと讃岐うどん ─ もり家本店 ─

高松市は海に面した北部が平坦で、ところどころにオニギリ型の山があるだけ。南部はいきなり山がちになる。
今日はその山側*1を車で探検してみた。
空港へは何度も行っているけれど、山のほうは未だに土地勘が無い。ちょっと奥へ行くだけで、びっくりするくらいに長閑な“田舎の風景”に出会える。本州にだって田舎はあるけれど、中心街から30分でいきなりこういう場所へはたどり着かない。四国の面白いところである。

https://www.instagram.com/p/B7ctRzRJtVZ/

 

お昼ごはんは「もり家」という讃岐うどんの有名店で。
山の中にあるが、セルフサービスを極めたような小規模かつローカルなお店ではない。持ち帰りや土産用のうどん、特徴あるメニュー、チェーン展開などで有名(らしい)。
この本店は、古民家風に作ってはあるけれど、特に古くもないし*2、注文はテーブルで、支払いはレジで行うスタイル。
セルフ式に慣れている身としては、少しだけ新鮮。

goo.gl

ちなみに価格は、一般的なローカル讃岐うどん店としては高め。
僕が注文した看板メニューの「かき揚げおろしうどん」で900円だった。街なら小綺麗な(ジャズが流れる)お店の価格ではある。

家族連れ、特に子供と孫を連れている老夫婦が目立ったのも、この価格と、セルフ式ではない点が理由だろう。メニューも多いし、安くて早い食事を求める肉体労働者達もいないし、週末に子の家族を連れて外食するには手軽な店だ。この香川の地では、ガイドブックに載るような店であっても、うどんを自分で湯がき、生姜をすりおろすような店では「娘夫婦にご馳走をする」とはならないようだ。この辺りのハレとケの感覚は、土着民ではない自分には難しい。まあ、そういう店には、幼い孫を連れて行きづらいとは思う。

温かいぶっかけうどん大根おろし、人生初かもしれない。
そこに巨大なかき揚げが乗っている。
小エビ、細切りのさつまいも、玉ねぎ、そういったものがかき揚げを構成している。

うどんはデフォルトの「小」で、十分に量が多い。かき揚げが丼を覆うサイズで厚みもあるから、サイドメニューは不要だった。

というか、昼に食べたのに、お腹が全く減らずに、夕食を抜いたくらいに量があった。
これはもしかして「胃にもたれている」のか。

もたれるくらいの量を食べることができたのだから、まあ良い店なのだろう。ただし自宅からは遠いし、こんなにたくさんのかき揚げを食べたいと思うこともないし、もし食べたくなったら普通のものを2個注文すれば良いので、わざわざ再訪する事も無いだろう。
かき揚げについては、特別だとは思わなかった。普通に美味しい。実家とその周辺がそれなりに高品質かつ多様なかき揚げの“産地”なので、普通では心は動かない。

ともあれ、この「讃岐うどんは何処でも美味しいので、何処で食べるかのこだわりが薄れる」境地*3は、地元民ならではのもの。
僕もその域に近づきつつある。脳にうどんが詰まりつつあるのだ。

 

うどん手帖 (死ぬまでに一度は食べたい!!全国の名店50+α)

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さぬきうどん全店制覇攻略本2018-19年版

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夕方に帰宅したら、暴力的な眠気がやってきた(血糖値?)。
そのまま夕食の時間を完全に寝てしまって今に至る。
一応、野菜ジュースとビタミン剤と豆乳を飲んだが、本当にお腹が空かない。

もっと「バカ盛り」な外食は何度もしているけれど、これはどうした事か。朝は朝で、冷蔵庫に残っていた青菜をスープにして大量に食べただけなので、実質的に炭水化物と脂質は昼にまとめて摂取したことになる。

そして今もまだ眠い。成長期か、ってくらいにいくらでも眠ることができる。どうしたことか。

ともかくまた寝ます。山のほうを探検して、面白い事も、興味深い風景もあったけれど、それはまた後日書く。明日もまた山のほうに行くので、今日行けなかったところも訪れます。

おやすみなさい。

 

粋を食す 江戸の蕎麦文化

粋を食す 江戸の蕎麦文化

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お題「今日の出来事」

*1:高松の街の人達が高地(ハイランド)と呼ぶエリアだ。

*2:天井を見ると、黒く塗った構造用合板が見える。太い梁も「かざり」の部分が多い。

*3:大阪における粉もの、タコ焼き等に近い。つまり味の優劣はあれど、基本的な美味しさは保障されているし、その美味しさの上限下限は狭い。だから熱狂的な「この店でなければ!」は無い。つまり、ラーメンマニア的世界観とは遠い。

トンカツとカキフライと多肉植物

昼に知人と会食をしてきた。だから今日はお弁当は無し。
会食といっても、ちょっと高めのとんかつ屋さんだから、気楽なもの。前々職でお世話になった方が、「美味しい店を教えてやる」と、連れていってくれたのだ。
しかもご馳走してもらった。有り難い限りである。

 

肉の本 今夜は、お肉を食べよう。

肉の本 今夜は、お肉を食べよう。

  • 作者:行正 り香
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家でも作れるし、スーパーマーケットや商店街でも買える、郊外のロードサイドには安いチェーン店もある、ショッピングモールのレストラン街にも専門店はある、だけど、ぱりっとしたお店もある。それぞれの店で、値段なりの間違いの無い美味しさに出会える。トンカツは珍しい存在かもしれない。
似たような食品としては、寿司や蕎麦が挙げられる。ステーキもそうか。ケーキの類もそうかもしれない。
なんだ、僕の好きなものばかりじゃないか。

 

ところで「この店に来たらロースカツを食べなきゃ」と勧めてくれた本人は、カキフライを食べていた。そういえば今年はカキフライを満足に食べていない。
あれは本当に素敵な食べ物だ。
僕の人生においては、忙しくてばたばたしている時期、何かしらの過渡期には、全く食べずに過ごしている事が多かった。生活と精神の安定が無ければ口にできないような食べ物でもないのに(むしろ忙しい時に食べたら元気になりそうだ)ぼんやりと「食べたいなあ」と思っていても、全く出会えない時期がある。

実家ではカキフライを作る時は、かなりの量を用意する。
なんとなく、餃子を作る時のような「今日は特別」な感じがする。質よりも量による特別。
残念ながら、一人暮らしではカキフライを作る気にはなれない。作るのならば、少しの油で揚げ焼きにするか、オーブンを使ったパン粉焼きにするだろう。一人暮らしの場合は、外食で賄うのが一番だろう。

 

カキフライが無いなら来なかった (幻冬舎文庫)

カキフライが無いなら来なかった (幻冬舎文庫)

 

 

とんかつ屋さんに行った以外は、特にこれといったトピックの無い日ではあった。新しい仕事を探して情報収集し、請け負ったパソコン仕事をえいやっと片付けた。
すっかり忘れていたベランダの多肉植物には少しだけ水を与えた。
昨年は、冬場に壊滅寸前となった多肉植物達だが、今年は元気いっぱい。
暖冬なのか、雪が降るような時期がまだ来ていないのかは、わからない。油断大敵だが、できる事といえば、寒波の際に部屋に入れることくらいしかできない。気になるけれど、ここで手を入れると失敗することは目に見えている。我慢が肝要なのだ。

 

多肉植物&コーデックス GuideBook

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  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
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世界の多肉植物3070種

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  • 発売日: 2019/08/28
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お題「ちょっとした贅沢」

8分でできるコーヒープリンと、もう少し時間がかかる今日のお弁当。

今日のおやつはコーヒープリン。

たまご、豆乳、砂糖、インスタントコーヒーを用意して、混ぜて濾して1分の加熱を終えたところで7分。その後に30分ほど保温調理*1をして、粗熱を取ったら冷やして、食べる前には自作ラムレーズンのシロップ*2を垂らして完成。
2時間後には食べることができる。今日は冷やしすぎてしまった。

なかなか美味しくできた。全ての材料を目分量にしてもプリンなら間違いなく作れそう。固さ(舌触り)の調整もできるだろう。

 

 

 

そして今日のお昼ごはんはこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B7XlyePATfa/

  • 鶏肉とローズマリーのピラフ
  • 鶏ささみのスパイス和え
  • プチトマト
  • キャベツやニンジンや紫キャベツの酢漬け
  • イワシと舞茸の酢煮

色合いについては、もう諦めている。
イワシは昨晩煮たものの残り。お弁当に使えるのは今の季節だけだろう。
プリンは8分でできるが、作りおきの品を詰めるだけのお弁当は、もう少し時間がかかっている。朝ごはん作りと並行した作業だから仕方がないのかもしれないけれど、もう少し効率化できるのではないか、といつも思う。
斧を研げば早く伐採できるのにその暇が無い樵の話を思い出す。ちょっと状況が違うか。
とにかく、冷蔵庫に詰まった保存容器からいくつかを引っ張り出して、台所の作業スペースに積んで、ちまちまと詰める作業に時間がかかっている。朝食の後に食卓を使うと早い、と誰かの本で読んだことがあるから、こんど試してみよう。

今日は夕方にはシャワーも浴びて、やることは済ませているので、とても夜が長い。先程まで読書をしながらうたた寝をしていたくらいに余裕がある。
でも夜ふかしはしない。今から寝る。おやすみなさい。

 

レシピを見ないで作れるようになりましょう。

レシピを見ないで作れるようになりましょう。

 
後藤由紀子の家族のお弁当帖 (正しく暮らすシリーズ)

後藤由紀子の家族のお弁当帖 (正しく暮らすシリーズ)

 

お題「今日のおやつ」

お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

 

 

*1:真空保温調理鍋シャトルシェフ。毎日のように使っている。

 

 ところでどうして「シャトル(杼)+シェフ(料理人)」なのだろう。スペースシャトルの頃に売り出されたからか。

*2:ラム酒に少しの黒糖を加えたもの。

マリアさまとブロッコリー

今日のお弁当はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B7VKCSlgLuF/

  • 雑穀ごはん
  • 鶏ささみコンソメ
  • 白菜とハーブの浅漬け
  • トマト
  • 鶏肉とじやがいもと玉ねぎの油煮

白くて茶色い。鶏肉が2種類入っている。
冬場はブロッコリーがあるとお弁当に便利。彩りにもなるし、安いし、調理も楽だ。栄養面も申し分ない。
でも僕はブロッコリーが大の苦手なのだった。出されれば食べるけれど、自分では絶対に買わない。

幼稚園児の時に巨大なブロッコリーが給食で出た。
幼児の印象で巨大だったわけではない。房を小分けにせず、太めの茎ごと1本まるごとお皿に乗っていたのだ。「ブロッコリーは、実は茎も美味しいんですよ」と料理本などで紹介される時の“茎”と、そこから生える花芽全体である*1

もちろん僕は食べることが出来なかった。
マヨネーズも苦手だったから、なおさら無理。

 

 

この幼稚園では、給食を残した子供は、お昼寝の時間が剥奪される。
それだけではない。
食べられなかった料理と共に、大きな聖マリア像の前で正座させられるのだ。親が迎えに来るまで延々と座らされることになる。

キリスト教で正座かよ」とも思うが、とにかく食事には厳しい幼稚園だった*2。他はわりと自由な、明るい気風の園だったのだが。

とにかく巨大なブロッコリーの皿と、その前に、さらに巨大な(2mくらいあった)聖マリア像があるのだ。マリア様は、裸足で蛇を踏みつけている。蛇は悪魔の化身と教わっていた。
前の年までは無宗教な公立保育園に通っていた僕が感じた「宗教の不気味な側面」が、このマリア像だった。

大人になると、海外のイコンやモザイク画やレリーフで、もっと怖い雰囲気の聖マリアやキリストや天使を見る事がある。
でも僕がキリスト教に抱く不気味さの根には、あの日の(ブロッコリーとセットになった)聖マリアさまの像があるのだ。

あのブロッコリーがどうなったのか、全く覚えていない。
口に突っ込んで、トイレで吐き捨てたのではないだろうか。今よりも理性に欠ける人間だったため、無理やり飲み込めなかったと思う。

 

 

同じく怖い神様(とその脇役たち)で思い出すのが、祖父の家の近くにあった仁王像。大きな寺の門に2体立っていた。悪さをすると、兄弟で連れていかれて、放置されたものだ。2人でびいびい泣いていた。
でも仏教の怖いものは、今はその怖さも想像できなくなっている。不動明王や摩利支天も「よくできているなあ」とは思う。ただ、小さい子供が、無条件に怖がる理由をしっかり言葉にできない。「牙が生えているから」「怒った顔をしているから」といった要素以外に、エピソードが無いからだろうか。祖父も父も、地獄か何かに絡めたお話をしてくれた記憶があるけれど、成長すればそんなものは作り話だとわかる。

僕の魂にまで染み付いた「怖いフィクション」は、やはり聖マリア様(とブロッコリー)だ。他は概ね大丈夫。
ノンフィクション部門では、安全帯の無い高所作業や、切れ味が悪くなったカッターナイフが怖い。
それからバウムクーヘンも怖いです。

 

まんじゅうこわい (ランランらくご)

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マリア様がみてる1 (集英社コバルト文庫)

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マリア様がみてる2 黄薔薇革命 (集英社コバルト文庫)

マリア様がみてる2 黄薔薇革命 (集英社コバルト文庫)

 

 

*1:どちらかといえば、今の自分が(もしブロッコリーを好きだったら)こういう食べ方をしただろう。でも断じて、繊細な年長さんに与える料理ではない。いや、料理とは呼べない。

*2:シチューなどは食べ終えた後にパンで拭う決まりだった。半年以上、それができなかった。

桃太郎のプライド

https://www.instagram.com/p/B7SOXQGgG4d/

今日のお昼ごはんは、こんな感じ。

  • 五穀米ごはん
  • 割干し大根の漬物
  • 魚ナゲット
  • 壬生菜のおひたし

「魚ナゲット」は「ととなげっと」と読む。地元スーパーのお惣菜コーナーで安売りしていた。魚介練り製品に衣をつけて揚げたもの、だと思う。西日本では、練り製品を揚げた「天ぷら」が多く売られている。わざわざチキンナゲット風にしているのは若年層へのアピールだろうか*1。衣が外れやすくて、お弁当に活用するのは難しい。冷めても味が変わらない点は評価できる*2

一昨日、鶏肉をたくさん買った。
だから今週は、鶏肉強化週間となる。しかし、鶏ササミの茹で汁を活用してスープを作り、鶏むね肉から外した鶏皮で小さな一品を用意して…と順番に料理をしていくと、他の食材が余りがちになる。困ったものである。

 

空からのぞいた桃太郎

空からのぞいた桃太郎

 

 

ところで今日は岡山県の人と話す機会があった。
岡山人、もしかすると香川県になにか思うところがあるのだろうか。
雑談のなかで「香川には、鬼ヶ島もあるし、猿や雉の出身地でもあるけれど、桃太郎は岡山出身だからね」と言っていた。雑談ではあるけれど、有無を言わせぬ迫力、ここは譲れないぞ、という真剣さを感じた。
桃太郎神社の存在は知っている(よく行くパン屋の近くにある)。鬼ヶ島=女木島、という扱いも瀬戸内国際芸術祭で島に渡った時に知った。でもそんなもの、地元の郷土史家が立てた仮説を信仰や観光資源に取り入れただけではないのか。
一緒にいた香川民も「でもなあ…」と積極的に話をしていた。この瀬戸内海を挟んだ2県では、桃太郎というフィクションはとても大切なものなのかもしれない。
僕は「桃太郎なんてどうでもいいじゃないか」と思うのだけれど、もちろん黙っていた。彼らの誇りは彼らのものだから。
静岡県においても、そういう“郷土の当たり前”はあるのだと思う。咄嗟には出てこないけれど。

 

ヘルタースケルター

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桃太郎は盗人なのか?―「桃太郎」から考える鬼の正体

桃太郎は盗人なのか?―「桃太郎」から考える鬼の正体

 

 

 

 

桃太郎神社は、いつか行こうと思いつつ、いつも素通りしている。
全国的に有名な「オモシロB級宗教施設」なのだが、いつでも行ける場所は後回しにしがち。

 

世界の中心でAIをさけぶ (新潮新書)

世界の中心でAIをさけぶ (新潮新書)

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世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)

世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)

 

 

昨日の牟礼もそう。車ならいつでも行ける場所だが、なかなか行かない。
ちなみに牟礼は「恋愛の聖地」だそうだ。理由は映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地だったから。調べると、16年前の出来事。
聖地というには寂れていたけれど、行政はいつまで看板を掲げるつもりなのだろう。

 

海の武士団 水軍と海賊のあいだ (講談社選書メチエ)

海の武士団 水軍と海賊のあいだ (講談社選書メチエ)

 

 

お題「行きたい場所」

 

*1:個人的には、古臭いものを子供・若者向けにアレンジした食べ物は好きではなかった。小学校時代、給食で伝統的な地元の食材を活用したアイデアメニューが多くて嫌になった記憶がある。

*2:なにしろ中身は蒲鉾のようなものだから

センシティブ庵治町

県外に住む友人夫婦が遊びに来た。
駅で待ち合わせをして、昼食を一緒に食べる*1。2人はこれから瀬戸内の島々を巡り、岡山や倉敷を観光する。初日にわざわざ四国まで来てくれたのだ。

彼らを港で見送った後、ちょっと奇妙な心理状態となった。
簡単に言えば“寂しい感じ”だ。でももう少しだけ複雑。擬音にすると「すーん」である。自分でも書いていてよくわからないけれど、とにかくブルーでグレーな気分になってしまったのだ。

ここ数日、誰かと人生を共にする事を描いたフィクションに多く触れているせいかもしれない。今の一人暮らしに不満は無いし、それなりに楽しくやっているけれど、ぼんやりとした結婚願望じみた気持ちが浮かぶ事もある。
一過性のものではあるのだろう。仲の良い(新婚といってもいい)友人2人を船で見送ったのだから、感慨が心をセンシティブにしてもおかしくない。

 

旅ドロップ

旅ドロップ

 
物語のなかとそと 江國香織散文集

物語のなかとそと 江國香織散文集

 

 

こういう時は孤独と友達になるべし、と僕の人生経験は示す。
下手に明るく振る舞っても馬鹿を見るだけだ。
「すーん」って気持ちを愉しめてこそ、立派な中年男性というもの。

だから庵治町の「竜王山公園」に行ってきた。
瀬戸内国際芸術祭の作品でもある展望台「Watch Tower:ジョン クルメリング」が目的地。
99%寂しい場所であろう、と目星をつけていた通り、本当に寂しい場所だった。
道を間違えたのかと不安になる位に細い山道を登っていくと、綺麗にひらけた山頂に到達する。芝生や遊歩道が整備されているだけ、余計に寂しい。「いいじゃないか」と思いながら、思う存分散歩をして、写真を撮った。

本当はここで、家から淹れてきたコーヒーを飲もうと考えていた*2
でも風が冷たくて、コーヒーなんて飲んでいたら風邪をひいてしまう。感傷に寄り添って身体を壊すわけにはいかない。

だからコーヒーは帰路の車内で飲んだ。
普段の生活圏でも瀬戸内海の風景は見ることができる。でも少し離れて庵治町まで行くだけで、見える景色が違ってくる。
庵治町のある半島のあちこちに採石場があって、独特の雰囲気がある。海の向こうには友人夫婦の今日の目的地である小豆島も見える。
海に向けて作られた凝ったつくりの家は、別荘だろうか。
夕刻が近いこともあって、山頂も海沿いの道も、ついよそ見をしてしまうくらいに印象的だった。

 

 

水野と茶山 上 (ビームコミックス)

水野と茶山 上 (ビームコミックス)

 
水野と茶山 下 (ビームコミックス)

水野と茶山 下 (ビームコミックス)

 

 

センシティブといえば、ここ数ヶ月で買った漫画の3割以上が「センシティブ・ストーリー」であった。漫画の説明文にそう書いてあったから、間違いない*3
なんとなく恥ずかしい。少なくとも、郷里の両親には言えない。「僕は中年になっても、センシティブでキラキラした漫画を読んでいるんだよ」なんて聞いたら、母も父も悲しむだろう。

でもまあ、中年になって、もっさりしたカピバラみたいな暮らしをしていても、センシティブ・ストーリーを消費することはできるのだ、実際の話。

 

 

つめたいよるに (新潮文庫)

つめたいよるに (新潮文庫)

  • 作者:江國 香織
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1996/05/29
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お題「もう一度行きたい場所」

 

*1:当然、讃岐うどんである。

*2:わざわざコーヒーを用意するために帰宅するあたり、我ながら“独り”っぽい。

*3:ジャンルやストーリーに共通点が有るような、無いような。

デイリー/プリン/タイムアタック

生活圏内でお気に入りのプリンが手に入りづらいので、自分で作る事にした。
今は帰宅時刻が17時前と、比較的余裕がある。夕食前にさっと作って、夜か翌日には自分好みのプリンを食べる事ができたら素敵じゃないか。

そのためには速度が肝心である。料理における速度とは、効率と手数の最適化である。思い立った時にぱっと作れなければ、生活に取り入れることはできない。

昨日は豆乳と黒糖のプリンを作った。
加熱工程に至るまでの時間は12分。

今日はコーヒーと豆乳のプリンを作った。
作業時間は11分。

 

https://www.instagram.com/p/B7K7NNsgm3d/

 

昨日の豆乳黒糖プリンのほうが美味しかった。

作り方は以下の通り。
大きめのカフェオレボウル*1に1杯分。普通のプリン容器なら3個はできるのではないか。

  1. 鶏卵2個をボウルに割る。
  2. 砂糖10gくらいと豆乳150〜200mLをボウルに加える。
  3. 混ぜる。白身が見えなくなるくらい。
  4. 網(味噌こし)を通して器に注ぐ。
  5. 表面の泡をスプーンで掬う。あるいは均す。
  6. 鍋に数cmの深さで熱湯を注ぎ、プリンを入れる。
  7. 1分ほど沸騰させる。
  8. 真空断熱調理鍋(シャトルシェフ)に入れて30分放置。
  9. 水で粗熱を取ったあとに冷蔵庫で冷やす。
  10. 半分を取り分けて食べる。

手元にバニラエッセンスの類が無いため、黒糖と豆乳のクセというか風味に頼ってみた。カラメルソース作りを省くためでもある。
豆乳や牛乳がこの量だと、少し固めかもしれない。
加糖練乳や澱粉を加えると、東南アジア風味になりそうな予感がする。

網は味噌こしがちょうど良い。
ボウルに立てかけておけるし、目詰まりもしない。
茶こしならば、100均の安物でなければ詰まってしまうだろう。
玉子の比率を減らし柔らかく仕上げるのならば、器からボウルに一旦戻して、2回目の濾過をするほうが滑らかに仕上がるのかもしれない。

 

世界一親切な大好き!家おやつ 主婦の友生活シリーズ

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サーモス シャトルシェフ KBC クッキングブック
 
シャトルシェフ生活のすすめ レシピ集

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1日目は調子に乗って全部を1回で食べてしまった。
美味しいし、プリンなので抵抗なくお腹に収まる。ただしその後、かなり長い間、食べ過ぎた感覚が続いた。特段の理由*2が無ければ、半分でも市販品以上の量で満足できる。

プリンのコツは、卵液が固まる温度で、できるだけ穏やかに加熱することだ。だからシャトルシェフの得意分野である。特に大ぶりの容器を使う時は安心かつ省エネルギー、そして確実に滑らかにできる。

ただし加熱に関しては、普通に蒸してもできるし、炊飯器などを活用したレシピもある。要は固まればいいのだから、好みの方法で作れるはずだ。

 加熱中に洗い物(ボウルと泡立て器)を済ませ、お茶を淹れても20分はかからない。気が向いたら自分で作ることができる、という事実はとても心強いものだ。

 

もちろん今日はプリンだけ作って過ごしていたわけではない。
昼には高松の中心街にでかけ、前職の同僚たちと会ってきた。近況を伝え、食事をする。書店とスーパーマーケットにも行ったし、図書館に本も返した。

雨と雲で暗くて寒い1日だった。でも、元同僚とも会えたし、プリンの自宅制作スタイルも確立したし、まずまずの休日だったと思う。

 

白崎茶会のあたらしいおやつ 小麦粉を使わない かんたんレシピ

白崎茶会のあたらしいおやつ 小麦粉を使わない かんたんレシピ

  • 作者:白崎裕子
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  • 発売日: 2016/12/13
  • メディア: Kindle
 

 

お題「マイブーム」

*1:特にバターや油は塗っていない。料理の本だと、プリン型には何かしら塗るものだが、滑らかな陶器なら省けるようだ。

*2:ストレス解消とか。

映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」

 


『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』予告編

宇多津の映画館で、映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」を観てきた。

心に残る作品はいくつもあるけれど、おそらくこの映画は生涯を通じて上位に留まり続けるだろう。感想は上手く文章にできないけれど、映画館を出てから1時間以上経っても、脳や身体が変な感じだ。

前作「この世界の片隅に」も傑作だった。
原作から時間の都合で切り離された部分を足した*1作品が、この映画。ただでさえ奥行きがある作品が、新しいシーンの追加で陰影を深めたように思える。

前作で感動できた人なら、ぜひ観てほしい。
たぶん、物語の陰影、立体感を強く感じ取ることができるから。

前作を観たことが無い人は、レンタルなり動画配信なりで観て欲しい。別に観なくてもかまわないのだが、創作物の面白さを楽しむのなら、両方を体験するのが一番だと思うから。ディレクターズカットや完全版とは違う、ひとつの原作を元とした(そしてかなりの部分を共有した)全く別の作品を楽しめる機会は滅多に無い。

 

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事

  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: Prime Video
 
小説 この世界の片隅に (双葉文庫)

小説 この世界の片隅に (双葉文庫)

 

 

前作は静岡に住んでいる時に観た。
今回は、四国で観ている。物語の舞台となった広島や呉にも行ったことがあり、瀬戸内海の風景や言葉にも馴染みがある。だから楽しめた部分も多いと思う。
自分の境遇といえば、僕はここ数年、人生の岐路が連続で発生し過ぎている。年齢的な事もあり、最近は「思うように行かないことばかりの人生だ」と考えることも多い。単純な絶望も達観も後悔もなく、それなりの納得や感慨と共に生きる毎日だ。この素晴らしい映画に共感する理由のひとつだろう。

あと1回は、劇場で観たい。
こうして日記を書きながらも、特大のため息をついてしまう。ここまで強く“持っていかれる”映画も珍しい。

 

 

この世界の(さらにいくつもの)片隅に 公式アートブック さらにいくつもの増補

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2019/12/07
  • メディア: 単行本
 
「この世界の片隅に」さらにいくつものサウンドトラック

「この世界の片隅に」さらにいくつものサウンドトラック

  • アーティスト:音楽:コトリンゴ
  • 出版社/メーカー: フライングドッグ
  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: CD
 

 

*1:だけではなくて、細かい変更もある。